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第20話 反発」への応援コメント


  • 編集済

    妊娠という事実は沙羅にとって教団からの解放、決別の意思表示だったのかと考え、いやそれよりも、これはリストカットなどの自傷行為の方が近いのかもと迷いました。

    沙羅は教団から離れた自分に、教団から離れた母として久美子が接してくれることを望んだのに、叶えられなかった。親の愛をどれだけ望んでも与えられない痛々しさが伝わってきました。

    その久美子自身にも、親から望むような愛情を受け取ってこれなかったという、断ち切れない負の連鎖が厳然としてあることにどうしようもない悲しみを覚えます。

    "安全基地"を得られなかった、あるいは喪失した子どもが、成長して自分の子を成しても、その子の"安全基地"として機能することができない、すなわち、避けようのない親子関係の機能不全がそこにある、と言い換えることができるでしょうか。

    そして、教団から与えられた人生と、教団に接触する前の本来の自分が生きるはずだった人生。
    久美子には二通りあった人生の選択肢が、沙羅には教団から与えられた人生という一つの選択肢しかなかったのですよね。
    自分には与えられなかった「普通の人生」を望む沙羅の姿が、二世の方の苦しみと重なります。

    一話一話に考えさせられながら、読ませていただいております。

    作者からの返信

    葛西さま、鋭いご意見ありがとうございます。
    おおって思いました。見抜かれたと思いました。
    望まない妊娠は、おっしゃる通りリストカットに近いですね。教団や親が一番やって欲しいない事で身を痛める。
    感情的に限界になった沙羅はそんな思いで性交渉したと思います。
    負のループも感じ取って下さりありがとうございます。
    親が不幸な生い立ちを消化(昇華)出来ないと、子供も不幸になりますね。

    久美子と沙羅の親子関係はもちろん創作ですが、感情面では私の実体験が入っています。
    リスカでは抑えられなかったストレスを、望まない妊娠で解消しようとする愚かさ、今、反省しています。

    心の奥では誰かに愛されたい、愛する存在(子供)を作りたいというエゴを書いてみました。

    沙羅の苦しみは大人に近づくほど増してきます。
    宗教二世の心のケアを作品に込めましたが……。

    素人が書いたものですので、拙いですが、お読み頂き本当に感謝しております。

    葛西さまの作品のクオリティーに圧倒されています、私。

    コメントありがとうございます😊

  •  沙羅がところどころ教団の教えを意識している中途半端さが気になります。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    中途半端、優柔不断斗いうのがマインドコントロールの怖さなんですね。
    恐怖心を植え付けらていますから、正常な判断が出来ない沙羅。

    覚醒出来るまで時間がかかりそうです。

    コメントありがとうございます。ペコリ

  • 他人ごとではなくて、救いを求めるように読んでしまいました。
    身内の話で恐縮ですが…二世と毒親問題とで、実家を出てもう20年になるのに、心を病んでどうにもならなくなっています。私はもうサッパリ、科学教な人間なので、「憎むべき毒親からでも愛情を得たい」という感情が一ミリも分からず、毎回話は平行線です。
    こんなにも長く、葛藤は尾を引くのですね。
    沙羅ちゃん、まだ半分くらい教えが頭に浮かぶけど、でもどちらかいえば外の世界を選んでくれてる!母からの電話もちゃんと拒否してくれた!と思うけど、今後教団とも母とも関わらなければゴールでオッケー!ってわけでもないですよねきっと…。

    しかし私もこの問題でかなり長くストレスにさらされ、本当に何かにすがりたい気持ちでいっぱいなのですが、すがる先は宗教じゃなく、ポテチとお笑い動画なのですよね…(笑)まあこんなんだから話が平行線なんですが…。

    作者からの返信

    あとみく様、コメントありがとうございます。

    二世と毒親問題で心を病んでおられるのですね。
    20年の月日では解決するどころか、平行線なんですね。
    葛藤や苛立ち、ストレス、いずれにしても負の感情と闘ってこられたんですね。

