第161話 感情について5

 感情シリーズも一区切り! 水谷一志です!


 本日も感情について語っていきたいと思います。


 …それで、例えば明瞭な表情なら文化差はあまり見られないのですが、表情と音声の組み合わせを意図的に変える実験を行うと面白い結果が出てきます。


 (これはビデオに映る人の表情と音声の組み合わせをバラバラにしたものを他者に見てもらい、感情を判断してもらうと言う実験から得られた結果です)


 表情と音声の組み合わせの実験に関して日米で比較すると、アメリカ(いわゆるコンテクストが低い文化)では感情判断が意味が手がかりになることが多いのに対して、日本(いわゆる高コンテクスト文化)では意味よりも非言語的なものが手がかりになることが多いようです。


 また、話者が心にもないことを言っている時にその話し方が聞き手だけではなく話者自身にも影響を与えていることが明らかになったそうです。話者の言葉と感情が不一致の時、話者は極端に強く感情を表出しようとする傾向があるそうです。そして言葉と感情との不一致の場合はオーバーリアクションにもなるそうです。


 最後に、音声による感情表現は言語、文化を超えたユニバーサルな特徴に加え、言語ごとの個別の特徴があることにも触れておきますね。


 次回は水谷一志独特の感情!?「クリミナル」について語っていきたいと思います。


 ではまた!

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