Ａの目撃者

「でもさ、俺ってそんなに変わってないと思うぜ」
そう言って、巽淺彦は自殺した。
期せずして目撃者となった友人・天井新介は、喪失感すら抱かず、何事もなかったかのように高校生活を続けていたが、少しずつ少しずつ、意識下の違和感に気づき始める——


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　Happy 20th Anniversary! Yay!!
　20年前、高校を辞めてから書いた話です。産まれてない読者さん多そう（真顔）。
　時代に合わせて多少加筆修正を行っています。
　ハーモニー・コリンの映画に影響されていた時期だったので、結構変な構成というか、よく言えば実験的・前衛的。共同出版のオファーもいくつか来ました。
　現役高校生、その他学生の皆さま、20年前はこんな感じでしたよ！！！