奈落の神の福音

作者 J@オルカ船上特別市

世界最後の呪術師による快解決劇!

  • ★★★ Excellent!!!

舞台は二十三世紀、進歩した科学を享受する都市——オルカ船上特別市。

主人公は日本探偵局オルカ支局監察課、百目鬼由佳。万丈な過去の持ち主。
彼女が監察するのは満月色の双眸で赤髪の呪術師兼探偵、江破 鏡子。

オルカ船上特別市はでは今日も明日も事件が起こる。その大小の事件に主人公たちは赴き、解決していく。

第一章の主人公と江破 鏡子が初めて顔を合わせる事件「市長秘書殺人事件」から、この作品の特色が大いに溢れ出している。

個性的な人物たち、無駄なく必要十分な情報が頭に流れるよう配慮された文章、そして明快な解決劇。呪術師の力で事件が解決されていく過程は鮮やかで読む者を魅了する事間違いなし。

また題名にもなっている「奈落の神の福音」という単語の謎も、話が進むに連れて徐々に背景が浮かび上がってくる。その謎に誘われたら最後、この物語から目が離せないだろう。

これは「呪縛と宿命を背負った女」の物語……「超科学の時代を、人類はどう生きるか」そして「世界最後の呪術師を、我々はどう生かすべきなのか」——その人生は……。それは是非あなたの目で見届けてください。

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