第233話 作戦

俺、ランカ、そしてアマチは、その後、いくつかの大まかな作戦を決めた。


大きく分けて、俺達の作戦は三つ。


一つ。

現在三つ目の壁を突破しようとしている敵兵を殲滅。

二つ。

ガラクの狙いを知る事と、その阻止。

三つ。

魔眼保有者達の救出。


これらは別々なようで、結局は繋がっているのだが、分割して考えた方が良いだろう。

そして、最も優先されるべきは、敵の殲滅…ではなく、魔眼保有者の保護となった。


言ってしまえば、アマチ達、鬼皇にとって天敵ともいえる枷の人物を保護する事になる。

何故、道理眼を無効化するような能力の持ち主が居るかは不明らしいが、必ず道理眼の保有者の近くに産まれるという事から、対になる存在なのではないだろうか。


例えば、道理眼で契約した者達の呪詛を解呪出来る…とか?流石に安直過ぎる気はするが…枷の者にも、何か他の意味が有るのかもしれない。


詳しく話を聞いたが、枷となる者が居るという事は記録に有るが、実際にその者を探した事は、アマチには無いらしい。

枷の役割を持つ者は、遺伝的なものでも無く、当然地位も関係なく、魔眼保有者の中に、完全ランダムで現れる。

そして、枷となる者が死ぬと、必ず別の誰かが枷として産まれてくる。

この事実が明らかとなった時、鬼皇達の天敵となる存在なので、毎回探し出して政府の管理下に置いていたのだが、島の中が平和になり、戦争も無くなってからは、それも無くなっていったらしい。

相手を探すのも手間だし、探し出したところで、管理下に置くくらいしかやれる事がない。しかも、その者の人生を奪って…だ。

道理眼の能力を奪う方法や、呪詛との関係については記録が無く、どのような関係性になっているのかは分からないらしい。

それについて調べたくはあるが、非人道的という事で、アマチではなく、昔の鬼皇が、枷となる者が居るという事実だけを伝えていき、枷となる者自身には何もしないと決めたらしい。

それによって、現在の枷が誰か分からない状態なのだが…


もし、枷が誰か分かったとしても、アマチは何もする気は無いと、はっきり言ってくれた。


「例え、朕の天敵となる存在であっても、民は民である。

自分の保身の為に民に手を上げるなど言語道断ごんごどうだんである。」


アマチはこの事だけは絶対に引かなかった。


側近の者達が居たら、一先ずの安全の為、枷となる者を殺すか、行動不能におとしいれる、という作戦が持ち上がっただろう、とランカもアマチも言っていた。

衝撃的事実!とは思わなかった。

俺が許せる許せないは別として、島の今後を考えていくならば、そういう意見が出てくるのは当たり前だと思っていたし、それも一つの方法だと思う。


ただ、現在の状況で、枷となる者を殺したとしても、鬼皇が助かるわけではない。

未来予知の能力が無くても分かる。

この城の中に居る者達が助かるには、鬼士隊を退ける、もしくは殲滅する以外に道は無い。

という事で、ベストな解決策は、鬼士隊を殲滅、もしくは退けさせ、ガラクの狙いをあばき、阻止。そして枷を含めた魔眼の保有者達を救出する。という事になる。


魔眼の保有者は、最も安全な場所に居ると聞いた。つまり、彼らを救出する為には、敵の本陣に攻め入る必要が有る。そうなると、自ずと敵の中枢ちゅうすうを叩き潰さなければならなくなる。