    沙羅のような二世がますます増えていくと思います。

    縋りたいものは、ポテチとお笑い動画、いいですね。
    笑う事って大事です。免疫力が上がりますもの、特にいいですね。

    たくさんお読みくださり、コメント、そしてお気持ちまで……。
    この先、沙羅が幸せになれるか見届けてくださると嬉しいです。

    いつもありがとうございます。ペコリ

  • 今、沙羅の体に宿っているのはかけがえのない大切な命のはずなのに。
    本当はお母さんに喜んでもらいたかったですよね(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
    沙羅自身も自分の子をちゃんと育てられるのか、ちゃんと愛せるのか不安だと思います。
    感情移入しすぎてとても苦しいです。゚(゚´ω`゚)゚。

    作者からの返信

    沙羅に感情移入して頂きありがとうございます。
    すずめさん、とっても優しい方だから、( ; ; )

    母子の絆、自然に生じる親子愛まで、引き裂くのがカルトの怖さだと思います。沙羅ちゃんも不安ですが、母は強しになって欲しいと思います。

  • ここまで一気読みしてしまいました。
    なんという重い課題でしょうか。また、すぐに続きを読みにきますね。

    新興宗教に関わる人たち。なぜという思いでいっぱいです。どこかで漫画を読んだ覚えがあります。親の関係で新興宗教とかかわり、虐待に近い思いから抜け出した漫画でした。

    作者からの返信

    アメリッシュ様、コメントありがとうございます。お越しくださり、一気読みまで……感謝いたします。

    重くて暗いテーマです。ワタルと正反対ですので、暗いとなったらすぐストップしてください。

    はい、新興宗教の二世問題です。家庭崩壊を題材にした漫画もありますね。

    アメリッシュ様の作品も「神」
    のワードがありましたね。コンテストでお忙しい中ありがとうございます。

  • 泣けてきちゃいました。今日はここまでにします。すごく胸にきます。

    作者からの返信

    柊さん、おはようございます。

    たくさんお読みいただきありがとうございます。子供が親に反発するのは、「押し付け」ですね。

     泣けてきちゃう……ごめんなさいね。

    コメントありがとうございます。
    フランスの大統領もコロナにかかりましたね。心の平安をお祈りします。(*´∇`*)

  • ハナスさん、こんばんは。

    まるで連鎖のようですね。
    久美子さんの母、久美子さん、沙羅さん。

    みんな幸せになりたかっただけなのに。

    心の弱みにこういった宗教は入ってくるように思います。

    作者からの返信

    不幸の連鎖ですね。
    どこかで断ち切って欲しいと思います。
    沙羅は幸せになれるのかしら。

    プロットアプリでは、いい感じに終わるように作りましたが、いざ書き始めると、登場人物が勝手に動きますね。

    小説のあるあるです。(๑>◡<๑)

    コメントありがとうございます。^o^

  • 双樹からの着信と思いきや拓海から。
    次こそ双樹かと思いきや今度は久美子。
    なかなか双樹からの電話はかかってきません。

    作者からの返信

    早く双樹の声が聞きたいですね。
    沙羅がかわいそうです。( ; ; )

    30話でその理由が分かります。

    エッセイと違って、モヤモヤさせてごめんなさい。いつもコメントありがとうございます。ペコリ

  • 一言でいいから、祝福してあげてほしかったですね。(T_T)

    作者からの返信

    信者と結婚して子供が授かったなら、祝福してもらえたのに、残念です。

    コメントありがとうございます。^ ^

  • 出産は女性の人生の一大事。
    誰にも祝福されないのは辛いですね…( ; ; )
    赤ちゃんのために、宗教とはきっぱりすっきり縁を切って、せめて沙羅さんがたっぷり愛を注いであげられればいいのですが…
    今は沙羅さんも、出産イコール宗教への反抗、ととらえているような気がします。
    本物の愛を注げるようになるには、まだしばらく時間がかかるでしょうか…。

    作者からの返信

    沙羅を心配して励まして下さりありがとうございます。ペコリ

    宗教の教えに対する反発と、その教えでがんじがらめにする親、仲間信者への反発ですね。

    神という存在を信じていれば、淫行はしなかったでしょう。神に対する敬虔な怖れのない現代社会の典型を沙羅の妊娠で書いてみました。

    エステルみたいな女性って時代遅れです。(๑>◡<๑)
    コメントありがとうございます。(о´∀`о)