第19話 柚子の部屋

 エセ商店街の中、次々とシャッターを下ろしていく老舗の中にポツンと青い外装の洒落た店スワロー。乱れた息を一度整える。ちょっと走っただけでこの有様。運動は日頃からしておくのが正解のようだ。


 少し離れたところから中の様子を窺ってみる。

 

 もう、やってないか? 前にここを通りかかった時にも夜の七時には全部の店が閉まっていたような気がする。 


 はぁ、明日どやされそうだ。若干憂鬱な気分になりつつ、ほんの少しの申し訳なさを感じて踵を返そうとしたとき。店の中にいた女性と目が合った。


 その女性は俺から視線を離そうとせず、しばらく気まずい空気が互いを包み、次の瞬間その女性は「あぁ」と手を叩いて何かを理解したようなジスチャーをした。そして店から出てきて俺の方へと歩み寄ってきた。


「こんにちわ」

「え? あ、はい。・・・・・・わっす」


 声を出す準備をしていなかったため声が掠れてしまった。


「もしかして、柚子のお友達かしら」

 

 物腰柔らかく優しい声質で話すその女性。多分、楠木のお母さんだ。


「えっと、まぁそんなところです」

「そう。そういうことね」


 楠木母の髪が夕方の肌寒い風に揺れる。楠木の母親だからもっとおちゃらけた感じだと思ったのだが、目の前の女性はとてもおしとやかで、喋り方も落ち着いている。髪も綺麗な日本人らしい黒で楠木とは正反対の外見だ。


「柚子、多分部屋にいると思うけど呼んでこようかしら?」


 なんだかそれは、ご足労をかけるようで気が引けた。そんな俺の思考を読み取ったのか、


「遠慮しないでいいのよ?」

「すみません。お願いしていいですか?」

「えぇ、勿論。優しいのね」


 そう言って楠木母は優しく微笑んでくれた。その笑顔はどことなく、楠木に似ている気がした。


 俺は店の中に入っていく楠木母の後ろに付いて行く。


「柚子ー! 友達来てるわよー!」


 階段に顔を出し、その向こうにいるであろう楠木に呼びかける。それを見て、なんだか懐かしい気分になった。あぁ、家族ってこういうもんだったなぁ。と一人暮らしのちょっとした感傷に浸っていると、


 バゴン!


 と鈍い音が上から聞こえてきた。


 その後ドタン! バタン! と扉を閉めるような音とずっこけるような音が響いた。


「あの子ったら」


 楠木母はやれやれと言った様子で顎に手を添えていた。


「もう少ししたら降りてくると思うから、ちょっとだけ待っててあげて?」

「あ、はい」


 それだけ伝えて楠木母は持っていた薬らしきものを店内の床に撒き始めた。


 手持無沙汰になった俺は店内を見渡す。


 花屋なんて初めて入ったが、これは・・・・・・すごいな。 


 それはまるで小さな植物園。ただ商品としての花が陳列されているだけでなく、青の隣には黄色。赤の隣には緑。合間合間に白や淡い色の花を並べて美しい見た目を演出している。ここにきた客がそれらを手に取った時、店でものを買うのではなく庭園から花を摘むような気分になるよう工夫を凝らしているのだろう。


 そしてここで楠木が働いているところを想像する。あぁ、それは絵になる。黄色の髪がこの色とりどりの花園で靡くのは一度、見てみたい気もする。


 ドタドタドタ。


 しばらくすると、この美しい店内には不釣り合いなほどの現実実溢れる生活音が聞こえてきた。


「あ――」


 階段から降りてきて、その反動でやや前に躍り出る。ようやく制止した後辺りを見渡して俺を二度見。何か唾を飲むような、何かを噛みしめるような、そんな表情を一瞬だけ見せた後、むすっとして言った。


「遅い」

「悪い」


 まぁ謝ることしかできない。


「もうお店閉まっちゃうんだけど」

「悪い」

「遅れるなら連絡くれればよかったのに。せっかくLIME交換したんだしさ」

「悪い」


 思考停止気味に俺が謝罪を繰り返していると、楠木の顔色がどんどんと険しくなっていった。


「待ってたんだから・・・・・・」

「えっ?」

「な、なんでもない!」


 本当に微かに俺の耳に入ってきた言葉は、状況や境遇から予測すると到底ありえないものであったため、俺の脳は空耳と判断した。空耳だよな? 


「それで、渡したいものって?」


 楠木が何故か顔を赤くして黙りこくってしまったので代わりに俺が口火を切ってやる。


「え? あぁ、そういえばそんなこと言ったっけ」


 おい。


「うそうそ、今部屋にあるから持ってくる」

「わかった」


 こいつが俺に渡したいものってなんだ? 