ただ、その時、優先されるべきは人命であり、魔眼の保有者達を救出する事を最優先に考えて欲しい…という事だった。


「本来であれば、鬼皇として、島を守る為に、鬼士隊の殲滅を優先させるべきだが…」


アマチが一度、まぶたを閉じて、開くと、こん色の光が瞳に現れ、そこにドウリの葉と同じ形をした模様が浮かび上がる。


「民を犠牲にして平和を取り戻してしまったら、この島の未来は暗いものになる。

それが険しい道だとしても、民を守り、人の道理を外れず、街を守り切らなければならない。」


アマチの眼に、民を犠牲に勝ち取った平和の先、その未来が見えているのかは分からない。

ただ、俺とランカは、その言葉を信じ、魔眼保有者を最優先で救出する事に決めた。


「シンヤ。」


「なんだ?」


「シンヤはこの島の者ではないのだから、死ぬような事が無いようにな。」


「当然死ぬつもりは無いが…そんな未来が見えたのか?」


「いや。単純に心配しているだけだ。シンヤの強さは知らないからな。」


アマチの眼には、既に光も模様も浮かび上がってはいない。


「ありがとう。だが、他にも約束があってな。多少の無理をしてでも、助けたい人達が居る。

それに、どうも大陸側の、ある組織を思い出してな。個人的にも鬼士隊のことは許せないんだ。」


「……そうであったか。巻き込んですまないが、よろしく頼む。」


さすがに立場上、頭は下げなかったが、気持ちは十分に伝わってきた。

アマチの変化が、この先の島を、より良くしてくれる事を願って、俺とランカはニル達の待つ場所へ戻った。


「どうでしたか?」


「やる事は決まった。」


直ぐにニルが駆け寄ってきて、聞いてくるが、他の者達も居るし、詳しい話は出来ない。

一先ず、人質の救出を最優先に考えて動くという事だけ伝え、今後の細かい動きについて話を擦り合わせていく。


まず、ランカは、最も戦闘が激しい南東側へと向かい、こちらへ向かっている、ゲンジロウ、シデン、ゴンゾーと、相手を挟み込む事になった。


俺達が城まで見付からずに来たのは、タナシタの捕縛と情報の入手、そして鬼皇との会話。

そして、外に居るはずのランカが城の中から現れるという予想外の一撃。からの挟撃。

これらが目的だ。


現状、ランカが城に入った事は、鬼士隊には伝わっていない…はず。タナシタでさえ知らない内通者が居れば、伝わっている可能性はあるが…

もし伝わっていても、刃を交えている前線の者達には、確実に伝わっていない。

前線の敵を一掃するチャンスだろう。


ゲンジロウ、シデン、ゴンゾーが、後方からの圧力を増し、注意が後ろへ向けば、ランカの一撃はかなりのものになる。そして、その混乱に乗じて、俺達が密かに敵の本陣を見付け、叩く。


戦域は三つ目の壁から二つ目の壁の間。中層全てである為、挟撃と言えるような広さではないが、四鬼が三人居れば、挟撃されたという精神的な焦りを、相手に与えられる。そうなれば、相手は更に苦戦する事になるだろう。


次に俺達だが、敵の配置が中層全域であるため、二手に別れる事にした。


俺とニル。ラトとセナの組み合わせだ。


これだけの規模の戦闘では、正直セナは戦力として数える事が出来ない。

そこで、セナは基本的にラトの背に乗って移動する事にした。ラトの背中ならば、大抵の事は安全だろう。


それに、俺達の役割は、戦闘ではなく、ガラクや、サクラ達の捜索にある。

広い中層を走り回り、本陣の位置を把握する為だ。

一応、忍の者達が中層に広がっているが、派手な事は出来ないし、相手にも隠密が得意な連中が居るので、本陣の正確な位置は分かっていない。その上、常に動いているらしく、もし正確な位置が分かったとしても、俺達が報告を受ける時には、既に、別の場所に移動しているのだ。


そこで、俺達が走り回り、敵の本陣を見付け次第、合図を出す手筈てはずになった。


一連の流れは、ゲンジロウ達にも忍が伝えてくれるとの事で、合図を出せば、良いように動いてくれるだろう。


「ここからが本番だな。ランカ。気を付けろよ。」


壁の内側で、ランカに言葉を投げかけると、目を瞑ったまま、ランカが俺の方へ顔を向ける。


「皆様には、どれだけ感謝の言葉を伝えても、足りませんね。」


「いや、多分、俺はここに来るべくして来たんだ。誰だか分からない奴の思惑に従ってな。」


「どういう事ですか?」


「実は俺にも分からない……が、これを放置して島を出る事は出来ないし、知らずに居たら後々後悔していたはずだ。

誰だか分からない奴の思惑に、感謝しているくらいだよ。」


「……ふふふ。本当に不思議な方ですね。」


「そうか?」


「ええ。私はずっと。剣の道に生き、剣の道に死ぬと覚悟してきましたが……シンヤ様にならこの身を捧げても良いかもしれませんね。」


「……なっ?!」


一瞬何を言われたか分からず、固まってしまった。


「ラ、ランカ様?!」


ニルも驚いたのか、目を丸くしている。


「ふふふ。冗談ですよ。ですが、ニル様。うかうかしていると、誰かに持っていかれてしまいますよ?」


「ランカ様?!」


「ふふふ。それでは参りましょうか。」


ランカは何事も無かったかのように微笑を携えて、壁の外を見る。


相変わらず読めない女性だ。どうあってももてあそばれてしまう。


ドゴォォン!


またしても轟音ごうおんが響き渡る。


俺達は役割を果たす為、壁の外へと飛び出せる位置へと向かった。


ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー



その頃。鬼士隊に捕まってしまったサクラは…


「おい!さっさと歩け!」


ドンッ!

