ジェラフテイル商会

 

 アメリア・ジェラフテイルは、日のある内はほとんど外に出ない。

 自分の姿を人に見られたくないというのが第一で、また彼女には日光の刺激が強すぎる。

 いつも地面スレスレまである丈のローブを被り、商会館の中で一日の大半を過ごしていた。代表執務室から出ない日だってまま有る。


 アメリアは外が苦手だった。だが、苦手ではあっても嫌いじゃなかった。

 日が完全に落ちた頃、アメリアは外へ出て王都の街を眺めて回る。今日も秘書のジェシナに内緒で、裏口からコッソリと。週に二三回ほどの、いわゆる気晴らしだ。


 王都大通りは日が暮れても喧騒は失われない。それでも日中に比べれば人の数は少なくなるし、騒がしさの種類も変わる。

 太陽が肌を責めることも無いし、格好が悪目立ちする事も無い。

 大手を振って……とはいかないまでも、アメリアは比較的気楽に大通りを散策することが出来る。

 絶え間のない倦怠感や、時々押し寄せてくる吐き気などのために長時間の散策は叶わないが、それでもアメリアにとっては大事な息抜きだ。

 最初は自分で商品を見たり、王都の様子を観察したりするのが目的だったのだが、すっかり彼女の楽しみになっていた。


 酒の入ったグラスをぶつけ合う音が聞こえてくる。品性は無いが心底楽しそうな笑い声を上げる酔っ払いが居る。よくは見えないが、どうやら右腕を大怪我した男がのめる様に走り去っていく。


 書物だけでは得られない雑多で活きた知識も得られるし、幼少の頃に母と買い物をした事なども思い出され、アメリアは慰められる心地だった。


(あれは……焼き鳥だったかしら? どんな味がするのかしら……)


 ふと漂ってくる香ばしいタレの臭い……らしい物に、好奇心を刺激されるが、実際に食してみようとは思わなかった。食べても無駄だという観念が阻害しているのだ。


 先天的な毒の為に嗅覚や視覚、特に味覚などが人よりも鈍いらしいが、ずっとこれが普通だったのだから自分では分らない。

 病状改善の為に最高級の薬膳料理を摂取しているが、味はあまり分らなかった。辛うじて、胡椒の刺激が舌に残るのを感じる位だ。

 美味さも不味さも、アメリアには大した違いは無い。故に味を無視し効能に特化した料理を難なく飲み込めるのが、利点といえば利点か。


 一度ジェシナがアメリアの食事を口にした事があったが、あの時の彼女の顔は傑作だった。

 くすりと笑うが、直ぐにアメリアの気分を悪くするような光景が、視界の隅に映った。


「ほれほれ! もっと近くに寄らんか! うひょひょっ、そうそう! よーし、お小遣いを上げよう!」


「あん、もう! こんな所でですかぁ~? でも、ウレシイ~!」


「ずっる~い! 私も私もぉ~!」


「おひょひょひょひょっ! 順番、順番!」


 恰幅の良すぎる男が、露出の激しい女達に密着され脂ぎった笑みを浮かべていた。

 彼は金貨や大紙幣を、化粧は濃いが美女達の――豊かな乳房や臀部に必要以上に触れながら――ドレスの隙間に押し込んでいた。ぼやける視界でも分かるほど鼻の下を伸ばしている。


 それも見るに堪えないが、アメリアの神経を逆撫でしたのはむしろ周りの女達の方だ。

 金を何枚もドレスの隙間に押し込こまれ「つめたい! つめたい!」と、愉快そうにはしゃいでいる。身体を弄られているのに、嫌がるどころか「もっと! もっと!」と、豊満な肢体を男に絡み付けてねだっていた。


「……――チッ」


 なんて下品なと、アメリアは思わず唾した。

 見目麗しいだけで、スタイルだ良いだけで、金を得られるような美しい女をアメリアは心底軽蔑している。いや、ほとんど憎悪しているといっても良かった。

 金貨一枚を稼ぐのに、どれだけの苦労が有るのかを彼女達は知らないに違いない。


「は? おいソコの女、今舌打ちしなかった? アンタよアンタ、フードを被ったヤツ」


 運が悪い事に聞こえていたらしい。アメリアは足早にその場を去ろうとしたが、向こうの方が早かった。

 女の一人に腕首を掴まれ、強引に引き寄せられてしまった。


「いた……っ、は、離しなさい!」


「ほら逃げんな。いいからちょっと来いって。何なんアンタ、言いたい事があるならハッキリ言えっての」


 男に対して言うような猫なで声とは違い、ドスの効いた声でアメリアをめ付けてきた。

 アメリアの腕力が自分より遥かに弱いと知ってか、より強く腕をねじ上げてくる。


「止めよーよ。どうせブスの僻みでしょー? そんなん相手にしたって、しょーがないって」


 その内の一人は、場を諌めるフリしてアメリアを見下しているのが明白だった。

 脂ぎった男も、女を両脇に抱えてニヤニヤ眺めているだけだ。道行く人々の数名かはこっちに気付いているが、関わろうとする者は居ない。遠巻きに囲うか、端から見なかったように去っていく。


