第508話 パペット (2)

ザッ……


「っ!!!」


私が一歩近付く度に、武器を持つ手に力が入っていくアンナ。


「なんなのよ……なんなのよぉ!!」


半狂乱状態のアンナが、髪を振り乱して叫ぶ。


「殺される覚悟も無く、人の命を奪えば、いつかこうなる事くらい想像出来ませんでしたか?」


「うるさい!うるさいうるさいうるさい!!」

ビュッ!ビュッ!


届きもしない短剣を振り、私に近付くなという意志を見せるアンナ。


「何故…覚悟も無く、あなた達は盗賊になったのですか。

他人から奪えば、いつか、他人から奪われる事も分からない程、教養が無い世界ではないはずです。あなた達の居た世界は。」


「っ?!」


私が、向こうの世界について知っている事に驚いているアンナ。


「他の道だっていくらだって選べたはずです。何故、この道を選んだのですか。」


正直、ずっと疑問だった。


渡人の身体能力が有れば、それこそ大抵の事が出来る。

冒険者となってモンスターを討伐してお金を稼ぐ事も出来るし、騎士となる道だってある。それに、教養が有る向こうの世界の人達ならば、戦わずにお金を稼ぐ手段だって沢山有ったはず。実際に、ご主人様はいくつかの物を作り出して、お金を稼いでいらっしゃる。


敢えて、盗賊などという下劣な存在に身を落とす必要など無かったはず。


「………よ……」


「??」


アンナの声が小さくて聞こえず、耳を傾ける。


「それしかなかったのよ!!!」


涙を浮かべて叫ぶアンナ。


何か…理由が有って、こうして盗賊をしなければならなくなった。という事だろうか。


「いきなり別の世界に送り込まれて、殺さなければ殺されるような世界に送り込まれて、誰を頼ったら良いのよ!私はまだ十三だったのよ!」


十三歳。歳だけを考えれば、かなり若い。

そんな時にこちらの世界へ送り込まれた。ご主人様達が住んでいた向こうの世界とは違い、殺伐とした世界。親も兄弟も居ない。頼れる人は誰一人居ない。

確かに心細いとは思う。辛いだろうし苦しいだろうとも思う。

誰かに頼った結果、盗賊に落ちる事になったのだとしたら、何となく言いたい事も分かる。


でも、それは言い訳でしかない。こちらの世界へ来て、心細く、辛く、苦しかったのは、ご主人様だって同じ事だったはず。スラタン様も同じだったはず。


それでも、お二方は盗賊になんてならなかった。

多分、お二方は、誰に何を言われても、盗賊になんてならなかったはず。

それが何も分からない程に子供ならば、同情の余地も有ろうかと思う。でも、十三歳ともなれば、それなりに自分で考えられる歳。結局、選んだのは自分自身でしかない。

選んだのが自分自身である以上、それを誰かのせいにするのは、責任転嫁でしかない。


ただ……よくよく考えてみると、ここに居る渡人達は、皆精神年齢が低く感じる。

こちらに来た当初、まだ子供だった者達ばかり…という事かもしれない。もしそうならば、こちらへ来て、右も左も分からず不安な時、誰かが盗賊の道へと引き摺り込んだのだとしたら、その者が悪の元凶という事になる。そういう奴が居てもおかしくはないのが盗賊というものだし、考えられる事ではある。

とは言っても、奴隷と違って命に鎖を繋がれているわけではないし、彼等は選択出来る。自分達がしている事に嫌悪感を感じるならば逃げるなり何なりすれば良いだけの事。

ボロボロの奴隷の中にも、そうした人達が居たのだから、渡人に出来ないはずがない。

結局、逃げる事もせず、他者から奪う事で生きて行くのが楽だったから、そうしなかったというだけのこと。

盗賊として生きると決めたのも、そうするしかなかったと思うのも、彼女達自身の選択であり、言い訳でしかない。いいえ。逆かもしれない。そういう言い訳しか出来ない人間だから、敢えて盗賊なんていう事をしているのかも。まあ、どちらにしても、私に…私達にとっての敵に変わりはない。

容赦する気は全く無いという事。


タンッ!


