セイギノミカタの味方

作者 えーきち

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★★★ Excellent!!!

とにかくまっすぐに走り続ける主人公・マサヨシがカッコいい!

本作のすごみはキレイゴトだけで終わらない、リアリティですね。
正義のためにがんばるマサヨシ。
しかし、周りに理解されない、誤解、勘違い、すれ違い。
組織に属したことのある人ならば、心にズシリと重いものがのしかかる。
マサヨシはそれでもくじけません。
思いはひとつ。セイギノミカタになりたいから。

正義とはなんなのか。わからないままに、ただ己の信じる正義のために、がんばるマサヨシ。グッときますね。
周囲からの誤解に葛藤するさまは、過去の戦隊シリーズであった伝説の最終回を思わせました。

そして、本作には可愛い(?)マスコットキャラも登場します。
缶です。人外マスコットキャラです(笑)。
『缶』にまつわる缶語も素晴らしかったです。正義缶、熱血缶、など、造語が楽しい。

戦闘シーンも胸熱!
正義の味方になるには、どうすればいいのか!
それはポイントカードを……!?
続きは、ぜひ本編で!

★★★ Excellent!!!


 正義の味方にあこがれる三ケ田正義は、いつも正義のために戦っている。……つもりなのだが、怒られてばかり。そんな彼のところに、おかしな宇宙人が現れ、「私は、セイギノミカタの味方、正義缶ジャスティスだ!」と名乗る。
 ただしこの宇宙人、どう見ても、形が缶なのだが……。

 というわけで、マサヨシとジャスティスの、正義ポイントを溜めて正義の味方に変身するための正義の活動が始まるのであった。

 本作は、つばさ文庫小説賞向けに書かれた、いわゆる子供向け作品なのですが、正義の味方に安直に憧れる主人公とその失敗を描く過程で、正義とはなにか?という中々に難しい命題が語られています。少年がヒーローに変身して、悪い奴らをばったばったと倒すような、そういう話ではないです。
 猫を助けたり、ゴミを拾ったり。地道な正義の活動が多いです。
 正義とはなにか? そんなちょっと難しく、答えの出にくい問題と向き合った少年の成長譚です。

★★★ Excellent!!!

 本日、2020年7月16日はふたつの歴史が生まれた日と、後に語られるようになる(かもしれない)。

 ひとつは将棋界で、藤井聡太棋聖が戴冠し、史上最年少のタイトルホルダー&史上初の現役高校生タイトルホルダーとなったこと。
 もうひとつは、のちにカクヨム出身の小説家として名を馳せるであろうえーきち氏の小説が完結した日である。
 ここでは、後者の小説について語っていこう。

 物語は、『正義の味方』に憧れる主人公が宇宙人と出逢うことがきっかけで成長していく、というもの。
 この設定自体は珍しいものではなく、むしろ、王道といっても良いだろう。
 やや変わった点としては、この宇宙人がユーモラスに描かれている点。
 彼本人は真面目でふざけたところは一切ないはずなのだが、何故か笑いを誘ってしまうのである。
 とはいえ、その指導は的確で、当初は独りよがりな感が強かった主人公の正義が、少しずつ周囲のことや相手のことも考えられるように成長していく。
 そして、見せ場のシーンでは……。
 いや、そこはご自身で読んでいただきたい。
 笑いあり、涙あり、ほのかな恋愛要素あり、そして正義への熱い想いが全編を通じて貫かれている。
 連載時は、至らない点も散見されたが、公開しながら推敲していると考えれば、公募の締め切りまでには、商業レベルにまで引き上げてくれるものだと信じている。
 この作品が選考委員の目に止まり、書籍化やプロデビューすることになれば、今日という日は『ふたつの歴史が生まれた日』といえるだろう。
 作者様は本作を、公開当初よりワンランク、いやツーランク引き上げていただきたい。

 本作は、アマチュア強豪作家のえーきち氏が、プロテストを受けてプロの小説家になれるかどうかを問う作品である(ぶっちゃけるとつばさ文庫応募作品)。
 これから読まれる方は、気付いた点をコメントしてあげてほしい。
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★★★ Excellent!!!

