我、頂きを臨む者

 

 何とも薄暗い場所だ。半透明で黒色をしたドーム形の天井には亀裂が走り、チラチラと太陽の光が溢れていた。

 不気味だが、何処となく神聖な気配を感じる。廃墟と化した教会へ足を踏み入れた心地だ。


「き、貴様ら……!」


 感じたのは強烈な獣臭と、夥しい数のモンスター。そして憎悪に満ちたルーカスの形相。しかし俺は彼の顔など見ずに、その少し下を見ていた。


【ルーカス】


 トップ ―

 アンダー ―

 サイズ ―

 28年8ヶ月9日物


「……ようやく見付けたぞ、ルーカス」


 ついつい口に挑発的な笑みが浮いてしまう。野郎の乳首を見てニヤニヤするとか、我ながら気色悪い。


「こ、の――恥知らず共がぁっ! 此処を何処だと思っている!?」


「『ポミケ』の会場だろ。まあ、確かに何の実績もない俺には身の程知らずかもだけど……」


 此処は上位薬師の販売場所であり、また表彰式や商品の授与が行われる場所だ。初参加で、しかもポーションを持ってきていない俺には不相応だろう。

 当然、そんなの知ったことじゃない。


「蒙昧な貴様らにはそうとしか見えないだろうがな、此処は――」


「アメリアちゃんは何処!?」


 ルーカスの言葉を遮りコレットが叫んでいた。自然、挑発に挑発を重ねた形になる。

 弁舌を中断されたルーカスは、顔をヒクつかせながら血走った目を彼女に向けた。


「女、今は私が話しをしている。不勉強な貴様らに、神の使徒であり現代の魔王である――」


「詰まらない独り言は便器にでも喋ってて! 仕事でもないのに、アンタみたいな野郎の話なんて聴きたくないのよ!」


 コレットさん怖!?

 彼女の剣幕に圧されたのか、自分の憤怒で二の句が継げないのか、ルーカスは「この売女がぁ……!」なんてベタなコトを呟いていた。


「何度も言わせないで、アメリアちゃんは何処にいるの!」


「何処、何処かだと……? ――はっ、お前達には目がないのか? ソコに居るだろう?」


 俺もコレットも弾かれたようにルーカスの顎で指した方を向いた。

 やや離れた場所に、真っ黒い何かが転がっている。人程の大きさで何か布切れが被さっていた。


「……――!」


 布切れは、王都で買ってアメリアが着ていたフード付きの外套だった。隙間から、純金色の糸屑が広がっている。まろぶように駆け出したコレットを追い、俺とハナも駆け寄った。


「アメリアちゃ――……!?」


 言葉を失った。其処にあったのはタールを混ぜ込んだ粘土人形、俺の偽らざる第一印象がそれだ。


「――――」


 アメリアを抱き上げると、彼女の着ていたシャツや服飾品が流れて落ちる。

 側に居たコレットの目には既に涙が溢れていた。


「嘘よ……こんなの、嫌……! アメリアちゃん……あ、アメリアちゃんが……!」


 腕の中に居るのが、アメリアだとは信じたく無かった。信じたくなど無かったが、泥水に沈む衣服はアメリアが着ていた物で間違いないし、俺達を此処まで導いた二つの星は、確かにここから発せれていた。

 だが今はその光も感じられない。俺の目を以てしても、何も見えなかった。


「ああ、やはり耐えきれなかったか」


 予想通りだというようにルーカスは嘆息する。俄然、反応したのはコレットだ。


「あ、アンタ、彼女に何をしたの!!」


 強烈な怒気を向けられても、ルーカスは肩を竦めるだけだった。


「何も。むしろアメリアは元の姿に戻りつつあるだけだ」


「元の、ですって……!?」


「そうさ。お前達には言っても分からないだろうが、アメリア・◼️◼️◼️◼️◼️は魔に選ばれた方舟だ。彼女が先天的に持っていた呪い祝福は、本当は誇るべきことなんだよ」


 誇るべきことだと?

 ルーカスが何を言っているのか、俺には理解できなかった。恐らくコレットもそうだったのだろう。


「彼女という存在が計画の要だった。お陰で、私は次の魔王であり、更に【神威代任者】を任される直前にまで成った。あと一歩、あと一歩で、全てが叶う。全てが、報われた筈なのに……!」


 泣くかのような笑うかのような、怒るかのような形相でルーカスは語気を強めた。


「お前達のせいだ! 私は王国をより良いものにする為に何もかもを捧げてきたのに、何もかも無茶苦茶だ!」


 唾を飛ばしながら、血走った目でアメリアを指差す。肩をせりあげ、コレットに劣らない苛烈さで支離滅裂な主張を叫んでいた。


「アメリアだって、とっとと自分の運命を受け入れないから余計な手間や金が掛かったんだ! むしろ彼女は私に感謝すべきだ! 本来の役目を思い出させ、私と共に歴史の創造者になれる栄誉を与えたのは私だぞ!? その恩に泥をぶつけやがって、これが許されてもいいのか!? ええ!?」


「――――」


 頭からあらゆる感情が消えていく。俺には何もかも理解できない。神とか、魔がどうとか、歴史のうんぬんがどうとか、何一つ。

 それにどれほどの価値があると言うんだ。

 お前が欲しい未来は、アメリア達を犠牲にしてまで得るべき価値があるというのか。


「ぎ、ぃ、ぃい、ぶ、ね……ひ、ど……!」


 濁りきったアメリアの声に、心胆が冷えきっていくのが分かる。

 知性と何処か寂しさを湛えた翡翠の瞳も、花弁のような唇も、初雪のような繊細な肌も、言葉も、華奢で庇護欲をそそられるCカップのおっぱいも、何もかも奪われた。


「だがやはり、神は居たのさ。因果は巡りアメリアは罰を受けた。今のその姿は似合いの末路と言うべきだ。いい気味だよ」


「女の子の一生を何だと思っているの!!」


 顔中を涙で濡らしながら、コレットは叫んでいた。同性である彼女には、アメリアが受けた痛みを俺より理解できているに違いない。

 彼女の怒りと切実さに満ちた訴えは、多くの者の良心を刺激する力を持っていたが、ルーカスは例外だったのだろう。辟易したように溜め息をついて、おどけてみせた。


「さあ? 少なくとも私の一生じゃ無いからね。皆目検討が付かないよ」


「――あ、アンタはいつも勝手な都合ばかり並べて、そうやって何もかも奪っていく! 奪われて、汚されて、傷つけられて――いい加減にしてよ! アメリアちゃんを返して……返してよぉ……!」


 慟哭するコレットをルーカスは冷然と見ていたが、ふと何か思い付いたように口の端を上げた。


「そういえばアメリアは、誰かに美しいと言われることが夢だったらしいな? おめでとう、その願いは叶った」


 それは何処までも醜悪な笑みだった。おおよそ、人の出来る表情の中でも最悪の部類に入る。


「運命への回帰を果たした本来の姿、今まで見てきた君の中で最高のデキさ! 本当に美しいよ、アメリア! は――はははははあはっはははは! は?」


 奴の顔も見ずに投げた石つぶては、ルーカスの足元から突如出現した白い物体に阻まれる。なるほど、アレがコレットが教えてくれた召喚獣……骨の竜か。


「……今のはなんだ? 貴様、神の眷属たる私に石を投げたのか?」


「お礼だよ。外しちゃったけど」


 ベラベラベラベラ……長々喋ってくれたお陰で、するべきコトが分かった。あんまり頭に血が昇ると、逆に脳みそが活性化してしまうのかもしれない。


「……オリくん?」


「コレット、もうちょっとこっちに寄ってくれないか?」


「……え? な、なに? どうするの……?」


「いやなに、ただの目隠しだ。あんなクソ野郎に、アメリアのヌードを披露するなんて癪だからな」


 俺はルーカスに背を向け、アメリアの肉体を抱き直す。グスングスンと泣きじゃくるコレットの側で、俺は右手をアメリアの身体に置いた。


「……どんな無駄なことするつもりか知れないが、ソレはまだ必要なんだ。返してもらうよ」


 背に突き刺さる凶悪な殺気は、それに比例する攻撃を予感させる。コンマ数秒後には、俺に何かしらの暴力が飛来するだろう。


 モーゥ!


 だが、俺に届くものか。風を切って向かってきたルーカスの攻撃を、ハナは頭突きで迎えた。破砕音がどちらからしたものなのか、確認するまでもない。


「!? こ、この家畜が、まだ邪魔をする気か! たかだか牛の分際で!!」


 モーゥ、モーッ!


 その牛が魔獣達の前で一切怯んでいない事実を、ルーカスはもっと吟味すべきだろうに。見た目ほどは冷静じゃないっぽい。

 怒号と怒号が交わされた後は、暴力と暴力の応酬だ。ハナの大立ち回りを鑑賞できないのは残念だが、贅沢は言うまい。


「ちょっとの間だけ頼むぞ、ハナ」


 サンリッシュ牧場が誇る牛に背中を任せ、俺は彼女に意識を集中した。

 どこが手か足かももはや分からないけど、だからどうした。俺はアメリアに触れ、適当なところをそっと指で摘んだ。


「――、――――……ぎ!? っ、あ、じぃ! ッ~~ぎッ、!」


「汚くなんかねぇし、感染りもしない」


 俺は乳首の神だ。まあ、誰も信じてくれないけど。

 ならばその俺がおっぱいに――乳首に触りたいと心から願ったら? 既に乳首に触れていると確信したらどうなるだろう。

 俺が触っているこの場所が、乳首として再定義されるんじゃないか?


