#詩コン 首
見いだせない輪郭を綴る名前がある、きっと目の前にも描き切られて
盲目のひの想ひ出を呑み込みましょう。また焔は灯りましたでしょうか
墓場とも揺籃とも知っていて、アクアマリンの造花を捧げては乱れる
大事なものとしてここで一旦、悲願行き遊覧飛行船に乗せましょう
つまらない君は現し世を一巡り イロうせた唇で数え唄を揃えたとも
二丹、飲み下しても、逆さま池の蓮の子種は不死鳥へ孵りましたから
荒縄のチョーカーは命の片隅を模し 共に光り増す花盛りの魂動
犬も食わない恋恋を少し剥ぎ取り半分こに、
案山子に着せる死に化粧は鮮やかに薫る暁光で在りたかったのに
笑っているのか 泣いているのか わからないまま 力を抜いた
足並みは乱れても眼差しを併せたまま楽に洛に準えては往くだけでした
ほら、僕だけのアリスとなる、頬紅の、その君の、合言葉を手探りながら
在りし日の光が見当たらないけれど浅ましい誰そ彼の影日向を振り返る
あゝ君に抱かれているのだ。そして胸に愛してるだなんて今更にやさしく
溢れ返る線上にとぐろを巻くその旨をどうか神様、待ち人にお伝えください
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