記憶喪失


空白から

再び

返り咲く

その度に

きっと記憶喪失さ

おれは凄まじい寝癖で

目が覚めた

でもこの部屋には鏡が無いから

そんな自分だと気付かない

ぼんやりと

窓辺から射し込む光に

目に映るもの以外の意味を見出せたら

自分にも

まだやるべきことが残されているかもしれないなんて

勘違いしてまた始めるのだろう


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