 まさか、ここにきて怪しい壺とか売りつけてくるんじゃないだろうな。そうすると今ままでの辻褄が合う。何も見返りもなしに俺みたいな厄介者の世話を焼きたがるなんてやはりおかしかったのだ。


 どんな話術で巧みに貶められようとしても絶対に買わない。そう自分に言い聞かせた。


 すると、階段の一段目に足をかけた楠木は一旦止まってこちらに振り返った。


「部屋、あがる?」


 楠木の声は、何故か震えていた。勝利を確認して笑いでも堪えているのだろうか。だが残念だったな。俺は絶対に壺なんて買わないぞ。


「ちょっと、聞いてる?」

「あ、あぁ? 部屋、部屋な。わかった」

「そう? ふーん、じゃあこっち」


 何がふーんなのかは分からないが俺は楠木に従って階段を昇ることにした。


 二階に上がると、狭い廊下。正面と、右に二つ部屋があるだけだ。 


 楠木は一番手前の扉を開ける。取っ手には『柚子の部屋☆』とこれまた派手なステッカーがぶら下がっていた。


「・・・・・・」


 そして楠木は無言で入っていってしまった。おいおい、せめて入っていいよとか口にしてくれ。


 俺は半ば不審者のような動きで半開きの扉から顔を出して中を覗き込む。


 するとその瞬間嗅いだこともないような、甘い、だけどどこか酸味があるような。でも鼻につくようなにおいではなくて。マスカット味のガムと衣服用洗剤を混ぜたような・・・・・・ともかく未体験のにおいなことは間違いなくて。唯一断言できることと言えば、とてもドキドキするにおいが嗅覚を刺激した。


 そして目に飛び込んでくるのはカラフルな色彩。壁やカーテンは緑で構成されており、他の家具や寝具はピンク一色。カーペットは暗い茶色で、あぁなるほど。もしかして花をイメージした配色なのだろうか。


 床は土の茶色で、壁の緑は茎で、家具は花弁のピンク。ただの深読みだったら恥ずかしいから口には出さないでおくが、もし予想通りなのだとしたらさすがは花屋の娘といったところか。ただ、色どりは綺麗だが、茶色のカーペットは少しやりすぎな気がした。


 と、色々と観察していると部屋の真ん中で腕を組んで仁王立ちをするその部屋の主と目が合った。


「ちょっと、変態みたいに覗き込まないで」

「へ、変態とはなんだ変態とは」

「だって、なんかじーっと見てるし、鼻もすんすんさせてるし」

「違う、これはだな・・・・・・」


 しかしこれといった言い訳を思いつかない。そりゃそうだ、だって事実なのだから。


「やーらしー」


 体をくねらせていつものからかうような笑みを浮かべる。そんな楠木を見ていたら変に緊張している自分がバカらしくなってきた。


「入ってもいいのか?」

「入りたい?」


 いちいち面倒くさい。はぁ、と溜め息をつくと楠木はくすくすと笑って満足したのか、


「いいよ、入って。そこ寒いでしょ? 一階からの風が直で入ってくるんだよねその廊下」


 そういえば、さっきから足元が寒い気がしていたが、そのせいか。


 俺はお邪魔しますとか言った方がいいのか迷ったが、それだと変に意識しているみたいになってしまうので黙って入ることにした。


「そこ座って」


 足元にクッションを投げられ、そこに腰を下ろした。うわ、なんだこれ。やわらか。


「なんか飲む?」

「あぁ、じゃあお願いしようかな」

「お茶でいい?」

「いいよ」

「りょ」 


 まるでLIMEのような淡泊な受け答えをして、楠木は部屋を出て行った。


 ふぅ、と一息つく。


「あたしのベッドに顔埋めたりしないでよ?」

「しねぇよ」

「ひひっ」


 そうして再び楠木は部屋から出た。


 静かになり、見慣れぬ異郷の場所で一人の俺。せめて時計の針の音でもあればいいのでが、如何せん楠木の部屋の時計は現代っ子らしくデジタルだ。


「・・・・・・花ばっかだな」


 見るとこの部屋は全てのものが花だった。例のデジタル時計も花弁の形をしていて、その横に置いてあるペン立ても、多分あれはチューリップだ。カレンダーも花の絵だしゴミ箱ですら植木鉢のようなデザインをしている。どこに売ってたんだ。テレビは、さすがに花弁ではなく普通の液晶だが、リモコンには花のシールがラメを煌めかせながらたくさん貼られていた。 


 花、好きなんだな。


 なんていうか、ギャルにしては珍しいと思った。俺の偏見かもしれないがギャルってやっぱり芸能人だとかファッションだとかそういうのに目ざとく群がって、かと思えば別の流行のものに行ってみたりと忙しそうにとっかえひっかえして。挙句の果てには男遊びとそんな風なイメージだったのだが。楠木にはそういうのをあまり感じないのだ。


