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2020年7月21日 09:24
【評価されるべき作品に、感想爆弾を投下します】企画に参加いただきありがとうございます。 感想爆弾を投下しにきた感想爆弾を投下しに来た……わけではないのですが……。 気になってしまう点が多く、本来であれば参加要項に従って参加取り消しにしようと思ったのですが……カクヨム甲子園に応募されているということは高校生なんですよね。頑張ってる子は応援したくなっちゃう。お兄さんは応援してるよ。いいかい、おじさんじゃなくて、お兄さんだからね? テーマは臓器移植。臓器提供者は、自分の死後に顔も知らない人に臓器を与える。見返りは求めない。完全なる無償の奉仕、人助けです。そして主人公は好きな女の子のために身を捧げる決意をする……、というお話でした。 読者のミスリードを誘うミステリ的な手法も用いられていて工夫が見られました。自分が書いて満足するだけではなく、読者を楽しませようとする姿勢があって好感が持てました。(【この時間帯に彼女の父親が仕事帰りに通る】と【ゆっくりと彼女の父親に近づいていく】だけで、十分にミスリードを誘えると思います。【彼女の父親が彼女の適合者であることを】を入れるのはアンフェアじゃないかなぁ。結末に関係無いから) 主人公の健気さが胸に迫ります。献身は美しいテーマです。(自己犠牲とも言える。厳密には違うニュアンスなのだろうけれど、この感想の中では似たものとして扱います)なので、できれば【クソみたいな】は別の言葉に置き換えてほしいなぁ(笑) 献身といえば、「水の都の護神 ラティアスとラティオス」というポケモンの映画はご覧になったことあるでしょうか。ヴェネツィアをモデルにした街が舞台で、献身が鍵になる話でした。 以下は、ちょっと気になった点。(「直してね」と押し付けるものではないです)・【地震や火事などの震災】→【震災】というのは、強い地震によって引き起こされる災害なので、火事は含まれません。「地震や火事などの災害」でいいと思います。・【小さな病室で僕の愛する人がいる】→「小さな病室に僕の愛する人がいる」または「小さな病室で僕の愛する人が眠っている」でしょうか。・【突然倒れたのが原因】→原因は心臓病であって、倒れたことが原因ではないと思うのですが……。倒れたことで頭部にダメージを負った場合は、倒れたことが原因と言えると思います。・【例えそれが彼女がどれだけ悲しんでも】→【それが】という主語で始まり、途中で【彼女が】と新たな主語が挟まれているので、主語・述語の関係がねじれています。【それが】を主語にするなら「たとえ、それが彼女をどれほど悲しませるとしても」(【それが】を無くしても意味がとおるし、文がスッキリします)。【彼女が】を主語にするなら「たとえ、彼女がどれほど悲しもうとも」になると思います。・【間違いなく死ぬ】ということは、主人公は死に至るわけですよね。おそらく、事故にあった主人公が病院に担ぎ込まれるも心肺停止から死亡に至る……というタイプの死に方を想定されていると思います。臓器移植の関連法を見ると、心臓を移植できるのは脳死後のみです(僕も詳しくありませんが、心臓は動いているけれど意識が戻る見込みはない状態でしょう)。心臓停止後は、心臓を移植できないそうです。僕も調べてみて初めて知ったんですけど。 参考URL:https://www.jotnw.or.jp/faq/detail.php?id=17(日本臓器移植ネットワーク)・臓器に損傷が出そうな方法をわざわざ選ばなくても……。例えば、自宅に家族が帰ってくる時間に合わせて首を吊った方が心臓を移植できる可能性が高まる気がします。いや、そもそも自殺を図った人から臓器移植って行われるのかな……。主人公があれこれ考えられる歳ではなく、それでも献身しようとする話なのであれば、それはそれでいいのかもしれませんが、全体を読んだ感じ、そこまで細かく設定されているようには見えないなぁ。・小説を書くにあたって、下調べというか取材というか、そういう作業は必要になります。特に、今回のように現実味をもたせたい話であればなおさら検証が必要かもしれませんね。 というわけで、感想は以上です。爆弾と言えるほどの文量ではありませんが……。 気になる点をいくつか挙げましたが、リュウタさんの小説がよりクオリティの高いものになるように願って、本作を読み込んで書かせていただきました。ダメ出しのつもりではないので、「へぇ、そういうところ見る人がいるのかぁ」と思っていただければ幸いです。可能であれば、原文ともう一度向き合っていただけたら嬉しいです。一生懸命に書こうという姿勢と熱量は、作品をとおして伝わってきました。応援しています。 リュウタさんの他の作品、恋愛物が多めなんですね。僕は、恋愛物は全くと言っていいほど書かない(たぶん書こうとしても上手く書けない)ので、ちょっと羨ましい。
作者からの返信
単語や文脈等の訂正本当にありがとうございます!脳死でないと心臓移植が出来ないというのはリサーチ不足でした。大変申し訳ないです……主人公が心臓停止で死んだ場合、心臓の移植が出来ない。主人公が自殺等で死んだ場合、ミスリード+物語の展開が変わってしまうので少し物語を変えるのに時間が必要になります……すみません。最後に感想爆弾をするほどの作品ではなかったのにも関わらず、沢山の訂正評価ありがとうございました!今後も私の時間が許す限り投稿をしていきたいと思っているのでよろしければまた企画に参加させてください!!
