六結晶の夜の先

作者 イトリトーコ

95

33人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

雪虫という存在が棲む雪山を舞台に、仕事を行う人々のお話。鉱物をとり、街へ行って売り、戻るところで大雪に遭う、というシンプルな筋道をしているのですが、その、シンプルさがあるからこそ、人生の断片が色濃く描き出されていたと思いました。世界の冷たさと関係性の温かさが絡み合ってゆくのが好きで、希望と呪い、赦し、想い合うことについてのお話に思います。

★★★ Excellent!!!

寒さが伝わります。それは、単に季節の描写だけではなくて、キャラクタの行動や人間関係の描き方までもが、冷たさを伝えてくるという意味です。
"結晶を見てくれ"という一言のタイミングが秀逸で、グイッと顎を掴まれるように、物語に引き込まれます。
設定も結末も素敵という他ありません。好きです(๑˃̵ᴗ˂̵)♡

★★★ Excellent!!!

雪山で特殊な《雪虫》と生きる物語だと思いました。素直に話に入って行ける設定でチートや最強にはない別の魅力的な作品と思えました、不吉だなと感じていた雪山での指標は本当に二人と仲間たちに襲いかかります。少年と兄さんは過去両親が死んだのは俺のせいだと告白した時怒りがわいてきました。でもすぐ少年は否定します。玩具も兄さんとつなぐ象徴の様で感動しました。大人になるというのは難しいです。しかも肉親ですから複雑な思いもあるでしょう。でも少年はまた雪山に帰るのでしょう。血のつながらない兄さんと一緒に。面白かったです、応援しています。下手なレビューですいません。たまにはこんな作品に出会い読むことができるのを幸せに思います。有難うございました。