第165話 プレゼント選びなのです!
私がテツさんとユーカさんの2人と3月末の話をしていると、ケースケさんがやって来られました。
「おや、ハルさんたちはもう来てたんですかい。まぁ、工房が空いている時点でテツがいるのは分かってましたけどね?」
リアルで会った後に、SdnG内でのケースケさんの話し方が違和感を感じてしまうのですが、それはリアルとの印象にギャップがありすぎるからなのでしょう。
そして、ケースケさんも着席したタイミングで、お父さんとお母さんがやって来たのです。
「おお、時間よりこんなにも早く来ているのが4人か。真面目だな」
「フフッ、お父さんがソワソワしているから早くに来たのに、ハルたちはもう揃っているなんて」
お母さんいわく、お父さんは待ち合わせ時間が近づいてくるとソワソワするのだそうで、あまりにソワソワするものだから早めに来たんだそう。
「お、遅くなりました……!」
そうして両親がやって来て色々と話をしていると、今度はルビアちゃんが到着しました。ずいぶんと息切れしておられるので、走って来られたのは間違いなさそうです。
ですが、遅くなったとルビアちゃんはおっしゃっていますが、待ち合わせ時間よりもまだ5分近く早いのですが、申し訳なさそうにしておられます。
本当にここにおられるメンバーが私含めて早めに集合してしまっただけで、ルビアちゃんが悪いわけではないのですよ……
そんなルビアちゃんが申し訳なさそうに着席して3分ほどが経った頃、ガチャッという音を立てて残るお二方が入って来られました。カズさんとワカナちゃんです。
「げっ、俺たちが最後だったのか……」
「……カズ兄。だから早く行こうって言ったのに」
どうやらワカナちゃんは早めに行くつもりだったようですが、カズさんがそれをためらい、このような時間になったようなのです。と言っても、集合時間2分前なので、まったく問題ないのですが。
そんなこんなで集合時間前に全員が揃う形になり、そこからはマサミさんの誕生日プレゼントをどうするのかという話になりました。
ですが、せっかくクランの皆さんで考えるのですから、SdnGでの装備にするということはすでに決まっているのです。
そして、話し合うこと30分。マサミさんへの誕生日プレゼントとなる装備一式が決定しました。もちろん、マサルさんの武器屋のカタログを参考に選んだのです。
そのおかげもあって、マサミさんに似合いそうな装備を揃えることができたのですよ……!
そんな装備品一式はマサルさんのお店で発注してくださるとのことで、買いに行く手間が省けてしまったのでした。
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