 そりゃ化粧もしてるし校則違反の髪色をしているしいつもアクセサリーとか着けてきて派手な恰好してるし。それに所属してるグループはなにかと問題起こしまくりだ。援交がバレて停学になった生徒までいたほどの。


 でも、この部屋を見ると、どうしても楠木がそいつらと同等の生物ではない気がした。なんというか、これも断言はできないが。無理してギャルを演じているような・・・・・・そんな気がするのだ。まぁこれも深読みだったら恥ずかしいだけなので楠木自身には絶対言わないが。 


 そんなことを考えて俺は、あまり部屋をジロジロ見るのは良くない気がして窓から景色を見ようとする。俺の目に入ってきたのは、景色ではなく布の被せられた植木鉢だった。花でも育てているのだろうか。


 すると後ろで扉が開く音。


「おまたせ。って、なんで正座で固まってるの」


 そこにはコップを持った楠木がくすくすと笑いながら立っていた。


 楠木は俺の向かいに座り込んだ。その拍子に白いスカートが太ももによって浮き上がり中が見えそうになる。 


「はい、どうぞ」


 目の前に置かれた花柄の茶碗の中には薄い黄土色が揺れていた。


「これ、なんだ?」

「それはカモミールティーだよ。あのカモミールって花あるでしょ? ほら、あのキク科の」

「いや分からんが」

「えー? 最近よく健康にいいってテレビでやってるじゃん。不眠とか冷え性に効くって有名なの、知らない?」

「あぁ、それなら聞いたことあるかもしれない」


 キク科なんて言われてもさっぱり来ないが、なるほど確かに健康番組でやっているのを前に見た気がする。


 カモミールって花だったのか。


「ジャーマンカモミールとローマンカモミールっていうのがあるんだけど、ウチはジャーマンのほう使ってるんだ。ローマンはちょっと苦くて」


 そんなこと言われてもさっぱりだが。


「ちなみにカモミールの花言葉は『逆境に負けない』だよ」

「でた花言葉」


 逆境に負けない。まぁ言葉だけいい響きだが、この黄土色のお茶を見ただけじゃいまいちピンとこない。不眠や冷え性を逆境に例えているのだとしたらそれは少し大げさな気がする。


