小説作法は……「賞に応募するなら覚える」でいい

 ちょっと前、SNSなどで「小説作法」が話題になっていた。


「三点リーダは……」

 とか

「字下げ」

 とか。



 オレの通う小説講座でも、やたら作法にこだわる人がいた。

 毎回、講師に同じ作法の質問をするのだ。


 

 いやいや。作法なんて講座一日目習うやん。

 ペラ用紙一枚で説明してくれるから。紙もらえるでしょうが、と。



「この人の作品、普通におもしろいんだから、考えなくていいのに」

 と思っていたのだが、その人は残念ながら辞めてしまった。



 だって、作法ならウェブで全部わかるぜ?



 字下げの作法とか、カギカッコの終わりは句点、いわゆるマルを振らないとか。

 ウェブで探せば、全部わかるから。

 それを参考にして書けばいい。

 雑誌が運営する小説サイトに作法が書いてあったら、だいたい正しいから。



 個人的に言えば、「応募するんじゃないならフリーで」という感じ。


 というのも、「新聞社によって作法が違う」かららしい。


 この出版社は「カキガッコも字下げする」など、方法が違うんだと。

 だから、正解なんてそれぞれなの。


 あと、ギャルゲなどノベルゲーム系は、あんまり気にしてないよね? と思った。

 文字サイズ的に、三点リーダだとかえって表現しづらいのかもしれない。

 それは、事情を聞かないとわからない。


 だけど、知り合いにギャルゲライターさんがいない。

 講師にもいない。


 なので、「自分が読みやすいスタイルで書く」でいいかも。


 でもって、新人賞に投稿するなら、応募先の書籍化作品読んで、それに則ったら?

 覚えるのは、それでいいのではないかと。

 なので、あまり神経質になる必要はない。

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