アンナの反応から、私の前にトラップは無いと判断して足を踏み出す。


「死なない!私は死んだりしなぁぁぁい!!」


私の接近に対して、叫ぶと言うより、吠えるアンナ。私の行動が、彼女に死をもたらすものだと理解しているらしい。


私は魔具に対して細心の注意を払いつつ、踏み込む。


その時、アンナが無闇矢鱈と振り続ける短剣に取り付けられている宝石が、淡く光るのを見た。

武器に取り付けられていたのは魔石で、恐らく鍔の中に魔石陣が埋め込まれているのだと思う。ご主人様が使ってきた刀の中には、不思議な能力を持った物がいくつもあったけれど、あれとはまた別。

ご主人様の刀の場合は、その武器に使われている金属自体が特殊な物で、そこに何かしらの処理が施されていた。でも、アンナの持っている武器は、使われている金属自体には特殊な能力が備わっておらず、あくまでも能力を発動するのは魔石。取り敢えず、予想外な特殊能力による攻撃ではなく、あくまでも魔法攻撃の一種であるということ。それが分かっただけで有難い。

魔石から発動される魔法となれば、全く予想出来ない攻撃という事は無い。火、水、風、木、土、闇、光。この七属性のどれか単一の魔法が飛んでくる。それ以外は絶対に有り得ない。


魔具というのは、魔力を流し込む等の発動条件を満たす事によって、発動し、魔力は空気中から補填する為、誰であっても使う事が出来る。

それは闇魔法や光魔法であってもという意味である。

ただ、Aランク以上のモンスターからしか取れないという魔石の厳しい入手条件の上で、闇属性の魔石や光属性の魔石は、そもそも産出量が少なくあまり出回らない。ご主人様のように、ダンジョンに入ったり、強敵と呼ばれるようなSランク級のモンスターを当たり前のように狩る人は、この世界においてかなり稀有である為、何百、何千という魔石を保有しているのは異常な事である。よって、魔具そのものが非常に値の張る物。


そんな魔具ではあるけれど、使い勝手の良さは魔法の比ではなく、発動までの時間は短く、発動条件は実に単純で、魔法の使えない者でも使える事から、高ランクの冒険者には必須と言われている程の代物でもある。

非常に使い勝手の良い魔具だけれど、実は、魔具には、他にも色々と細かな条件が有ったりする。

例えば、魔石陣をあまり近くに配置してしまうと、魔力の流れが混濁してしまい、上手く魔法が発動しなかったりする。

具体的に言うと、両手に装着した魔具を同時に発動させようとした場合、両手を離して発動させないと、最悪の場合魔石陣が処理出来ない魔力の流れによって壊れてしまうという事も起こり得たりする。

アンナの持っている短剣の唾の中に、魔石陣が仕込まれているとした時、二つの魔石陣が仕込まれているという事は有り得ないという事になる。

アンナが他の魔具を、体のどこか…例えば足首等に装着している場合、二つの魔法が同時に発動する事は有り得るけれど、足首となると、指向性の魔法は使い辛いし、常時発動型のタイプである可能性が高い。

要するに、指向性の攻撃魔法を発動させる魔具は、基本的に手元近くに有り、短剣の魔具が反応している以上は、それを両手で持っているアンナに、もう一つの魔法を放つ事は出来ないという事になるのである。

つまり、絶対に、単一の魔法が飛んで来る。そして、その属性は、短剣から漏れ出る光の色が教えてくれる。

光の色は緑色。この時点で風魔法である事が分かる。そして、風魔法で、指向性の魔法となれば、大体どんな魔法が飛んで来るのか想像出来る。


風魔法は他の属性とは違って、視認性が著しく低い為、よく気を付けておかないと、私のような軽装備の者は、一撃で致命傷を受ける事もある。特に、刃を届かせようとしている程に近い距離感で放たれる風魔法は、非常に厄介極まりない。

これが遠くから放たれた所から飛んで来る風魔法であれば、周囲の環境の動きから、ある程度風魔法の動きが予測出来る。ロック鳥のような馬鹿みたいに大きな魔法を放てば、周囲の物を巻き込んだり、竜巻のような状態になるから視認さえ出来る。でも、魔具で使えるような魔法となると、風の刃を飛ばす中級風魔法、ランブルカッターや、上級風魔法だとすると、大風刃のような物に限られてくる。これらの魔法は、指向性を持っているが故に、飛んで行くスピードが速く、射出されてから私の元に辿り着くまでに必要となる時間は、ほんの僅かな時間となる。その僅かな時間の中で、風の刃がどの位置に有るのかを判断するのは本来非常に難しい。空気の動き、術者の衣類の動きくらいでしか、その位置を把握出来ないからである。

しかし、風魔法と分かってしまえば、やり方はいくらでもある。


私は、魔法が発動されるより僅かに早く、腰袋から取り出した物を、握り潰し、目の前に向かって投げる。


私が握り潰したのは、何の殺傷力もないただの煙玉。ブルーモールドから作られた、黒い煙を出すだけのアイテムである。

殺傷力が無く、こんな戦争の真っ只中で使う機会はあまり無いアイテムだから、いくつか残っていた物。

私の手元で握り潰した事で、直ぐに黒い煙を放出し、それを投げる事で、目の前に黒い煙が尾のように伸びて行く。


ブワッ!