「いいから、いっかい手ぇ付いて侘びいれよ? ほら、その不細工なツラを拝――……ヒッ!?」


 止める間もなくアメリアのフードを捲り上げると、女は弾かれたように手を引っ込めてしまう。

 腕首を掴んでいた手もパッと離し、汚いものでも触ったかのようにドレスの裾で拭っていた。女の様子に訝しんだ他の者達もアメリアに視線を投げるが、直ぐにその顔は怖れに染まる。


「――っ!」


 アメリアは慌ててフードを被り直すが、彼女たちと往来の目にも触れてしまったらしい。気色の悪い沈黙のうねりが、彼女を中心に広がっていく。


「ヤバイじゃんかソレ……うっげ、触っちまった!」


「ちょ、っと、もしかしてアンデットじゃないの!?」


「ね、ねえ! 早く行こーよ!?」


 彼らは怒りも忘れたらしく、物々しくアメリアの元から逃げていった。後には土埃と濃い香水の臭いだけが残った。


「……ふん、ざまぁ見なさい」


 彼女達の楽しい雰囲気を壊してやったわと、言葉だけでは勝利を謳う。

 だが一度沈んだ気分は晴れそうにない。これが負け惜しみでしか無いと、アメリア自身は思っていた。


 一人が言った言葉がずっと耳に残っていた。ブスの僻みとはまさに正鵠。あの女達が夜の美しい蝶なら、自分は毒を持った蛾だ。


 チラと視線を巡らせると、その様子を伺っていた周りの者達も慌てて去っていく。賑やかな大通りの中で、自分の周りだけが黒い隙間が出来たようだった。

 この程度もいつもの事だ。気にするような事ではない。アメリアは手の甲で目尻を乱暴に擦り、再び独り歩き出した。


 人の価値は見た目では決まらないなんて綺麗事だ。美しく生まれただけで、あんなにも楽しそうに生きているじゃないか。

 周りから持て囃される事を、さも当然だと言わんばかりの美女共の振る舞いが、忌々しくて仕方なかった。いや、忌々しいほど羨ましかったのだ。


 だから私は、比類なく醜い私は、誰よりもお金を稼いでみせる。

 アメリアは普段から抱いている決意をより一層強くした。そうすれば何だって手に入る。健康な身体だって、幸せだって。


 私にはお金しかないのだ。


 アメリアは零れそうになる嗚咽を必死でかみ殺しながら、大通りを行く。

 もう散歩する気分になどなれそうに無い。はやく帰って仕事の忙しさに埋もれてしまいたかった。

 美しくなりたいだなんて、そんな贅沢は言わない。とうの昔に諦めた。でも――。


 ――たった一度で良いから、美しいと言われてみたい――。


 その為なら何を捨てても良いと、アメリアは思っていた。


 ・


「アメリア。こんな遅い時間に何処かへ行っていたのかい? 駄目じゃないか、夜も遅いんだから早く休まないと……」


「! ルーカス!」


 商会会館に帰ってきたアメリアを迎えたのは、20代後半の男だ。長身に白いスーツを着こなした、美男子と呼ぶに足る容姿をしている。

 名をルーカス。アメリア・ジェラフテイルの婚約者だ。

 夜も更けつつある時間ではあったが、商会で働いていた従業員と何かを話しているところだったらしい。身嗜みからして、こんな時間から外出だろうか。

 一番会いたく無いタイミングで、一番い会いたくない人と出くわした気まずさにアメリアは思わず顔を背けていた。


「……まさか、泣いていたかい? ああ、だから言ったじゃないか……外は危険で一杯なんだ。君に何かあったらどうするんだ。来月には、君だけの命じゃなくなるんだよ? 婚約者に、あまり心配をかけないでくれ」


「……ごめんなさい。でも、市井の様子は商売に関わることだから、自分の目で確かめたいのよ」


 アメリアは何十回も繰り返した言い訳を今日も口にする。ルーカスは苦笑いして肩をすくめた。


「君は仕事熱心だな。そんな勤勉なところもチャーミングで素敵だ。……けどね、僕らだって相場の状況は見ているつもりだし、何も君自ら足を運ぶ必要は無いんだ。それとも僕らは信頼できないかな?」