正義(マサヨシ)の名前のとおり、正義のヒーローに憧れている主人公。
でも彼はやることなすこと全て裏目に出てしまって、いつしかクラスでも浮いた存在に……。根は良い子なのだろうけど表現下手といいますか、やや独りよがりな面もあるようで、友達にもおとなにも誤解されっぱなしです。

そんな中、突然、とんでもない出会いがありまして、自販機からアレがミョーンと飛び出て、ミョンミョーンッとなるわけですよ。ある意味、マサヨシにとって理想の展開、夢見た出来事が実際に起こったわけなのですが、果たして本当に……?

正義とは何か。
友情は、たいせつな気持ちとは何か。

小学五年生のマサヨシが自分なりの答えを見つけていきます。そして周りにも変化が。スピーディな展開と言葉遊び、熱いバトルシーンなど、とにかく勢いが素晴らしい作品。ハラハラドキドキがつまっています。

★★★ Excellent!!!

セイギのミカタになりたい少年マサヨシが、自称「セイギのミカタの味方」の変な宇宙人と出会うお話です。

マサヨシは正義のつもりでやっていた行動の数々は、多分に独りよがりなものだったのですが、宇宙人との邂逅で少しずつ考えが変わってきます。やがてヒロインを襲った最大の悪を倒す、という王道展開。実はその悪には秘密があって……。

コミカルな中にも芯の通った主人公と宇宙人、宇宙人の過去の後悔、ほのかなヒロインとの恋模様。仕掛け満載で、これでもかと楽しい要素を詰め込んだ、ハイテンポなストーリーに仕上がっています。スカッと笑えて爽やかな読後感が味わえます!

★★★ Excellent!!!

正義の味方。これに全く憧れた覚えがないなんて人は、おそらくほとんどいないでしょう。正義の味方はかっこいい。そして自分も、正義の味方になってみたい。そんな風に思った経験、誰もが一度はあるのではないでしょうか?

このお話の主人公マサヨシも、そんな正義の味方に憧れた一人。その思いは小学五年生になった今でも変わらず、日々自らの掲げる正義を目指して躍進していきます。していくのですが、そこにはある問題が。
彼が良かれと思って、正義のためにやった数々の行い。ですが悲しい事に、そのほとんどはイタズラのようなものと思われ、周りからは正義の味方どころかすっかり悪者に。正義って難しい。

そんな悩めるマサヨシ少年の前に、宇宙からやって来た正義の使者が現れます。一見、缶のような姿をした彼は、その名も正義缶。
ダジャレです。しかしダジャレではあっても、決して出オチではありません。正義缶はその名の通り正義の体現者とも言うべき存在で、マサヨシに正義とは何かを教えてくれます。そしてマサヨシは彼と一緒にいる事で、そして彼の追っている悪者との戦いを経験する事で、正義とは何か、改めて考えていくのです。
はたしてマサヨシは、自らの目指した正義の味方になれるのでしょうか。

正義なんて、明確な一つの何かを示すのは難しいかもしてない。だけど無器用なまでに正義を求めるマサヨシの奮闘が、子供の頃抱いていた正義への憧れを、もう一度呼び起させてくれました。

★★★ Excellent!!!

正義とは何か。
正義の味方に憧れる小学生の男の子マサヨシくんは、誰かのために何かをしようと、いつも頑張っています。
しかし、正義とはなかなか理解されないもの。いつも失敗ばかりで周りからは正義の味方どころか、悪者扱いされてるしまつ。

しかしそんなある日、マサヨシくんが出会ったのは宇宙からやって来た正義の使者……正義缶。まるでジュースの缶のような姿をした宇宙人でした。

ジュースの缶型の宇宙人なんてビックリ。
作者様の遊び心が満載で、缶にちなんだネーミングや小技が、いたる所につかわれていて、笑いました。

しかし、笑えるだけではありません。本当の正義とは何か。誰にも理解されなくても、自分の中には確かに正義の心がある。
正義の味方を目指す男の子と相棒の缶の熱い戦いが、今始まります!

★★★ Excellent!!!

人知れず正義を行う少年、マサヨシ。
だけど、その行動は周りを困惑させ、誤解を生んでいた!?
めげないマサヨシ。
くじけないマサヨシ。
彼の前には正義の味方なんて、現れなかった。
マサヨシ「なら自分がセイギノミカタになればいい!」
自分こそが、憧れたセイギノミカタになるんだ!
どこからそういう発想がわくのか。
どえらいポジティブ。
偉大な彼の一歩はここから始まった。
刮目して見よ!