当然、煙の中を風の刃が通れば、風の刃を間接的に視認する事が出来る。


今見える風の刃は三つ。


順番に飛んで来るのを見るに、ランブルカッターの魔法だと思う。


ブワッ!


一つ目の刃を、前傾姿勢になる事で避ける。


ブワッ!ブワッ!


二つ目の刃は左に三つ目は右に避ける。


本来のランブルカッターというのは、十数個の風の刃が射出される魔法だけれど、魔具となる事で威力が落ち、放たれる風の刃の数も減る。

恐らく、多くて十程度の数しか飛んで来ないはず。


ブワッブワッブワッ!


私は風の刃を更に三つ避ける。しかも、前進しながら。下がらなくても避けられる魔法だと判断して、避けながらアンナに近付いていく。


「なんなのよ!この化け物ぉぉ!!」


アンナが何かを叫んでいるけれど、そんな事はどうでも良い。


ブワッブワッブワッ!

タンッ!タンッ!


垂直な風の刃を右へと避け、足元と胸辺りに水平に飛んで来た刃を、空中で体を水平にする事で避ける。


ブワッ!


最後の一つは私の顔面を狙った一撃。


ダンッ!


私は、それを体を大きく沈ませて避けつつ、前へ向かって地面を蹴る。


私が作り出した黒い煙は、アンナの視界を邪魔する役目も担っていた。流石に四メートル程の距離で見えなくなるという事は無かったけれど、私の突撃の動作が視認し辛くなる程度には視認性を落とせた。


黒い煙を引き連れながらも、アンナの足元にまで一足で跳び寄る。ご主人様直伝、疾足を使っての詰め寄り。


煙の中から、一瞬で足元まで詰め寄られたアンナは、深く沈み込み、足元に居る私ではなく、未だに煙の方を見ている。


私は、立ち上がりながら、戦華を、アンナの短剣を持った腕に向けて振る。


ゆっくりと、引き伸ばされた時間の中で、アンナの瞳が私の居る下へと向かって動いているのが見える。

そして、表情は怒りから焦りへ、そして、焦りから絶望へと変わる。


ズバァン!


カランッ……


短剣を持ったアンナの両腕。その手首より少し上を同時に切り離すように振られた刃は、殆ど抵抗もなくアンナの両腕を切り裂いた。

短剣を持ったままのアンナの腕の先が、血を撒き散らしながら地面に落ちる。


ブシュウゥゥゥゥ!!

「…………嫌ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


自分の両手が有ったはずの部分から、大量に出血しているのを見てから数秒後、やっと自分の体に何が起きたのか理解したアンナが、両膝を地面に落として叫ぶ。


「これで借りは返しましたよ。」


利子付きで借りを返したけれど…


「私の腕がああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」


どうやら聞いていないみたい。手が無ければ魔法陣も描けないし武器も持てない。痛みで魔具を使うどころでもない。彼女はもう終わりだ。


「ぐああああぁぁぁぁ!!」


ほぼ同じタイミングで、後ろからゼノラスの叫び声が聞こえてくる。ご主人様の方も終わったらしい。


「やったわね。」


そんな私の元に、疲れた様子のハイネさんが近寄ってくる。


「はい。」


ハイネさんと私は、冷たい目で、手から溢れ出る血を何とか止めようと必死なアンナを見下ろして、一先ずの安全が確保された事を確信した。


ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー



少し時は遡り、足止めの為に残ったシンヤは……


アンナの姿を確認出来ず、不穏な空気を感じ取った俺は、その場を離れる為に、腰袋から毒煙玉を取り出す。


ボボボボンッ!


相手が息を止めて突撃してくる可能性も考えて、腰袋に入っていた毒煙玉全てを使って、目の前に毒煙の分厚い壁を作る。

風魔法で制御してしまえば、ある程度の足止めにはなるのだが、今はとにかく、直ぐにでもここを去りたい。嫌な予感程よく当たるし、アンナの魔力量を考えた場合、範囲魔法のようなものを使用されると、かなりキツい。


「クソッ!止まれ!毒の煙だ!」


「迂回しろ!追い詰めるんだ!」


次々と左右に迂回していく敵兵達。取り囲まれてしまえば逃げる事も出来なくなる。そうなる前に、さっさと離脱しなければ。


俺は直ぐに振り返り、走り出そうとした。しかし……


「っ?!」


ズガガガガガガガガガガッ!


