全滅へ


全滅させられてしまった

おれの夢が

まるで何処かで

打ち合わせでもしていたかのように

蟻の巣ころりのように

おれの夢が………

何しろ一斉に殺されて

おれが近寄った時には

既にひゅーひゅーとかろうじて呼吸していて

死んでしまった

「おいっ、しっかりしろよ」

おれは叫んだ

触るとおれの夢はもう冷たかった

死後硬直が始まったのだ

全くやりきれないよ

こんな夜には寿司でも派手に叩き潰したい


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