第10話 にわとりってスゲー!!
( ・3・)〈天才かもしれん……俺は天才かもしれん……!!
『新たな小説投稿サイトを自らの手で作りたい!!』という無謀な戦いを始めたやっ太郎は浮かれていた。
メインページ→マイページ→執筆ページと来て、いよいよ『新規作成のページ』の制作に着手したのだが、悪戦苦闘の末(マジで大変でした……吐きそう)、遂に!!
タイトル!!
キャッチコピー!!
あらすじ!!
の三つを書き込む為の入力フォームと、作品のジャンルを選ぶ為のセレクトボックスを出現させる事に成功したのである!!
ちなみにジャンルを選ぶ為のセレクトボックスは二つ用意してみた。
これは何故かと言うと、やっ太郎が使っているサイトはどれもジャンルが一種類しか選べない事に不満を持っていたからだ。
今までも作品を新規作成する際に
( ・3・)〈この作品はSF+ホラーだけど……どっちにしようか?
とか、
( ・3・)〈今度の作品はコメディ+ファンタジーなんだけど……ううむ、どちらにすべきか?
などと、いう事が多々あったからである!!
ちなみに、ジャンルを一覧で表示してそこから複数にチェックを入れる事が出来るという機能を完成後に知り、現在進行形で大至急そちらに変更しようとしているのは内緒である。
……で、そこまでは良かったのたが、
どこをどう間違えているのやら、肝心の本文ページに飛んだ時に、新規作成ページで入力した情報が、まるで反映・保持されていないのだ。
おかしいなと思って本文ページから新規作成ページに戻ったら、全て値が初期値に戻っているのだ。
( ・3・)〈勘違いかもしれん……天才とか勘違いかもしれん
よく『にわとりは三歩歩けば忘れる』とか言われるが、にわとりですら三歩目までは記憶があるってぇのに、こちとらワンクリックで設定が消えてやがる……!!
( ・3・)〈にわとりってスゲーな、現時点での俺のサイトの三倍の記憶力あるんだもの!!(苦笑)
やっ太郎の死闘は続く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます