7月8日
「あ、こんな時間か」
時計を見るとまもなく日をまたぎそうだった。集中していた。今日はわりとすすんだ。しかしまだまだ目標までは遠い。
ビールでも一杯飲みたいところだけれど、我慢する。そもそも我が家にないし、家では飲まない、というルールなのだ。
風呂に入ってからストレッチをして、寝るか、と背を伸ばした。
窓の向こうではあかりがちらほらと見えた。
まだまだみんな、夜を過ごしている。おのおのの。昔はとにかく飛び出したかったけれど、いまはもう、ゆっくり休みたい。
ああ、馬鹿騒ぎをしていた頃が懐かしい。またそんな日がくるのだろうか。
未来は、わからない。
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
「今日はなにー?」
「今日はナンパの日〜」
ナンパなのかキャッチなのか勧誘なのかわからないもんだよね、新宿歩いて声かけられてるの見ても。でもま、あんま相手にしないほうがいいです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます