第163話 クラーに関するある事件
※今回はいじめの内容になります。そんなに陰湿、またひどい内容ではありませんがご了承ください。
どうも水谷一志です!
今回は「クラーに関するある事件」について語ります。
…あれは僕が高校生の時ですね。たまたま僕は中学時代の同級生と最寄りのJRの駅で再会しました。
そしてその同級生とは中学時代の部活が一緒だったのですが、まあ相手の方が僕のことを良く思っていないことに僕は気づいていました。
それで地元は田舎なのでそこは無人駅です。僕と相手は二人きりになり、相手が僕に話しかけてきました。
「なあなあ一志君、面白い遊び教えたろか?」
「えっ!?」
そしてあれは最寄り駅をそのまま通り過ぎる特急列車だったかな?駅のアナウンスが鳴りその列車が近づいてきます。
そして相手はその列車が通り過ぎる瞬間、僕の首ねっこを掴みます。そしてプラットホームの最前列に僕の首を押しつけます。
すると僕の目の前約3cmぐらいの所に通り過ぎる列車が見えました。
まあものすごいスピードでしたね。通り過ぎる列車なのでスピードは緩めません。そして僕は目をつぶらなかったのでそれを間近でずっと見る羽目になりました。
補足ですが相手は柔道をしていたので非力な僕には抵抗ができませんでした。それに下手に抵抗してプラットホームから突き落とされたら命を失います。
あと都会の方は想像しにくいかもしれませんが、さらに10年以上前のことなので、駅のプラットホームと線路の間にいわゆる「柵」は存在しませんでした。(現在は事故防止の柵が一般的ですね…特に都会では)なので本当に一歩間違えれば命を落とす所でしたね。
それでなんですが…、結論から言うと僕は平気でした。
なぜなら、クラーがそこにあったからです。
僕の眼前に列車が来た時、それが見えた時、本当にその列車が「走馬灯」のように見えました。…そう、走馬灯!僕は咄嗟に思い走馬灯のクラーを頭の中で用意しました。それはクラーです。そして呼吸に合わせてそのクラーで列車が通り過ぎるのを見続けました。
前にも言いましたが僕は四次元の中に入ってしまえば何も感じません。もちろんそれは四次元の一種のクラーでも同様です。そのクラー、今回は走馬灯のクラーを使い続けた結果、僕は頭がクラクラすることもなく列車が通り過ぎるまで平気でした。
すると相手は…、逆にめちゃくちゃビビッてましたね。
クラー、クリミナル、ダイヤモンド…。僕の「技」はいじめに対して強いのかもしれません。笑
…でもこれ、普通に考えて犯罪ですよね?ヘタしたらPTSDになられる方もいるのではないでしょうか?それに意識がなくなってしまう方もおられると思います。
…いじめと言うのは本当に怖いものですね。でも僕は別にその光景が今でも夢に出てくるとかそう言うのはありません。あとその相手を恨んでもいません。まあ愚かな人間だとは思っていますが。
なぜこんな話をしたかと言うと…、クラーについて知ってもらいたかったからです。これは「概念」であり「感覚」であり「特殊能力」であると言ってもいいかもしれません。
次回はまた僕の感情、「クリーム」について語っていきたいと思います!
ではまた!
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