「っ!?」


ズシャッ…


何人も集められた人々の中、あまり足腰が強くない女性が、鬼士隊の一人に後ろから蹴られ、前のめりに倒れてしまう。


咄嗟に倒れた女性に駆け寄る。


「大丈夫ですか?!」


「は、はい…ありがとうございます…」


「あ?」


倒れた女性は、私の手を握り、何とか立ち上がる。

蹴り飛ばした男は、私を睨み付けている。


「おい。お前。他人の心配をしている場合かよ?」


「……………」


私は無言で、女性を蹴った男を睨み付ける。


「なんだその目は……殺すぞ!」


男が手に持っていた刀を振り上げる。


「おい。」


刀を振り上げた男の肩を叩き、引き止める、もう一人の鬼士隊の男。


「あ゛!?」


「早く行くぞ。少し遅れている。」


「あっ!こ、これはサダ様!」


サダと呼ばれた男の顔を見た瞬間、殺気立っていた男が焦ったような素振りを見せる。

サダという男は、鬼士隊の中でも上位の立場に居る者らしい。

赤い髪に赤い瞳。着物から出ている手足には古傷が目立ち、かなり強そう。兄上と同じような空気を纏った人。


「ここは俺が見ておく。お前は向こうを頼む。」


「は、はい!」


サダに指示を受けた男は、直ぐに走り去っていく。


「……………」


サダは、私が女性を支えているのをじっと見ている。

何かされるのかと思っていたけれど…


「その女の事はお前が見ていろ。遅れさせるなよ。」


「…分かりました。」


「よし。行け。」


それだけ言って、サダは何もしなかった。


怖い人ばかりかと思っていたけれど、どうやらそうではない人も混じっているみたい。


「大丈夫ですか?私が支えますから、頑張りましょう。」


「あ、ありがとうございます…」


倒れてしまっていた女性は、何とか歩き出してくれた。


少し前に、逃げ出そうとした男性が、一人殺されてしまった。

反抗的な態度を見せれば、容赦なく殺す。という通告だと思う。

でも、私はあんな奴らに屈しない。絶対に皆で逃げ出してやる。


ドゴォォン!


少し離れた所から、大きな音が聞こえてくる。


中層と呼ばれる区域に入ってから、戦闘が激しくなったように感じる。


今頃、兄上やゴンゾー様が、私達の事を探して下さっているはず。必ず逃げ出せる隙が生まれる。その時を逃さないようにしなければ。


「うっ…うぅ……」


支えていた女性が、声を殺して泣き始める。


「私達は…ここで死ぬのですね…うぅ……」


ポロポロと涙を流す女性。

四鬼の娘であり、妹ともなった私ですら、この状況は怖い。

大きな音が遠くで鳴る度に、体が緊張してしまう。

見た限り、支えていた女性は平民。足腰が弱い事からも、あまり外を出歩いたりしなかったのだと思う。つまり、荒事とは無縁の人生を送ってきたのだと思う。

そんな女性が、いきなりこんな状況に放り出されたら、誰でも恐怖に感じるし、絶望してしまう。


「大丈夫ですよ。四鬼の皆様が、必ず助けに来て下さいます。」


「うぅ……」


「ですから、希望を捨てずに、頑張りましょう。怖ければ、私が隣で手を握っています。」


「……はい……はい……」


女性は手を震わせて、泣きながら、それでも足を前へと出してくれている。


正直なところ、私もほとんど動いてこなかったし、辛いけれど、まだ大丈夫。毎日桜の木にお祈りしていたからかな…?


「止まれ!」


先頭に立っていた鬼士隊の一人が、大きな声で叫ぶ。


「どうしたのでしょうか?」


ここまで一度も止まらずに歩いて来たのに、突然止められた。ここが目的地…?


「皆様。」


疑問に思っていると、私達の前に、一人だけ、未だ仮面を被った男性が出てくる。


ガラク。


「ここより先は、戦闘が激化しております。

戦場に皆様を放り込むのは申し訳ありませんので、ここで暫く待っていて貰います。少ししたら、また移動して、別の建物へ移りますので、そのつもりで居てください。」


ガラクが指を差したのは、少し見栄えのする大きな建物。


私は、城へは入った事がほとんど無かったけれど、何度か兄上にどのような場所なのか、話を聞いた事がある。

その時、中層には色々な倉庫があったり儀式用の建物が有ると聞いた。多分、この建物は、儀式用の建物だと思う。


鬼士隊の指示に従って、中に入ると、大きな舞台と、その周りを取り囲むように部屋が連なっている。


本来は、舞台の上で、儀式の舞を行ったりするのだろうけれど…今回は私達がその上に登らされた。


儀式用の舞台で、どの角度からでも見られる造りになっている為、監視にはもってこい。これでは逃げ出すことは難しそう。

もっと確実に逃げ出せる状況でないと…

それに、一人、二人逃げ出したとしても、ここに残る人が居ては、見せしめに殺されてしまうかもしれない。どうにか外の人にこの事を知らせる事が出来れば、外からも手を打ってもらうことが出来るかもしれないのに…


そう考えていると…


「サクラ…様…?」


隣で震えていた女性が、不安そうに私の事を見上げる。


「ふふふ。大丈夫ですよ。必ず助かりますから。」


そう言って手を握ると、少し安心したように笑ってくれた。


舞台の上に身を寄せあって座り、外から聞こえてくる大きな音を聞いていると、私達を見張っていた者の一人が、外から入ってきた男と何かを話しているのが見える。


外から入ってきた者は、刀や槍を持っておらず、随分と身軽そうな格好。


兄上に聞いた事がある。

戦いの場で、そういう身軽な格好をした者は、大体隠密能力に長けた者であると。


もし、その教えが当たっているならば、多分、忍の方々と同じような能力の持ち主。

となれば、私に付いてくれていた忍の方々も、あまり近くまでは来られていない…はず。

こんな事になるなら、もう少し戦闘の事についても学んでおくべきだった。

今は茶道、華道より、その知識の方が必要なのに…

今更そんな事を言っても、知らないものは知らないし、仕方がない。

ここは持っている知識だけで、何とかしないと。


兄上やゴンゾー様が私の事を探して下さっているならば、もう近くまでは来ているはず。

それに、兄上の事だから、私の事は誰よりよく知っている。ちょっと異常なくらいに。


となれば……


ビリッ…


私は着ていた着物の、目立たない内側の生地を切り取る。


「サクラ様…?」


私の行動に、女性が疑問の顔を見せる。


「ふふふ。ちょっとした悪戯いたずらです。」


「…??」


多分…兄上なら、この生地の切れ端でも、私がここに居たという事に気が付くはず。


武器庫や食料庫は、色々な物が置いてあって、ごちゃごちゃしているから、監視には向いていないし、書庫のような場所は、紙と書く物があるから、絶対に立ち入らないはず。

そして、儀式用の建物は、この中層にはいくつも点在していると聞いた。

私がガラクの立場で、数十人の者達を監視しながら移動させるなら、儀式用の建物を渡り歩くと思う。

確証は全く無いけれど……それに、私が気が付かない事でも、兄上やゴンゾー様ならば気が付くはず。

少しでも何か情報を渡す事が出来れば、状況を変えられるかもしれない。


私は、破り取った生地を、舞台の床板の隙間にグイグイと押し込んでいく。


兄上……ゴンゾー様……


ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー



その頃、二つ目の壁を越えたゲンジロウは…


「ぬおおおおぉぉ!」


ガギンッ!!


「囲め囲めぇ!」


「逃がすなぁ!」


下層とは比べられない程に多くの敵が散らばって配置されている。


「ったく…湯水のように湧きやがって…」


一人殺せば、二人追加されるような状況。どこでこんなに手下を集めてきたのか…

いや、それだけこの島の政治が恨まれる形を成していたということなのかもしれないな…


「おおぉぉ!!」


ザシュッ!ガシュッ!


一体いくつ首を落とせば終わるのか…


「死ねぇ!」

ザシュッ!


襲い来る敵の首を、また一つ落とす。


「槍!盾!前に出ろ!」


誰かの指示で、盾が前に、その後ろに槍を持った連中が出てくる。当然、盾は鉄製。


「盾、盾、盾…面倒な連中だ。」


グッと腰を落とし、刀を下段に構える。


「もう盾は通用しないんだよ!」


ガギィン!


剛上ごうじょうを盾の上から当てると、大きく盾が上へと傾く。


ガンッ!


隙間の空いた盾の下に、無理矢理足を捩じ込み、蹴り上げる。


「ぐっ!」


剛剣術の使い手である俺と、力で張り合っても勝てないと分かっているだろうに。


ザシュッ!!


股の下から垂直に振り上げた刀は、身体中の骨と肉を、綺麗に真っ二つにする。


「鬼火!はなち!」


ゴウッ!!


俺の声に反応した鬼火が、即座に放を発動する。


「ぎぃやぁぁぁぁ!」

「ぐあああぁぁぁ!」


扇状に炎が広がり、その範囲内に居た者達は、一気に焼け死ぬ。


「学習能力が無いのか。こいつらは。」


「これ以上壁に近付けさせるな!数で押し潰せ!」


指示を出している指揮官が、どうにも無能らしい。

数の多さを過信しているらしく、ただただ相手に突っ込めと指示を出している。

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