設定そのものは昨今においてはそれほど珍しいものではないが、それに対する主人公の姿勢や考えは、なるほど存在し得るだろうがこれまでなかなか描かれてこなかった「偶像」である事に気付かされる。偶像崇拝、そして一種の神聖不可侵的スタンスが、思春期と相重なって、ファンの応援でありつつ、一つの恋愛模様として描かれているのが面白い。それぞれの道へと進んでゆく姿が、想いの成就でも失恋でもないのが印象深い。
かわいいです。かわいいです。かわいいです。悟クンが、素直じゃなくて、そのくせダダモレで、かわいいです。アレには何が書いてあったのかな、って想像するのも楽しいです。
ドルオタを気持ち悪いと言い切ってしまうのは簡単ですよね。作中の主人公は、ドルオタという存在がどう見られるのか理解した上で、そのど真ん中には敢えていかないタイプですが、その一歩を躊躇するくらいなら最前線で応援すればいいよ、というのは外野の意見ですね。そうできない自意識がまた、この年代の初々しさというべきか……。お知らせ和泉賞にご応募頂いてありがとうございました。佳作に選ばせて頂きます。
アイドルが身近にいると不思議な感覚になりそうですね・
甘い青春ばっかり摂取してたら心に毒だよ。苦味も青春。読みなよ、人類。