2020年7月19日 13:22
ベット脇に管と繋がっている簡易トイレがある→寝たきりなのであれば「簡易トイレ」は使わないのではと思いました。袋とかではないでしょうか。たぶん。学校の話題を降っても黙ったまま。→振っても おおお。想像できなかった。現実では死刑になるためにはものすごく時間がかかるので、難しいですが、物語としては面白かったです。
読んでいただきありがとうございます!確かに簡易トイレ、という表現では語弊を産みますね。表現を変えました!誤字訂正本当にありがとうございます!助かります!
【評価されるべき作品に、感想爆弾を投下します】企画に参加いただきありがとうございます。
感想爆弾を投下しにきた感想爆弾を投下しに来た……わけではないのですが……。
気になってしまう点が多く、本来であれば参加要項に従って参加取り消しにしようと思ったのですが……カクヨム甲子園に応募されているということは高校生なんですよね。頑張ってる子は応援したくなっちゃう。お兄さんは応援してるよ。いいかい、おじさんじゃなくて、お兄さんだからね?
テーマは臓器移植。臓器提供者は、自分の死後に顔も知らない人に臓器を与える。見返りは求めない。完全なる無償の奉仕、人助けです。そして主人公は好きな女の子のために身を捧げる決意をする……、というお話でした。
読者のミスリードを誘うミステリ的な手法も用いられていて工夫が見られました。自分が書いて満足するだけではなく、読者を楽しませようとする姿勢があって好感が持てました。(【この時間帯に彼女の父親が仕事帰りに通る】と【ゆっくりと彼女の父親に近づいていく】だけで、十分にミスリードを誘えると思います。【彼女の父親が彼女の適合者であることを】を入れるのはアンフェアじゃないかなぁ。結末に関係無いから)
主人公の健気さが胸に迫ります。献身は美しいテーマです。(自己犠牲とも言える。厳密には違うニュアンスなのだろうけれど、この感想の中では似たものとして扱います)なので、できれば【クソみたいな】は別の言葉に置き換えてほしいなぁ(笑) 献身といえば、「水の都の護神 ラティアスとラティオス」というポケモンの映画はご覧になったことあるでしょうか。ヴェネツィアをモデルにした街が舞台で、献身が鍵になる話でした。
以下は、ちょっと気になった点。(「直してね」と押し付けるものではないです)
・【地震や火事などの震災】→【震災】というのは、強い地震によって引き起こされる災害なので、火事は含まれません。「地震や火事などの災害」でいいと思います。
・【小さな病室で僕の愛する人がいる】→「小さな病室に僕の愛する人がいる」または「小さな病室で僕の愛する人が眠っている」でしょうか。
・【突然倒れたのが原因】→原因は心臓病であって、倒れたことが原因ではないと思うのですが……。倒れたことで頭部にダメージを負った場合は、倒れたことが原因と言えると思います。
・【例えそれが彼女がどれだけ悲しんでも】→【それが】という主語で始まり、途中で【彼女が】と新たな主語が挟まれているので、主語・述語の関係がねじれています。【それが】を主語にするなら「たとえ、それが彼女をどれほど悲しませるとしても」(【それが】を無くしても意味がとおるし、文がスッキリします)。【彼女が】を主語にするなら「たとえ、彼女がどれほど悲しもうとも」になると思います。
・【間違いなく死ぬ】ということは、主人公は死に至るわけですよね。おそらく、事故にあった主人公が病院に担ぎ込まれるも心肺停止から死亡に至る……というタイプの死に方を想定されていると思います。臓器移植の関連法を見ると、心臓を移植できるのは脳死後のみです(僕も詳しくありませんが、心臓は動いているけれど意識が戻る見込みはない状態でしょう)。心臓停止後は、心臓を移植できないそうです。僕も調べてみて初めて知ったんですけど。
参考URL:https://www.jotnw.or.jp/faq/detail.php?id=17(日本臓器移植ネットワーク)
・臓器に損傷が出そうな方法をわざわざ選ばなくても……。例えば、自宅に家族が帰ってくる時間に合わせて首を吊った方が心臓を移植できる可能性が高まる気がします。いや、そもそも自殺を図った人から臓器移植って行われるのかな……。主人公があれこれ考えられる歳ではなく、それでも献身しようとする話なのであれば、それはそれでいいのかもしれませんが、全体を読んだ感じ、そこまで細かく設定されているようには見えないなぁ。
・小説を書くにあたって、下調べというか取材というか、そういう作業は必要になります。特に、今回のように現実味をもたせたい話であればなおさら検証が必要かもしれませんね。
というわけで、感想は以上です。爆弾と言えるほどの文量ではありませんが……。
気になる点をいくつか挙げましたが、リュウタさんの小説がよりクオリティの高いものになるように願って、本作を読み込んで書かせていただきました。ダメ出しのつもりではないので、「へぇ、そういうところ見る人がいるのかぁ」と思っていただければ幸いです。可能であれば、原文ともう一度向き合っていただけたら嬉しいです。一生懸命に書こうという姿勢と熱量は、作品をとおして伝わってきました。応援しています。
リュウタさんの他の作品、恋愛物が多めなんですね。僕は、恋愛物は全くと言っていいほど書かない(たぶん書こうとしても上手く書けない)ので、ちょっと羨ましい。
作者からの返信
単語や文脈等の訂正本当にありがとうございます!
脳死でないと心臓移植が出来ないというのはリサーチ不足でした。大変申し訳ないです……
主人公が心臓停止で死んだ場合、心臓の移植が出来ない。
主人公が自殺等で死んだ場合、ミスリード+物語の展開が変わってしまうので少し物語を変えるのに時間が必要になります……すみません。
最後に感想爆弾をするほどの作品ではなかったのにも関わらず、沢山の訂正評価ありがとうございました!
今後も私の時間が許す限り投稿をしていきたいと思っているのでよろしければまた企画に参加させてください!!