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目次
逆流/HOpe
少し寒くなってきましたね
朝起きると 息が白いことに気がついたんだ
窓の外の景色が 少しずつ少しずつ 変化していく
見飽きた通りの景色さえ 気づかない程度に 変化していく
世界が 地球が 宇宙が 今日も変わりなく動いていることを教えてくれる
繰り返される白い日々 空虚に満ちた 無機質な白い日々
夢に描いた虹色の日々 美しくも笑い声に溢れた 満ち足りた虹色の日々
流れを変える 流れは変わる 流れが天に向かって逆流する
駅で誰かの肩が当たった 悪態をつく相手に乱されそうになる心
期待していたことに期待を裏切られた 「何故……」 その言葉だけが頭を占領し続ける
謂れのない汚名を着せられた よくあることだと言い聞かせ 暗い夜道をひとり歩く
駅で誰かの肩が当たった 会釈を返して肩を竦めてやり過ごす 相手の幸を祈ってみる
期待していたことに期待を裏切られた 十倍良いことが起こるのだろうと次回に期待する
謂れのない汚名を着せられた これで誰かが救われた 空を仰いで笑いながら踊ってみる
今日は良いことがあるんじゃないかって そんな気持ちで 窓の外を見たんだ
流れが変わった 流れは変わっていた 流れが天に向かって逆流する
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