「…………っ」


 理屈でも理論でもない。思い込み、あるいはトンチだ。一休さんだって聞けばヘソで茶を沸かすだろう。

 それでもいい。いま触れている場所がアメリアの乳首だ。この俺が、おっぱいを間違えるわけがない。

 左の乳首がここなら、右の乳首はこのあたり。上乳がこうで、下乳は俺の手の平の中。

 肌の色艶、ぬくもり、柔らかさ、背丈とアンダーバストから算出したCカップの大きさ、この世にたった二つしかない愛しい膨らみ、アメリアだけの大切なおっぱい。

 おっぱい電話したのも昨日のように感じる。何もかも、俺が覚えている。だから、


「だから安心しろ。俺が必ず、お前を運命の人に届けてやる」


「――――!」


 それは魔王にも歴史の創造者にも出来ない。ほら見ろ。乳首の神様って、やっぱ良いじゃん。

 アメリアの身体が白い光に包まれた。


 ・


 アメリアは暗い水の底に沈んでいた。全身を縛る重くて冷たい沈殿物は、自分の肉体から生まれたもの。

 やがては自分の全てを飲み込み、ルーカスの言う魔の因子を吐き出すだけの異形となるのだろう。朧気な自我の中、アメリアは自分の未来を思い、そして自嘲に笑った。


 仰向けのまま星のない夜を見上げている。向かう先のない旅人は、星など無くてもいい。

 父やジェシナを再び見れたと言う幸運と、自分のために駆け付けてくれる友人が居てくれた幸福を胸に、目を閉じてしまおう。

 あんな男の為に何もかもを投げ出してしまう自分を情けなく思うが、もうどうでも良かった。

 生き残ったとして、アメリアという存在は既に消えたのだ。ジェシナは悲しむだろうか、お父様は嘆くだろうか、コレットは……既に耳元で泣いているらしい。

 ムネヒトは……? ムネヒトはどうだろうか?

 答え合わせは出来ないのが、ひどく残念だ。


(ざんねんと、いえば……)


 結局、運命の人には逢えなかった。逢って心からの御礼が言いたかったのに。それだけが、本当に残念だ。

 でも、もう遅い。

 自分は、アメリア・ジェラフテイルは――。


 ――だから安心しろ。俺が必ず、お前を運命の人に届けてやる。


(――――!)


