優しい世界のなかで、優しい人々のなかで。
美しい物語が展開していきます。

誰かを幸せにする魔法を探す彼女は、皮肉なことに黒魔法の持ち主らしい。

自分に自信を持てない少女は、異世界でいろいろな人びととめぐりあい、成長していきます。

手記のような形式だ書かれた物語のなかで、どっぷりとこの世界を味わってください。

きっと、あなたの精霊獣も待っているかもしれません。

フォローいただいたご縁で、この物語に出会いました。
更新分まで読み終えましたので、レビューさせていただきます。

この物語は、優しい世界観をゆっくりと楽しむことができる作品です。
昨今、展開の早い物語が好まれる中、一つ一つの要素を丁寧に描写し、それを飽きることなく読むことできるその表現力は、月並みですが凄いと思いました。

じっくりと異世界を楽しむことができるこの物語。今後の展開を楽しみにしております。
他の皆様も是非読んでみてください。

衝撃的な一話から始まり…

気付けば、すごく優しい優しい世界感と、登場人物達に、心地よさを覚えている自分がいました。

読めば読むほどおもしろく、癒される物語です。

これからは、いよいよ冒険パートに突入しそうです。
ますます目が離せない！

そんな優しい物語に
キミも、没頭してみない？

このお話を通して読んで、印象深いのがひとつ。
それは主人公のハルカの「優しさ」でした。
物語が動くとき、そのきっかけの多くはハルカの見せる優しさがキーになっています。

誰かを幸せにできる魔法を使いたいと願ったり。
世間から冷たくされている人と交流したり。
敵対している相手を心配したり。

そんなハルカを中心にした物語だからこそ、この物語はときに残酷な一面を見せようとも、全体に流れる雰囲気は優しくて温かいのだと思います。
物語が終わったその後も、彼女たちの幸せが続くことを願い、そしてきっとそうなるだろうと信じています。

この物語の始まりは、ショッキングな出来事。
ですが、最初から最後まで、優しさに包まれたお話です。
目を背けたくなるような残酷なことも、腸が煮えくり返るような怒りを感じることも、この物語の中にはあります。
でも。
思わず吹き出してしまうようなことも、ニヤニヤが止まらないようなことも、熱い想いにジンとしてしまうことも、この物語にはたくさんあります。
細部にまで精緻に創り込まれた世界観は、是非ともこの目で見てみたいと思わずにはいられない美しさ、可愛らしさ。
そして、なんと言っても、個性が際立つ魅力的な登場人物たち。
それぞれに背景があり、信じるものがあり、時に迷ったり悩んだり。間違ってしまったり。
それでも、最後には一番大切なことに気づいて、より良い方へと進んでいく。
主人公であるハルカちゃんとともに。
わたしは、この物語と出会えて本当に良かったと、思いました。
ハラハラ、ドキドキ、ニヤニヤ、ホッコリ、しつつ。
読後の幸福感を、みなさまも是非、味わってください！