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おやすみなさい……/Hope
眠れない夜に恐怖が襲う 零れ落ちる涙を拭って星空を見上げる
助けを求めても誰も助けてくれはしない 何故だかわかるかい？
助けを求めているということは 助けを必要としているってこと
今までの人生で何を学んできたんだい？
お腹が空いたとき 単純に感じる絶望感にまた襲われる
あんたはまたしても周りを見回して助けを求めている
助けを求めることはいけないことじゃない でも根本的な解決にはならないんだ
全てを遣りつくした人生 反対のことをしてみる勇気はまだあるかい？
多くの人間が幸せを求めて逆立ちしている そして真直ぐに進もうとする
真逆のことをしているから 幸せはどんどん遠のいていく
あんたには考える頭があるんだろ？
あんたは一体何処から来たのさ？ 周りには何が見えるのさ？
科学はこれからも 何処までも進化していく
でもオレたちの哲学は もっと先をいっていたんだ
答え合わせの時間は決して無駄じゃない
正しい答えだけを知っていても意味がないという人間はいる
人はいつだって批判したがり屋なのさ
助けが必要なときこそ 自分以外の誰かを助けてみるんだ
欲しいものを追いかけてはいけない 犬だって追いかけられたら逃げ出してしまう
涙を流して顔をくしゃくしゃにして苦しんだあと
身体中の力は全く残っていないから脱力ができるんだ
周りを見渡せば人だかりばかり 彼らを批判するんじゃなくて止観するのさ
自分だってあいつだってみんな同じ人間だから
そう思えば少しだけ優しくなれる
激しい衝動がきたら少し待てばいい
すべてはいずれ消えていくから
難しくなってきたら昼寝をすればいい
大好きなゲームも今日はお休みでいい
理解できないことが少しずつ理解できてくる
忘れることは諦めることとは違うのさ
一休みしたからって何も失いはしない
夜になれば暗くなるけど 眠れなくなって朝を待つこともいい
いいと思えるのならばそれでいいんだ
一人になることに理由はいらない
でも一人になることで 大人になれるかもしれないって
そう考えられるならそれはそれでいい
生きていれば いつかいいことがあるかもしれない
でもオレたちが生きているってどうしてわかるんだい？
長い夢を見続けているだけかもしれないだろ？
死んだときに初めて答えがわかるのさ
長い長い話もいつかは終わる
終わったあとに答えを見つければいい
だから今は生きているだけでいい……
明日の朝も生きるために 今夜は眠りに就くんだ
おやすみなさい……
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