第177話 親子のステータス

「それでは、次は私のステータスでもよろしいでしょうか……?」


「ああ、もちろんだ」


 ニコリと微笑んでくださるカズさん。そんな笑顔に続くように、皆さんも見たいとおっしゃってくださるので、ステータスの画面を開き、お見せしました。


 ―――――


 プレイヤー名:ハル

 職業:魔法剣士 《マジックナイト》

 氷魔法レベル10、風魔法レベル10、光魔法レベル5


 累計ステータス値24056

 体力 3401

 魔力 4452

 力  3924

 耐久 3980

 敏捷 4717

 魔耐 3582


 装備

 頭   【】

 体   【剣士の紫闘衣 《耐久+248、敏捷+49》】

 右手  【回治の剣 《力+308、与えた物理ダメージの5%体力回復》】

 左手  【ジェムストーンバックラー 《耐久+130、魔力+151》】

 腕   【】

 脚   【ネイビーラビットの靴 《敏捷+280》】

 装飾品 【韋駄天の指輪 《耐久+52、敏捷+260》】【ワイバーンのウロコ 《体力+100、力+60、耐久+60》】【武神のピアス 《体力+46、力+202》】


 ―――――


「……やっぱり、ハルのステータス高いな……!これじゃ、追いつけるのはいつになることやら」


「いえいえ、ステータスでは勝っていますが、プレイヤーとしての技量はカズさんの方が上ですから……!」


 それに、カズさんが身体強化の効果を使えば、今の私でも勝利することができません。ですので、実質的にはカズさんの方が上なのです!


 そう力説したのですが、カズさんには冗談としか聞いてもらえず、簡単に聞き流されてしまうのでした……!


「よし、ならば次はオレの番で構わんか?」


「はい!お父さんのステータスも見せてください!」


「よし、分かった!ちょっと待ってろ……よし、これだ!」


 次の瞬間に表示されたお父さんのステータスは相変わらずすごいモノでした。


 ―――――


 プレイヤー名:カツヒロ

 職業:盾使い 《シールダー》

 氷魔法レベル10、土魔法レベル10、水魔法レベル1


 累計ステータス値20285

 体力 3561

 魔力 3018

 力  3199

 耐久 3926

 敏捷 2837

 魔耐 3744


 装備

 頭   【デストラクションヘルム 《耐久+76》】

 体   【デストラクションアーマー 《耐久+268》】

 右手  【デストラクションアックス 《力+271》】

 左手  【円鏡の盾 《耐久+109、魔耐+82、光魔法を反射する》】

 腕   【デストラクションガントレット 《耐久+45》】

 脚   【デストラクショングリーブ 《敏捷+45》】

 装飾品 【】【】【】


 ―――――


 お父さんのステータスは相変わらず、耐久と魔耐、体力の3つが高く、盾役としてさらなる成長を遂げていました。私の力よりもお父さんの耐久のステータスが高いので、物理攻撃はほとんど効かないということに……!


 そんな成長ぶりをクランのメンバーとして心強く思う一方で、今回の個人戦では当たりたくないと思ってしまったのでした……

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