 俺は楠木のプチうんちくに適当に相槌をうってからそのジャーマンカモミールティーとやらを頂くことにした。


 すっと喉を通る人肌ほどの温もり。あっさりしたそれは口に残ることなく風味のみが鼻腔のあたりを彷徨っていた。美味いのは間違いないが、なんだが薬のような感覚だ。


「ティーパックじゃなくて乾燥させたカモミールの花を紅茶に混ぜて作ったんだけど、食用に栽培されたものじゃないから慣れてないとちょっとのど越しが悪いかも」

「なるほど。でもこれはこれで手作りというか、自然の味って感じがして悪くはないな」

「おっ、意外にも好感触?」


 そんな俺の発言に、楠木は分かりやすいほど嬉しそうに笑っていた。


 そうして楠木も自分のカモミールティに口をつけた。両手でコップを支え、音を立てずに少量飲む。ギャルが上品にカモミールティーを嗜む姿はなんとも面白い。


 その後「ローマンなら葉もティーにできるんだけどねぇ」などと呟いていたが俺は「ふぅん」と生返事をしてカモミールティーを半分ほど飲んだ。


「色識さんと、帰ってた」


 義務感に似たなにかに苛まれて、報告する形となる自分の口に手を当てる。


 温かい唇が、うわついているのかもしれない心を映す鏡のようだった。


 すると楠木はぴくりと整った眉毛を動かして、


「へ、へぇ! そうなんだ! よかったじゃん!」


 一瞬たじろいだ様子を見せたものの、すぐに笑顔になって俺の肩をぺしぺし叩いてきた。


「で、で?」

「で? とは」

「どこまでいったの?」

「ゲーセン」

「いや場所を聞いてるんじゃなくて進展を・・・・・・ってゲーセンっ!?」


 楠木はあの「信じらんない!」という表情で口に手を当てていた。


「前言ったったじゃん! 女の子とデートするときはゲーセン絶対ダメって!」

「そう言われてもなぁ・・・・・・そもそも色識さんが行きたいって言ったんだよゲーセンに」

「それは佐保山が全然喋らないから気を利かせただけ!」


 まるでその場で見ていたような口ぶりだ。まぁ確かにあまり会話が弾んだ記憶はない。唯一覚えているのは天気の話だけだ。


「まったく・・・・・・それで?」

「え?」

「なんで紫苑ちゃんと帰ることになったの? もしかして・・・・・・もうより戻したとか?」


 よりを戻したとか? の前に妙な間があったのはとりあえず置いておいて、俺はもうこの際だから恥を捨ててありのままを話すことにした。


「色識さんがさ、廊下で本ばら撒いちゃってて、困ってたんだよ。そんで丁度タイミングよく俺がすぐ後ろにいたから声かけて、拾うの手伝ったんだ」


 楠木は俺の話を黙って興味深そうに聞いていた。


「そんでそのあと図書室に持ってかなきゃいけないって言うんで俺もついてくことにしたんだよ。女子一人じゃ重そうだったから。それで手伝いを終えたあと、せっかくだし一緒に帰ろうって」

「それどっちが言ったの?」

「色識さんのほうから」 


 俺の記憶が自分の都合の良いように改竄をしてさえいなければそうだったはずだ。


「なんかさ」


 話を一通り聞き終えた楠木は考えるように眉をひそめて、


「普通にいい感じじゃない?」

「えっ?」


 またダメ出しでもされると思ったのだが、予想外の言葉に虚を突かれてしまった。

「だってそれ、なんか付き合う前のカップルの惚気話みたい。両想いなのはお互いもう分かってるんだけど、この甘酸っぱい時間をもうちょっと楽しみたいからもどかしいこの距離を保とうかなってやつ」

「なんだそれ。悪いが俺は・・・・・・」

「分かってる。佐保山はそんな青春みたいな感情持ち合わせていないんでしょ?」


 遠慮のない、俺の心を見透かしたような言い方だった。そして楠木がこういう言葉を投げかけてくるとき、それはだいたい当たっているのだ。俺にはまだ、好きとか甘酸っぱいだとかそういう気持ちを抱いた経験がない。自覚がないだけなら有難いのだが、あいにく人との関りがなさすぎて統計的にみてもその説はなさそうだ。


「じゃあさ、聞くけど佐保山はどうしたいの?」

「どうしたい、とは?」

「前さ、なんとなく勢いで進めちゃったから聞かなかったんだけど。佐保山はもう一度紫苑ちゃんと付き合いたいって思ってるの?」


 確か、楠木と初めて昼を一緒に食べた時の話だ。あの時、楠木は可愛いと思ってるならとりあえず付き合えと言って俺も半分聞き流すような感じで話を進めていったが。


 そうか、俺の気持ちか・・・・・・。


「可愛いっていうのはさ、確かに大事だよ? 内面が魅力の子だっているかもしれないけど、それって興味を持たないと気付かないじゃん? で、その興味を一番惹きつけやすいのって、やっぱり外見だからさ」


 それに、と楠木は続けて言う。


「佐保山はさ、紫苑ちゃんだから助けたんじゃないの?」

「色識さん、だから?」

「うん、この前も変なのに絡まれてるところを助けようとしたって言ってたでしょ?」

「未遂だけどな」

「それでもさ、やっぱり気にも留めないような人をそうやって助けたりはしないんじゃない? 困ってる人がいたら誰であっても助けなきゃ気が済まない、って人ならともかく。佐保山はそんなんじゃないでしょ?」 


 悔しいが、全くその通りだった。


 俺は別に善人でも気が利くわけでもない。街中で何か困ってる人を見かけたとしても助けようなんて思わないだろう。あぁ、可哀そうにと同情してやるのが関の山だ。


「ほら」


 その短い問いかけには「じゃあ、気になってんじゃん」という意味が含まれている気がした。


 俺はというと今日のこと、そして今までのことを思い出していた。 


 どうしてか、色識さんと一緒にいると優しい気持ちになれる。会話のペースも忙しくなくて、俺と色識さんの間にゆったりとした時間が流れている絶妙な距離感は決して悪い気分ではない。それにさっきの話ではないが、色識さんは可愛い。時折見える綺麗な瞳や、純朴な笑顔。照れた時の開いた口とか歩くたびに揺れる長い黒髪も、とても魅力的だ。


 外見も、内面も、本当に魅力的。だが、俺が今抱いているこの感情が「好き」というものに該当しているかどうかというのは、違うと思う。別に苦し紛れでそう思っているわけでも先送りにしようとしているわけでもない。俺がもし色識さんに好きという感情を抱いていたとしたら。一緒に下校して、毎日遊んだり、メールをして、それを面倒臭いなどと言い捨てて自然消滅だなんて終わり方はきっとしないはずだ。


「佐保山はさ」


 無言で押し黙る俺を見兼ねてか、楠木は少し小さめのボリュームで呟くように言った。


「もし紫苑ちゃんのほうからもう一度付き合ってくださいって言われたらどうするつもりなの?」

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