「そ、そうじゃないわ……ただ……」


「さっきも言ったけど、僕は君が心配なんだ。出来れば、安全な場所から指示だけしておいて貰いたいんだ。それとも、まだ『最上級治癒薬』なんて探しているの?」


「――っ」


 不意に図星を突かれ、アメリアは咄嗟に反応できなかった。

 王都を見て回る目的はでは無いが、もしかしたら……と思っていないと言えば嘘になる。


「アメリア、君のジェラフテイル商会は王国でも最大級の品揃えを誇っているんだ。此処で見つからない物が、どうして街中で見つかるんだい?」


「――……」


「あと、君、また宮廷薬師と取引してポーションを購入したね? 前にも言ったけど、その時は一度僕にも話してくれって言ったじゃないか。無理な服用をして、身体を壊したらどうするんだ」


「――それは……」


「諦めろなんて言わないけれど、僕は君がどんな姿であっても変わらずに愛していると誓う。だからもう、『最上級治癒薬』なんて――」


「それくらいで勘弁してやってくれルーカス。アメリア女性にとっては大事なことなんだ。心配する君の気持ちも分からんでは無いが、そう追い詰めてやるな」


 婚約者の言葉を遮ったのは、しゃがれてはいるが重厚な響き持つ男性の声だ。

 声のした方へアメリアとルーカスが振り返ると、杖を突いた60歳前後の男が立っていた。その少し後ろには、中性的な美貌を持つ長身の女性……ジェシナが控えている。


「ベルバリオ様! いま、お戻りになったのですか?」


 ベルバリオと呼ばれた男性は、アメリアに顔を皺を更に深くして微笑み返した。

 年齢こそ老人の域ではあるが、その逞しい筋骨は20歳は彼を若く見せる。

 彼はベルバリオ・ジェラフテイルといい、ジェラフテイル商会の会長だ。また、アメリアの養父でもあった。

 現在は代表職を義理の娘であるアメリアに譲り、自分は会長職に就いている。第一線から退いた身ではあるが、いまだに王国に多きな影響力を持っていた。


「ああアメリア、ただいま。どうやらお前も、恒例の王都巡りから帰ってきたばかりらしい。なーに、無理をしない範囲なら外の風に当たるのも良いだろう。何日も閉じこもってるばかりじゃ、飽きるだろうからな。あきないに、飽きちゃいかん」


 乾いた声で彼はイタズラっぽく笑う。

 アメリアは味方を得て、安堵を自覚した。後ろからジトっとこっちを睨んでいるジョシナには、気が付かないフリをする。


「ベルバリオさん。そうは言いますが、わざわざ彼女が屋外へ出るメリットは薄いと思います。危険ですし、取引もポーションも此処に勝る環境など無いのですから」


 ルーカスは振り返り、ベルバリオを嗜めるように意見した。べルバリオもルーカスを嗜めるように眉を寄せ、生徒の思い違いを正す教師のような口調で語りかける。


「メリットデメリットだけは価値は測れんよ。よく『野に遺賢無し』とは言うが、私はそうは思わない。きっと世の何処かには、輝く星のような存在がまだまだ居るに違いないのだ」


「……お言葉ですが、それはベルバリオさんの様な例外だけです。貴方は一代でこの商会を育て上げましたが、それは天稟の才能があったからに他ならないでしょう。今の時代においては、見つかるとは思えません」


 彼の言うとおり、ベルバリオは辺境の小さな薬草店から始めて、数十年で王国随一と称されるまでに育て上げた豪腕だ。

 現代よりもポーションや薬師のレベルが低かった時代とはいえ、アカデミーにも通わず、薬師に師事した事も無かった彼の為した偉業は、商人達の間で伝説となっている。


「まして王国内の目ぼしい人材は、既に我々や他の商会が声を掛けています。これ以上、何処に隠れていると仰るのですか?」


「いくら時代が進もうとも、人材という物は尽きる事が無いと私は思う。同じように、自分達の考えがいつまでも正しいとは考えない方がいい。私もお前も、目が曇っていないと何故言えるのだ?」


「……――はい、申し訳有りません。出すぎた事を申しました」


 ルーカスは其処で話を切り、小さく頭を下げる。それを潮に、静観していたアメリアはルーカスに声を掛けた。


「ところでルーカス、貴方これから何処かへ行くの?」


「え? ああ……。これから次の『ポミケ』の打ち合わせを兼ねて、夜会へ招待されてね。帰りは明日になるかもしれないから、アメリアは早く休むといい。それとも、君も行ってみるかい?」


