第178話 戦さ場の後始末
「お前が魔弾で吹き飛ばした
そこへ、半笑いのレナードがやって来る。
「そりゃそうだろうぜ。
「何だ、残念な知らせってその事か」
「何だジム、もっと悔しがっても良いんだぜ。ゴブリンとは言え、色付きの
「アレは別に……」
ジムはそう言いかけて、ワシに視線を向ける。
ワシは、タダ肩をすぼめて視線を返す。
「フッ、アレは別に、
「ハッハッハ、ソイツは良い。町からは少し離れてはいるが、来年トウモロコシでも植えて見るか。ハッハッハ」
オーウェンは満足そうに笑い、悔しがら無いジムに、レナードは少々悔しがっておる。
その後町民総出で、町の外に無数に転がるゴブリンの死骸を処理する。
そして原油をかけて火を放ち、灰に成るまで待ってそのまま埋める。
そう言う手順で処理する事が決まった。
なに分、数が多いからな、さすがに放置してコヨーテに処理を任せるとはいかん。
皆、疲れ果てて居るが、黙々と作業する。
当然、ワシもジムもそれを手伝う。
そして夕刻、
「はぁ~、さすがに疲れたぜ~」
そうジムがため息を
「ジムさん、ドウマさん、助かりました。あとは
「はぁ~……だ、そうだぜ、旦那♪」
「うむ、ならば、お言葉に甘えよう」
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