時代おくれ

1999年11月29日朝7時頃、A班のメンバーたちが乗っている専用機がドバイ国際空港に到着した。


専用機を降りたメンバーたちは、特大バスに乗ってディラ(アル・ラス)地区にあるドバイ国際本社のオフィスビルの建設現場へ向かう。


A班のメンバーたちは、午後1時まで現場視察のお仕事に取り組む予定である。


現場に到着後、早速仕事に取りかかった。


緑十字の安全第一のヘルメットをかぶっているメンバーたちは、設計図を広げて現地の大手ゼネコンの駐在員さんたち6人と下請け会社のスタッフさんたち6人と設計事務所のスタッフさんたち6人と一緒に作業状況などの確認を取る。


午後1時に予定を終えたA班のメンバーたちは、特大バスに乗ってイブン・バトゥータ・モール(ショッピングモール)へ向かう。


時は、午後2時頃であった。


ところ変わって、イブン・バトゥータ・モールにある世界一美しいスタバにて…


店内の大きめのテーブルにB・C・Dの3班のメンバーたちがA班のメンバーたちの到着を待っている。


A班のメンバーたちは、2時10分に到着した。


午後3時から第2回目のイワマツグループの全体会合を開く予定であるが、予定よりも早く到着できたので、30分繰り上げて会合を始めることにした。


「えー、それでは全班のメンバーがそろいましたので予定よりも30分繰り上げて第2回目のイワマツグループの全体会合を始めます。」


大番頭のごあいさつのあと、全体会合が始まった。


会合のメインは、サーシャさんのランジェリープレタとポムじいさん方のワイナリー農園の2000年の活動方針のご報告である。


テーブルに置かれているトールサイズのマグカップが伏せられた状態でナプキンの上に置かれている。


サーシャさんのランジェリープレタは、これまでは中欧地域とウクライナ・ベラルーシ・ロシア(主にモスクワとその周辺の地域・サンクトペテルブルグとその周辺地域)と旧東ドイツ地域の貴族層や高級層の女性及びその地域にツアーで来た中国人ツアー客向けに販売していた。


2000年からは全世界に一般向けに販売することが決まった。


遅くとも2000年9月30日までに製品を完成…10月中旬をメドにアメリカ合衆国の通販専門チャンネルでオンエア…同じ内容をインターネット動画で全世界に配信する…と言うことである。


つづいて、ポムじいさんのワイナリー農園について…


ポムじいさんは、2000年のボジョレーヌーボーの解禁日に1900年から寝かしているワインを解禁することを発表した。


ナチズムの戦禍を乗り越えた100年もののヴィンテージワインで、プレミアム級の値段がつくと予想されるとポムじいさんは報告した。


つづいて、大番頭はんからイワマツグループの財務状況が報告された。


会合は、40分間つづいた。


「以上をもちまして、第2回目のイワマツグループの全体会合を終了いたします…このあとは、ティータイムに入ります。」


端にいる6人の店員さんたちは、メンバーたちに入れるコーヒーの準備をしている。


会合終了5分前に、バリスタの店員さんが豆から挽いたコーヒーをドリップに入れてじっくりとおとしていた。


会合終了時に、ドリップコーヒーができあがった。


5人の店員さんは、冬の新作スイーツをていねいにお皿に盛り付ける。


バリスタの店員さんは、個々のマグカップに挽きたてのコーヒーをていねいに入れる。


全メンバーたちに行き渡ったあと、ティータイムに入る。


このあと、メンバーたちはコーヒーをのみながら雑談をしていた。

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