お迎え特殊課の火車~武蔵野台地の何処かに出現~ カクヨムコン6 【短編部門に参加してます】

作者 水守風火・(元森園)

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★★★ Excellent!!!

この短編は「火車」という妖怪を軸にしています。

原典を知る人々からは、現代風のアレンジが楽しいという評価をいただいています。

しかし妖怪に疎い評者は原典と比較できません。

原典を知らない評者の目にとまったものは、猫の気まぐれさ。

猫って気まぐれだから、お仕事するとこうなるよね。という、なんとも憎めないかわいらしさがあるのです。

「火車がかわいい?」とおっしゃる向きもあろうかと思います。でも実際にかわいいんです。

そんな愛されキャラを愛でてください。でも、会いたいからと現世で罪は犯さないように。

★★★ Excellent!!!

 罪人を迎えに来る妖怪・火車の物語ですが、この火車の描写に惹かれます。

 天の裁きを待ってはいられぬ、そんな大罪人を引っ立てる存在であるから、本来は怖い妖怪なのですが、恐怖とは無縁です。

 車はワゴン車に、雷鳴はステレオに変わっている、カルいという素印象を受けるキャラ設定など、原典を踏襲しつつ現代的にアレンジしている点で、恐怖感はありません。

 けど、それを大衆への迎合かといえば、決してそんな事はない、と私は断言します。

 原典の火車に対し、人間が懐く感情は恐怖ではなく畏怖であり、その畏怖は残されているからです。

 恐怖を掻き立てず、穏やかな気持ちにさせられつつも、童話を読んだような教訓を得られる畏怖がある…正に文芸、物語です。

★★★ Excellent!!!

妖怪ものと言うのは、なんだか小難しそうで私は全然読まないのですが、こちらの作品はとってもポップで大変読みやすいです。

文献の火車の様子はしっかりと踏襲しながらも、雷鳴はラジカセだったり乗り物はワゴン車だったりと、現代版アレンジが素晴らしい。
猫でかわいい火車のストーリーを楽しく読んでいくと、知らず知らずのうちに妖怪について勉強出来てしまうような、お得な作品に仕上がっておりました。

★★★ Excellent!!!

閻魔王の裁きすら不要とする重罪人を迎えにいく化け猫の火車。
久しぶりのお迎えを言いつけられたが……。

冒頭からかなり雰囲気が出ていて、火車が夜空を駆ける情景が頭にイメージできました。
確かに時代が変わって、彼女の仕事の質も変化して……とても面白い内容でした。
設定は死者の迎えですが、暗くなくて読了後も穏やかな気持ちになりました。

★★★ Excellent!!!

#RTした人の小説を読みに行くのタグから来ました。改めまして石川じろうです。

自分は妖怪の類が結構好きで、その中でも猫系……猫又や化け猫、化け猫遊女や、もちろん火車猫なんかも大好きです!
ちょっとだけ野太い女性の声が頭に浮かびます笑

ネコミミ美少女フィギュア……現実に付喪神になって動き出したらかなり話題になりそう。
このお話が続くとしたら、他の獄卒も登場させてほしいですね……。

★★★ Excellent!!!

火車ってもっと怖いイメージがあったんですが、これからは火車って聞いたら「もっふもふ」っていう言葉がまず頭に出てくると思います!
重罪を犯した遺体をあの世に連れて行く火車は妖怪ですが、健気でなにより話し方に癒されます。
1話で完結なのでするっと読めますし、それでいて火車がカワ(・∀・)イイ!!

もう、ぜひ!読んでください!

※悪いことはしちゃいけませんね!

★★★ Excellent!!!

亡くなってしまった人間の魂を迎えに行く火車という妖怪がこの物語の主人公です。
主人公が妖怪ということで、妖怪が出てきてゾクゾクといった類のものではありません。
彼女はお仕事をしようとしています。

果たして彼女は無事仕事を完了させられるのか!?

3、4分でサクッと読める文字数でちょっとした空き時間の読み物にピッタリ☆
妖怪好きの人は特に楽しく読めるのではと思います!