第25話 メイドは見ていた?
またもや、やって来ました王城!
お城の門兵に貴族の証明書を見せたら、丁寧に通された。
なんか待機所みたいな所から、メイドさん出てきたぞ!
……まあ胸のボリュームが足りないから、これは萌え系だな。
クラシックなヴィクトリアン調っていうのかな、ロングスカートの一番ベーシックなメイド服を着てる。
頭にはあのヒラヒラの布……何て言ったっけ? ホワイトブリムだっけ? じゃなくて、髪の毛を多分お団子にしてるんだろうな、そこに白いキャップを被せてる。
うん、これもいいな……萌え萌えだ!
「ようこそアルテアン卿。私が本日の案内役となりますサラと申します。よろしくお願いいたします」
ちっちゃくてめちゃかわええメイドさん!
よく見たらまだ12~3歳かな? 両手を前に揃えてきちんとお辞儀した。
そうか、貴族令嬢の挨拶とは違うんだな……知らなんだ。
「うむ。よしなに頼む」
父さん、格好つけてんなあ……んじゃ俺も子供らしく。
「よろしくお願いします、サラさん」
ニッコリ笑ってくれるメイドさん。
「私に敬称は不要です。サラとお呼びください。ではご案内いたします」
そう言ってもう一度お辞儀をしたサラさんは前を歩き始めた。
父さんめっちゃ嬉しそうだな……。
あ! そう言えばメイド物買ってたな昨日!
オッサン欲情してんじゃねーだろーな!
絶対に手ぇ出すなよ!
ま、まあ俺の視線の先にはメイドさんのお尻があるんだけど……。
俺のスカウターが反応してるぞ……サラさんの戦闘力は……?
ズバリ 147cm、 41kg、 B78・W53・H75 で、Aカップ!
なかなかにスリムだが、これからの成長に期待出来そうですな。
いや、このままでも需要はかなりありそうだ。
貧乳ロリメイド……嫌いじゃない……いや、むしろ好きかも……。
父さんはメイド服には興味あっても、サラさん本体はどうでも良いみたいだな。
俺はストライクゾーンが広大だからな。
何でもいける口だ!
え? 帰りにメイド服買って帰ろうって?
メイドいねえぞ我が家には……お手伝いさんならいるけど。
え、母さんに着せる? コスプレかよ!
あんたも好きねえ……。
さてさて、控えの間は山盛りの人だかり。
ここって男しか居ないなあ……あ、女は別の部屋なのね。
ってことは、オヤジ部屋か。すげえ加齢臭だ……。
それを誤魔化そうとしてんだろうな、コロンの匂いで吐きそう……。
メイドさ~ん! 窓開けて~! ファ〇リーズ持って来て~!
駄目だよね、有る訳ないよね、いいよ、我慢するよ……。
色んな人が父さんにめっちゃ話しかけてくるなあ、新子爵だからかな?
やっぱあれか? 自分の派閥に入れとか何とか、異世界物ではお馴染の貴族の派閥争いなのか? そうなのか?
「……は最高ですぞ!」
「「おおー!」」
「……のファンなのですか? どんな内容です?」
「……は拘束して……で……大勢で……ですよ!」
「「おおー!」」
「ちなみに私は……の……が……する……が好みですな!」
「「おおー!」」
官能小説同好会かよ!
この世界にはまともな大人はおらんのか?
めっちゃ盛り上がってるとこ悪いんだけど、父さんトイレ行ってくるわ。
場所もわからんから、メイドさんに案内して貰うかね。
入り口に控えてたメイドさん達に、トイレに案内してもらおう。
声を掛けようとしたら、控室に案内してくれたサラさんが飛んできました。
俺みたいな子供にも丁寧に接してくれて、俺としては超好印象。
将来、こんな彼女が欲しいなあ……胸は少し寂しいけど。
(ちょぼちょぼちょぼぼぼぼぼぼぼ……ちょぼ……ぷるぷる……)
ふう、すっきり……ん? んんんんん? うぎゃ!
心臓止まるかと思った! なんで後ろにサラさんいるのさ!
こっこっこっこ……ここは、男子トイレ!
もしや、全部見てたの?
うんうんって……なんで?
観察してました……?
何をって……俺のち〇ちん見てたの!?
いや、今更顔赤くされても遅いんだけど!?
恥ずかしい? そりゃ俺のセリフだよ!
この貧乳ロリエロ駄メイドめ! って属性ありすぎだろ!
大人は怖いから、子供のを見て将来の勉強しようと思ったって?
身体の陰であんまり見えなかったから、もっと見たいって? このバカチンが!
女の子はもちょっと恥じらいを持ちなさい!
まだ5歳の俺だからいいけど、もちょっと大きかったらナニも大きいんだぞ!
さらに興奮してナニが大きくなったらどう責任取るつもりだ!
え? 俺になら襲われても構わない? お手付きになったら玉の輿?
見た目が可愛い俺ならオールオッケー?
マジかよ……そのセリフは、10年先の未来で聞きたかった……。
10年待ちますって? おいおい、サラさん今何歳?
はあ、13歳? サラさん可愛いんだから、自分を大切にしなよ。
おっちゃんからのアドバイスだ……。
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