第十八節:姫様待遇
朝の光が差し込むと、大体目が覚める四時頃には一度目が覚めた。
が、やはり早すぎると思いもう一度寝るためにベッドにもぐりこんだ。
そして二度寝に入るのである。
◆ 私『セリア』視点
そして私は起きた時計は朝の八時を指していた。
とりあえず
ドレスではあるが動きやすさを重視して作ったドレスである。
洗濯物が溜ってきたな、一度どこかのタイミングで洗わねばと私は思っていた。
◆ 私『ウィオラ』視点
私はそれから少しして、起きるのである。
時間は時計で、朝の八時半なのであった。
今日は先に挨拶がやってきた。
「おはよう『ウィオラ』ちゃん、ぐっすり眠れた?」と。
振り向いて、「おはようございます『セリア』さん、おかげさまでぐっすりと眠れました」と返答した。
そして質問が来る前に聞くことがあったので聞いた。
「そろそろ洗濯物溜まってきてないですか? どこかのタイミングで洗い物しませんか?」と聞いた時であった。
“コンコン”とノック音がした。
男性陣かと思ったが早すぎる。
「着替え終わってるから対応するわ」と『セリア』さんが対応することになったので私は起き上がって、着替えを急ぐことにした。
◆ 私『セリア』視点
私はドアを開け対応にかかった。
「はい、どちら様?」と。
すると、「ランドリーサービスです何か洗濯ものは有りますか?」と女性クルーがやってきたのだった。
「かなり、ありますがイイですか?」と反射的に答えてしまっていた。
「『ウィオラ』ちゃん、ランドリーサービスが来たヨ?」と私はいってからランドリー用の大袋を二つ受け取って。
「しばらくお待ちください」と私はいうと中に入って行った。
◆ 私『ウィオラ』視点
袋の一つを受け取った私は袋を確認した。
一等用ランドリーサービスと袋にはスタンプが押してある。
まあいいかと思い、ボンサックから取り出すと入れ替え始めた。
昨日着ていたドレスも一緒に入れてしまった。
因みに今日の服装はドレスではないが白のワンピースでありコルセットでウェストを固定、そこにベルトポーチを固定してある。
『セリア』もランドリー大袋に詰められるだけ詰め昨日のドレスも一緒に入れていた。
そして私からランドリーの大袋を受け取り、自分の分と一緒に女性クルーに渡したのであった。
◇
実はこの時、隣の部屋にも男性クルーのランドリーサービスが行っておりことは同時に進行していたのであった。
男性陣は『セリア』かな? えらく手回しがいいなといいながら洗いに出したのであった。
朝食の時にでも聞くかということを『ウィーゼル』がいったくらいであった。
そして朝食に行くため部屋を出て合流したのであった。
朝食は朝の九時からとなっていたのである。
歩いているときに聞く話題では無いなと思った『ウィーゼル』が口にしなかっただけである。
◇
五分早く着いてしまったが、即テーブルに案内されたのであるテーブルは変わっていないのであった。
そして『ウィーゼル』が「そのさっきはすまなかった、気を使わせちまったみたいだったな」と『セリア』に
『セリア』の返答は「何に?」であった。
「ランドリーのことだ」と『ウィーゼル』にいわれて、『セリア』は答えたのである。
「そっちにも行ったの?」と。
「でわいったい誰が?」と『ウィーゼル』がいった。
私は何が起こっているのかよく知らなかったせいもあり、話題について行けてなかったのである。
そこで『セリア』がこっちを向いて、初めてその話題を口にしたのであった。
「『ウィオラ』ちゃんのお父様ってどんな仕事をしているの?」という質問がやってきた。
「難しい仕事をしているらしく、父は仕事の話を家ではしませんのでよく分かりませんが、父の部屋には交通関係の難しい本がたくさんあります」といったのであった。
交通関係の高位の人には通りが良いという話は姉から聞いただけであり、今回は高位の人
但し、私は少し聞いてみただけ程度の事ではあったが、実際に起きていることとしては『テッラエ』家
詰まりオシュル商会としては店長クラスに話は通っており、神様どうか良いご
「詰まり、詳しくは知らないということね」と『セリア』はいったのであった。
「はい。何かあったんですか?」と逆に聞いたのであった。
「んー、私にもよく分からない」とは『セリア』の返答である。
「まるでお姫様が乗ってる、というような対応なんだが?」と『ゲルハート』が聞き返した。
そして朝食が始まったが、給仕はしっかりと専属で付いたままだった。
そして、今日は特等の客もテーブルにはついて居たが、そっちには給仕は居なかったのであった。
給仕が居るテーブルは、一等船室用一番卓だけなのであった。
そして出て来る料理は全て、特等を通り過ぎ給仕の居るこのテーブルを最初に始まる上にワンランク特等と違う料理がチョイスされてる上に他の一等とはすでにツーランクは違う物が出て来ていたのである。
朝食にも「食前酒でございます。どうぞ」と給仕自ら厳選したようで、給仕は自信をもって船長命令をこなしているだけであるのであった。
料理のランクはテーブルに余程近づかなければわからないレベルであるのが、唯一の救いであった。
サービスに関しては天と地とであるが特等の客はそういうのに
それに、他の一等のテーブルとは少し離れており給仕さんが見える程度で他はよく見えて無いのであった。
それに一番テーブルということもあって、誰か
特等の客は宝くじに当たった市民の家族であったので、最初の日はルームサービスだけで全て済ませていたのであった。
第三章 第十九節へ
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