第10話 海賊討伐

 桃太郎かぐやひめは荒縄を持てる男持っていた男に命じ、他の男ども縛り上げさす男たちを縛り上げさせると、果てにてづからその男縛り上げける最後に自らその男を縛り上げました


「くそぉ、こげなこんな小娘に捕まるなんてヤキが回ったもんだぜ」

「ね、ねえちゃん、悪かった! もうしねぇから縄ほどいてくれ!」

「なあ、これじゃ小便も出来ねぇよぉ! どうしろってえんだ!?」


「そこでそのまま漏らしなさい!!」


 桃太郎かぐやひめは男どもが鍋に作れる汁に作っていた汁で空腹をしのぐと、やがて夜をふりきそのまま夜を過ごしました


 夜明けておどろく夜が明けて目を覚ますと、桃太郎かぐやひめは鍋に残れる汁を平らげしより残っていた汁を平らげてから男どもの荒縄を解きやりける男たちの荒縄を解いてやりました


「さあ、約束通り船を出しなさい!」


「はあ!?」

「アンタ、オラたちの食ぃモン全部食っといて」

「オラたちゃ腹減って力が出ねぇよ!」


 口々に文句を言ふ言う男ども男たち桃太郎かぐやひめ一喝せり一喝しました


「黙りなさい!

 汚いし臭いし、か弱い女を集団で襲おうなんて、男としてサイテーよ!

 命があるだけありがたいと思いなさい!」


「臭ぇのはアンタが糞小便を漏らさせたからだろうがよ!」

「だいたいアンタか弱かぁねえだろ!?」

「そうだそうだ! 横暴だ!」


 桃太郎かぐやひめ鉈抜きて突きつけき鉈を抜いて突きつけました


「文句があるの?」


「「「・・・・・」」」


 男どもは大人しくなりける男たちは大人しくなりました


 桃太郎かぐやひめ男ども男たちの操る小舟に乗りて近くなる港町まで行きける乗って近くにある港町まで行きました

 桃太郎かぐやひめは小舟を浜へ揚げさす揚げさせると、男どもに鉈突き付けて男たちに鉈を突きつけて手を荒縄に縛らす荒縄で縛らせると、その荒縄引きつつ荒縄を引っ張りながら港町の役人をとぶらひゆきける訪ねていきました


「こ、これはどうしたことじゃ!?」


  役人はいと驚きて尋ねければとても驚いて尋ねると桃太郎は答えて言ひけるかぐやひめは答えて言いました


「この者たちはわたくしを襲おうとしたので、逆に捕まえたのです。

 どうかこの者たちの罪を裁いてやってください」


「この者たちは手配中の海賊どもで、我々も手を焼いていた者たちです。

 よくぞ捕まえてくださいました。

 今宵はどうぞこちらでおくつろぎください」


 役人は大いに喜びてたいそう喜んで桃太郎をば領主屋敷にかぐやひめを領主の屋敷へ案内せり案内しました

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