振り返った俺の前に現れたのは、分厚い石壁。それが何枚も連なって、撤退する為の道を完全に塞がれてしまう。


「クソッ!」


判断が遅過ぎたか?!


目の前にそびえ立つ石壁。高さも有るが、何とか飛び越えられなくはない高さ…だが、飛び越えようとしても、これを発動した連中が、そうはさせてくれないだろう。


「だったら…」


俺は刀を左手に持ち替えて、右手に神力を集める。


「おおぉぉぉぉぉ!!」


ズガァァァンッ!!


全力の…ぶん殴り。


魔法で形成された石壁は、一枚岩のような物で、殴るにはかなり硬いが、神力と俺のステータスならば破壊は難しくない。

飛び越えるのが無理ならば、一枚ずつぶち破って突き進むしかない。


「はあああああぁぁぁぁ!!」


ズガァァァンッ!


二枚目の石壁をぶん殴ると、一枚目同様に吹き飛ぶ。敢えて手前と奥の石壁を離して立てる事で、俺は一枚ずつ壁を破壊しなければ進めず、閉じ込めるというよりも、俺を長くこの位置に釘付けにしたいという思惑を感じる。


「これは…」


三枚目の石壁を見て、俺は一旦その場に停止する。

このまま壁を破壊しながら進んでも、恐らくアンナの術中。石壁がただの足止めならば、必ず俺を屠る為の一撃が来る。

腐っても渡人であるアンナが仕掛けた策。俺が今から防御魔法を描き始めてもアンナの方が圧倒的に早く魔法を展開するはず。姿の見えないアンナの事を探している時間も無い。


「どこかに……」


姿が見えないアンナからの攻撃で、俺を殺そうとする一撃ならば、この辺り一帯を吹き飛ばす一撃のような範囲攻撃を繰り出して来るはず。隠れる場所か防御に使える場所は…

周囲を見渡して、俺が生き残る為の活路を探す。


しかし、隠れる場所は無い。


そして…地面に落ちる月明かりに影が見えて、俺は顔を上へと向ける。


「おいおい…」


上級土魔法、ロックアロー。中級土魔法、ストーンアローの上位互換魔法。

石の矢を作り出し、相手に向けて射出する単純な魔法だが、上級魔法のロックアローと中級魔法のストーンアローの間には、威力の差があまり無い。

では何が違うのか……簡単な話。数だ。

一発の矢の威力が変わらない代わりに、上級魔法になる事で、作り出される石矢の数は膨大なものへと変わる。その数約百本。制圧力だけで言えば、かなりのものだ。

ただ、矢はあくまでも石で出来ている為、飛距離が短く、射出すると言うよりは落とすというイメージの方が近い為、矢のように遠くの敵を狙って放つという事が出来ない。その上、攻撃の範囲は定められていて、尚且つ広範囲である為、一人が受ける石矢の数は多くて数本程度。その辺りは普通の矢と変わらない。

だが、魔法戦では、単一の魔法を、一人が放つという方が寧ろ少ない。特に、範囲魔法攻撃ともなれば、一人ではなく、全員でタイミングを合わせて魔法を放つか、その魔法の威力を増幅させる魔法を共に放つのが定石である。

当然、俺に対して降り注ごうとしている石矢も、百本ではない。何人かの魔法使いが同時に同じ魔法を発動させたらしく、空を埋め尽くす程の矢が見える。それに、魔法は上下に重なるように発動されている為、同じ場所に降り注ぐ矢の数もその分だけ増える。

そして、矢の発現した位置は俺の真上。遮る物は何も無く、魔法を準備する暇も無い。


「こっちは疲れてるっていうのに!」


上空から落ちてくる無数の石矢。


俺はそれを打ち落とすべく、刀に神力を集めて全力で上空に向けて振る。


ブンッ!ガガガガッ!


飛んで行った神力による斬撃が、いくつかの石矢を破壊するが、一撃を放った程度でどうにかなる数ではない。


「はああああぁぁぁぁ!!」


ブンッ!ブンッ!ブンッ!


足止め役として残った時から、一人になる自分が狙われる事は予想していたし、アンナの魔法攻撃が来るであろう事も予想していた。だが、やはり一人で戦うというのは、なかなかに辛い。元々はソロプレイヤーだったのに、今ではニルが居てくれるのが当たり前になっているのだ。

一人で戦うのはなかなかに辛い。しかし、諦めるつもりは一切無い。石矢が地面に到達する前に、俺は何度も刀を振り、かなりの数の矢を破壊出来た。もう何回か攻撃を放てば、普通に飛んで来る石矢を打ち落とすだけで何とかなるはずだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る