 無意識に閉じかけていた目蓋が開いた。瞳は上を――何処までも続く深い闇を映す。

 自分の未来そのものの夜、光の無い黒を裂く一筋の流星をアメリアは見た。かつて母が教えてくれた、願いを叶える星を。


 ・


「…………――――!」


 アメリアが目を開けたとき、最初に見たのは黒い瞳をした青年の顔だ。次いで、大きく目を見開いたコレットの泣き顔。ルーカスの驚愕に支配された顔。

 そして、自分の十本の指。手。肌。母から貰った自慢の金髪。


「あ、あ、あああ……!」


 全身を侵していた倦怠感も気色の悪い汚泥も、何処かに消え去っていた。その手でペタペタと顔を触り、鼻や頬の感触を確かめる。

 温もりを感じる自分の肉体が、まだ本当のような気がしない。

 そっと、ムネヒトの手がアメリアの左胸から退かされた。それに代わって、アメリアは自身の裸の胸に手を当てる。

 柔らかさの向こうに、確かに心臓の暖かさを感じた。


「ムネヒト……! わ、私……! わたし……!」


 彼はにやっと歯を見せる。


「おう。髪はサラサラ肌もすべすべ、理想的な半球型にツンってピンク色で綺麗な……――おほん、いや、何でもない、うん」


 彼は得意げに笑っていたが、顔を赤く染めぷいと目をそらした。


「……イヤ――……!」


「ふぁッ!?」


 アメリアはムネヒトに縋って懇願する。驚いて離れようとする彼に抱き付き、彼女は金色の髪を左右に揺らす。


「イヤ、ちゃんと言って。お願いよムネヒト……貴方の口から聞きたいの……」


 ムネヒトは真っ赤な顔のまま恥かしそうにキョロキョロしていたが、やがてアメリアの瞳に視線を落ち着かせると、ゆっくり口を開く。


「…………綺麗だ」


 ばん。と、確かに聞えた。鼓膜が破裂したような音が全身に響き、信じられないほど熱い血が顔に昇ってくる。

 健康な肉体になってから、アメリアは幾度となく羨望の眼差しを向けられたし、煌びやかな言葉で飾られた美辞麗句も与えられた。

 ムネヒトが彼女に掛けた言葉は、そのいずれよりも短いもの。たった一言。


 でも、今生まれて初めて言われたような気がした。


 唇と喉が震えて声が出なかった。胸が熱くてどうしようもない。瞳の奥がキュウと痛み、熱い涙を流させた。

 ムネヒトはジャケットを脱ぎ、ルーカスの視線からアメリアを護りながら彼女の肩へ掛けた。


「コレット、アメリアを頼む。ハナ、二人に有象無象を近付けさせるな」


「…………うん、任せて」


「御意に。どうか御武運を、ムネヒト様」


「おう。ん? ……ま、いっか」


 振り向いてルーカスの方へ歩いて行く彼を、アメリアもコレットも瞬きもせずに見詰めていた。


 ・


「……何をした? ち、治療も解呪も、受け付けないアメリアを、どうやって……!」


 驚愕に好かれたルーカスは、近付いてくるムネヒトへそう呼び掛けた。ムネヒトは応えない。聞こえなかったのでは無く、単に無視しただけだ。


「……? なんだコレ」


 金剛石のように固めていく拳に違和感を覚え、アメリアに触れていた右手を開く。

 手の平には見知らぬ異物が握られていた。黒炭のような『魔石』のような、漆黒の固形物だ。


「!! そ、それは、いや、それこそが正に魔王の因子ッ! 遥か古代より、受け継がれてきた支配者の遺志だ! まさか、摘出したというのか!?」


「へー……」


 指で挟みマジマジ見ているムネヒトより、ルーカスの方が遥かに興奮していた。


「寄越したまえ! すぐに! それさえ有れば、あんな女を飼う必要なんて――」


「えい」


「――――は?」


 ムネヒトは因子とやらを握り潰した。因子は宝石のような見た目に反し、内臓を吐き出すナマコのように黒い液体を手の平一杯に溢してしまった。

 情けない悲鳴はムネヒトからだ。


「おっわ、ばっちぃ! えんがちょ!」


 慌てて何処かで拭おうと――自分のハンカチは使いたく無かった――辺りを見回す内、その液体はムネヒトの肌に触れると音を立てて蒸発し、跡形も無く消えてしまった。

 引っ裂けるような悲鳴はルーカスからだ。


「き、キサマっぁぁぁあああああああああ! よぉ、よくも、よくも! 我が大事業をッ! 大偉業への一歩を踏みにじってくたなぁあああ!」


「踏みにじってねぇよ。えんがちょしたんだよ」


 ムネヒトは右手を眺めたり匂いを嗅いだりしていたが、何事もないので安心し、興奮に鼻息を荒くするルーカスへ話しかけた。


「あのさ、欲張りすぎじゃないか? 大商会の代表であり、歴史の創設者であり、次の魔王であり、神威代任者でありって……属性盛りすぎだろ」


「この私を愚弄するのか!? 散々邪魔しただけでなく、私を……! 許さんぞ、貴様は絶対に許さん! 王都を攻め落とす下馴らしに、ぐちゃぐちゃになぶり殺してやる――――!」


 怒号に呼応し魔獣達が雄叫びを上げ、ルーカスを護る骨の混竜が完全に顕現する。ムネヒトより小さいモンスターは皆無だ。


「赦さない? それは俺の台詞だ」


 昏く冷たい声だった。間違ってもミルシェ達やハナ達に聞かせられないような……ムネヒトの凶暴さが表に現れた声色だった。


「テメェは今すぐ殺す」


 ルーカスはアメリアもコレットも傷つけた。何度も何度も傷つけ、挙句の果てにムネヒトの目の前でおっぱいを壊したのだ。

 赦さない理由は、それだけで充分だった。

 不倶戴天の敵手を前にして、ムネヒトの眼光に凄惨な殺気が満ちる。破壊だけを求める一匹の悪鬼が、いまの彼だった。


「殺す……? 殺すだと? は……は、ははははははははははッ! この歴史に刻まれた伝説の魔獣達が見えないのか! 殺す事はおろか、近づくことすら出来まい! 大言壮語も程々にしたまえ! 先程から何様だお前は!」


 哄笑を浴びながら、ムネヒトは周りに蔓延るモンスターを見て詰まらなそうに鼻を鳴らした。


 伝説の魔獣達? 次の魔王? 神威代任者? 恐るるに足らず。


「……ハイヤ・ムネヒト」


 おっぱいと共に立つ限り、


「頂を臨む者だ」


 ムネヒトは無敵だ。

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