変えられないことには、目を向けない

「このサイトは、〇〇で使いづらい!」

「ここの読者の傾向は、おかしい!」


 など、物申そうをしたことはないだろうか。


 オレ自身も、あまりにネット小説の傾向が偏りすぎていて、

「よし、オレが新しい価値観を提供するぞー」

 と、躍起になったことがある。


 あなたにも、世間に色々いいたいことがあるかもしれない。


 現に、物申す系の発言が、SNSには溢れている。


 だが、そうはいっても世間は変わらない。

 いくらあなたの発言が正しかったとしても。

 あなたに関心がないわけじゃない。

 おそらく、世間だって「おかしいかも」と思っていることがあるかもしれない。


 それでも、変わらないのだ。


 なぜか。「世間とはそういうものだから」である。


 樺沢紫苑先生の書籍か質疑応答かなにかで、

「友人のマイナスな生活習慣を変えたい」 

 という質問があって、


「友人の習慣を変えることって、そんなに大事ですか?」


 と、先生は返していた。


 また、


「他人は変えられない。自分を変えたほうがよっぽどカンタン」


 とおっしゃっていた。



 他人を変えることが、あなたにとって必要か?

 世間の傾向を変えることが、そんなに重要か?


 不幸な人、メンタルが弱まる習慣は

「自分では変えられない、他人や世間に目が向きすぎていること」

 らしい。


 対して、自分の思い通りに生きている人は、

「容易に変化できる『自分の行動』」

 に視点が絞られている。


 自分が変化して、環境やら世間に惑わされないで生きることのほうが大切だと思えないか?


「世間なんか無視しろ!」とは言わない。

 ただ、あまり過剰にネットなどの情報などを漁り、

「この政治はおかしい!」

 など説いても、時間の無駄に思える。


 大事なのは、自分の内側に目を向けることである。

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