先輩

 おはようございます。

 今朝は曇り空の関東地方某所です。

 少し肌寒いですね。


 さて、人生には様々な出会いがありますが、忘れることのない尊敬出来る人物との出会いは、人生に潤いと力をくれる気がします。


 私にもありました。

 そんな出会いが一つ。


 私が最初に入った会社で出会った先輩は、優しくて頼り甲斐があって色白の美人でした。

 性格は明るく元気でさっぱりとしていて、しかも美声で歌が上手い。

 今でも、目標、憧れの女性です。


 先輩は夢を持っていて、仕事と両立して教師になることを諦めずに、在宅で勉強して夏はスクーリングに通っていました。

 多忙なのに恋も充実していて、婚約者がいました。

 仕事も優秀だったのに、ある日突然会社を辞めることにしたと言われた時はショックでしたね。

 実はずっと一部の同僚や上司に、スクーリングで仕事を休んだりする事を良く思われていなかったそうです。


 青天の霹靂ってやつでした。

 先輩はにこにこ笑顔でいつも助けてくれたりしてくれたし、先輩に対しては、私は姉みたいに慕っていました。


 私には一番先に辞めることを伝えたから、他の人にはまだ言わないでねと言われた時は、あぁ、ちょっとは信頼してもらえてたのかな〜と思って、ほろりとしました。


 その先輩は仕事を辞めたあと、学費を他で稼ぎながら教師の資格を取り、結婚もしました。


 思いきって会社を辞め環境を変えて、夢を諦めずに掴み取ったんだなと心からすごいな〜って。


 なかなか叶わない夢を持ち続けるのは時々しんどいけれど、先輩のことを思い出すとまだまだやれる、頑張れる気がしてます。



      (2020年10月19日記)



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