第57話
おとといは、心とご飯だった。
楽しかった〜!
今日は坂井先生とデート。
坂井先生は、私の5つ上。
今日は実家近くまできてくれる。
というか、実家まで迎えにきてくれる。
「着いたよ」
メッセージがきた。
玄関をあけると……
黒塗りのドイツ車。
何回見てもかっこいいな。
「おはようございます。今日は迎えありがとう」
「おはよ。助手席乗って」
革みたいなシートに座って、デートは始まった。
そいえば、原田も同じような車に乗ってたな。
でも、原田の車はタバコ臭かった。
坂井先生の車は良い香りがする。
横顔もイケメンだな。わたしって、面食いなんかな。
「会うの久しぶりだな。元気にしてた?」
「はい。元気にしてました。もう少しで仕事も復帰です! 坂井先生は? 仕事忙しそう」
「仕事は、忙しいけど、元気にしてたよ。てか、先生って呼ばなくていいよ。もう病院じゃないんだし。下の名前でいいよ」
「あ、そか。おっけいです。道路混んでた?」
「日曜だからねー。混んでた。途中事故もあったみたいで」
「あらら。大変だったね。来てくれてありがと」
そんなかんなで、初めてのデートは始まった。
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