 夜会と聞いて、アメリアは俄かに好奇心を刺激された。

 貴族諸侯が集まり、様々な料理や酒を囲んで立食パーティを想像する。商人の会議とは違う種類の集会であり、女性は艶なドレス姿で音楽に合わせて踊ったりするのだろう。


「……ありがとう。けど、私はいいわ。不必要に場の空気を悪くするのは非合理というものよ」


 しかし、きっと自分には縁の無い場所だろう。仮に健康になったとしても、全身を覆うカビのような靄が消えるとは限らない。

 そういう場所は見目麗しい者達にこそ似合うだろう。自分では、絶滅寸前のゴブリンにドレスを着せて躍らせているのと変わらない。


「……そうか、君が言うなら仕方無い。じゃ、行ってくるよ」


 ルーカスはそういうと、玄関先で待っていた大きな馬車に乗り込んだ。

 窓を開け手を振る彼に、アメリアも同じように手を振って、馬車が角を曲がるまで見送った。


「――アメリア様、また私に内緒で出掛けてましたね?」


「……ジェシナ、急に真後ろに立つのはやめて頂戴。心臓に悪いわ」


「失礼、冒険者時代のクセでして……いえ、それはどうでも良いのです。なぜ、私に一声掛けていかなかったのですか?」


 高い位置からジト目を向けられても、アメリアはルーカスの時のように萎縮しない。


「掛けたわよ? 心の中で」


「アメリア様に、念話魔術の心得があるとは知りませんでした。しかし、私に伝わっていないのですから練習不足ですね。ルーカス……様の言い分ではありませんが、身に何かあったら、どうされるおつもりですか?」


「あら? 私のような醜女を強姦する男がいるとでも思っているの?」


「――アメリア様」


 表現の過激さを自覚しつつ、アメリアは自嘲気味に笑う。ジェシナは目に見えて顔をしかめ、アメリアに詰め寄った。


「……ごめんなさい。冗談にしても言葉過ぎたわね……貴女の心配もルーカスの心配もよく分かるわ。ところで、やっぱり貴女はルーカスが嫌いなの?」


「……――」


 沈黙は時に、百の言葉よりも雄弁だ。秘書の正直な反応にアメリアは苦笑いする。

 どうもジェシナとルーカスは馬が合わないらしい。ルーカスの方はどう思っているかは知らないが、ジェシナは明確に嫌っているらしい。

 ルーカスは、才能を見込まれてジェラフテイル商会にスカウトされてきた男だ。今ではベルバリオの後継として敏腕を振るう立場にまで上り詰めた。


「来月には私の夫となる人よ? つまり貴方の主人とも言えるわ。いい加減に馴れて頂戴」


「……私はアメリア様の秘書ですが、ご命令と有れば、私情は挟みません」


 命令じゃなくてお願いなのだけれど、とは口に出さなかった。

 もしかしたらコレは嫉妬なのだろかと邪推もしてみる。付き合い自体はジェシナとの方が長いが、確かに最近はルーカスと接する時間が増えてきた。


「まぁまぁ、アメリア。ジェシナも人の好みはあるだろうさ。仕事に差し支え無い程度のモノだから、大目に見てやってくれ」


「……お……ベルバリオ様は少々ジェシナに甘いわ……」


「私はアメリア様にこそ甘いと思いますが?」


 先ほどまでその甘さに助けられていたアメリアは、そんな苦言を呈した。ジェシナの反論は聞こえないフリをする。ベルバリオは笑っているだけで答えようとしなかった。


「どれ、二人ともそろそろ本当に休みなさい。明日もきっと忙しい。一日の始まりは朝じゃなくて、就寝始まるとも言うからね」


 言いながら、自分の方は夜番の従業員と早速仕事の話を始めてしまった。ベルバリオのバイタリティには恐れ入るが、彼はいったいいつ寝ているのだろうか。


「……アメリア様、最後に少々宜しいでしょうか?」


 自室へ向かいかけたアメリアを、ジェシナは囁くような声で呼び止めた。必要以上に近づいてきた彼女にアメリアは注意しようとするが、真剣な声色に忘れてしまう。

 ある予感に、心臓が大きく跳ねた。


「……『最上級治癒薬』の商談が完了しました。一週間以内に納品する予定です」


「――!」


 フードの奥で、アメリアの瞳が欄と輝いた。

 何か言おうとして、言葉にならず口をパクパクさせる。主人のそんな様子にジェシナは一度頭を下げて、


「申し訳有りません。すぐにお伝えしようと思いましたが、アメリア様は外出中でしたし、また夜も遅いから興奮して眠れなくなってしまうかもと危惧いたしました」


「……貴女ってば私の外出を咎めた上に、また妙な気遣いをするわね。でも良いわ、許す、許します。ええ! ジェシナの言うとおり、今夜はいつもより寝不足になりそうだもの!」

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