10月26日

 実家に帰り、甥っ子と遊んでいると、「ピカチュウ描いて」なんて言われた。

 よしよし、わたしはオタクだった(いまもだが)なのだ。へたくそな絵を某サイトに載せていたことだってあるのだ、と描いてやると、

「うまいね〜」

 と大喜びだ。あれもかけこれもかけとリクエストされまくり、一日中絵を書いていた。

 そのありさまを見て姉が「あんたの趣味も役に立つのねえ」なんて苦笑いしていた。

 帰り道、なんだか妙なテンションになってまた絵を描こう、と決めた。いまはまってる二次創作をするか、とすら。

 ラインが届いた。次来るときはあれを描いてくれ、という甥っ子からのリクエストだった。

 チェンソーマンを描く前に、わたしはどうやらあらたなポケモンを描かなくてはならないらしい。

 うーん、ファンが一人いるってことで精進するしかないのかもしれない。


✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

「今日はなにー?」

「今日はサーカスの日〜」


昔行ったなあ。獣じみた匂いに怖気付いた。今ならもっと楽しめるかも。

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