腐食する思い出
おれは
もう二度と
ここへは戻って来ないだろう
ほんの少し
立ち寄っただけだから
機会があれば
またね
そう言い残し
でも
おれは知っている
もう二度とここへはやって来ないということを
さようなら
けして振り返らずに
あとにした
そして遥か遠い場所を目指すのだ
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