設定資料:主な登場人物一覧(第一部完結時)

第一部が完結しましたので、ここで再度登場人物の紹介を行います。

(ネタバレあり:第一部完結まで読んでいない方はご注意ください)


「小説家になろう」版は、自作の人物イラスト付きです。(スルー推奨)


※年齢は第一部完結時



ハサール王国 レンテリア伯爵家――――――――


アニエス・シュタウヘンベルク(214歳)


https://31109.mitemin.net/i513186/

本作の主人公

ブルゴー王国の宮廷魔術師であり、勇者ケビンの養育者兼教育者

世界に数人しかいないと言われる無詠唱魔術師の最高峰にして先駆者

前世では世界最強の魔術師として名を馳せたが、魔王討伐戦にて死亡。その後はリタとして生きることを決意

戦場に散った初恋の男性「スヴェン」のことが忘れられず、前世では生涯を魔法の研究に捧げて純潔を守り通した(という言い訳)

かなりの拗らせ女子だったらしく、歳を重ねてからは相当気難しい性格になる

あだ名は「ブルゴーの英知」「ベストオブ老害」など



リタ・レンテリア(5歳)


https://31109.mitemin.net/i513044/

転生したアニエスの依り代となった少女

ハサール王国オットー子爵領のオルカホ村に生まれるも、脳腫瘍により寝たきりとなり、三歳で死亡した

母譲りのプラチナブロンドの髪に父譲りの灰色の瞳、吊り上がった細い眉にタレ目がちの瞳

恐らく将来は母親のような「低身長童顔ロリ巨乳」になる――かもしれない

中身が214歳児の「ベストオブ老害」アニエスなので、非常に気が強く気難しいが、それが幼女特有の我が儘さとマッチして、両親、祖父母、屋敷の使用人たちからも愛されている

ムルシア侯爵家の孫で次期当主のフレデリクと婚約した

口癖は「おのれぇ!!」「バカちんが!!」「どうしてこうなった!?」

甘いケーキが大好物だが、虫歯になるからと両親に制限されているのが悩み



フェルディナンド・レンテリア(28歳) 


https://31109.mitemin.net/i513040/

リタの父親でエメラルダの夫

身長178センチ 細身の長身 銀色の髪に灰色の瞳

ハサール王国レンテリア伯爵家の次男

性格はよく言えば温厚、マイペース、悪く言えば思慮が浅く危機意識が低い

21歳の時に駆け落ち騒ぎを起こしてエメラルダと失踪。オルカホ村に住み着いていた

全裸美少女ロリ妊婦であるピピ美の母親――ピクシー女王に見惚れたことを切っ掛けに、妻からある疑いをかけられる

現在はレンテリア家の首都屋敷に住み、屋敷の管理などを行っている



エメラルダ・レンテリア(24歳)


https://31109.mitemin.net/i513069/

リタの母親でフェルディナンドの妻

美しいプラチナブロンドの髪に明るい青い瞳

身長152センチの低身長童顔ロリむち巨乳人妻

本人はいたって真面目だが、見た目がエロい。そこはかとなくエロい

ハサール王国ラローチャ子爵家の長女で兄が一人いる

夫と同様に些か「お花畑」な性格だが、リタの良き理解者であり無償の愛情の提供者

夫と相談の結果、リタの弟妹を求めて再び子作りに励みだしたご様子



ピピ美(3歳:人間換算で10歳程度だが知能はもう少し低い)


https://31109.mitemin.net/i513052/

オルカホ村の裏山の奥地に住んでいるピクシー族の少女

身長約10センチ 

本名は秘密 通名は『Φй∇Эюжθζ∬∂』

次代の女王ピクシー候補として、外の世界を見てこいとばかりに里を出された

ホームシックにかかっていたところを見られ、リタの願いを聞き届けたティターニアによって里に帰された



セレスティノ・レンテリア(51歳)


https://31109.mitemin.net/i513058/

ハサール王国レンテリア伯爵家当主にしてフェルディナンドの父親

スラリと背が高く若い頃は美男子と言われた

生真面目で優しい性格だが、締めるところは締める 

孫のリタにメロメロで、気の強い妻に頭が上がらない

レンテリア家当主の傍ら、王国薬科研究所の副所長を務める

最近は屋敷の管理をフェルディナンドに任せるようになった



イサベル・レンテリア(49歳)


https://31109.mitemin.net/i513063/

セレスティノの妻 フェルディナンドの母親 リタの祖母 ライネス伯爵家の長女

燃えるような赤い髪と薄茶色の瞳

厳格で生真面目な性格だが、リタと一緒に住むようになってから相当丸くなったと言われる

孫のリタを溺愛し、綺麗なドレスでリタを着飾るのが趣味

結婚以来夫の代わりに領地と家の切り盛りをしてきたが、最近では領地経営を長男夫婦に、首都屋敷と使用人の管理を次男夫婦に任せて仕事を減らした



アンブロシオ・レンテリア(29歳)


セレスティノとイサベルの長男でフェルディナンドの兄

スラリと背が高く、赤みの入った銀色の髪に灰色の瞳

兄弟仲は良好で、出奔から戻って来た弟を笑顔で迎え入れた



エヴェリーナ・レンテリア(27歳)


アンブロシオの妻で、イサベルが派閥貴族家から連れてきた女性

美人ではないが気立てが良く経済に明るい

痩せてヒョロヒョロの肉感の全くない体形

明るく気立ての良い性格で、夫婦仲は良好

領地経営、特に貿易港の管理に手腕を振るう有能な女性



ライネリオ・レンテリア(8歳)


アンブロシオ、エヴェリーナの長男 リタの従兄

赤みがかった銀髪に灰色の瞳

我が儘で自尊心の強い性格だが、リタに鼻っ柱を折られてから自重するようになる

強力な攻撃魔法を見せつたリタに対して、一生頭が上がらなくなった

それ以降全く出番なし



イラリオ・レンテリア(73歳)


セレスティノの父 フェルディナンドの祖父 リタの曽祖父

レンテリア伯爵領の本宅の離れで隠居生活

趣味は畑づくり

幼いころは「神童」と言われるほどに強い魔力持ちだった

本編には一度も出てきていないが、何故かここに名前がある



エッケルハルト(57歳)


ハサール王国 レンテリア家の筆頭執事

代々レンテリア家に使える執事の家系

常に伯爵家のことを第一に考えるレンテリア家の忠臣

息子の一人も執事としてレンテリア家に仕えている(現在修行中)

近隣家には仕事のできる敏腕執事として有名

リタの良き理解者にして、数少ない本音を言える相手



ロレンツォ・フィオレッティ(24歳)


ハサール王国魔術師協会所属の二級魔術師

身長168センチ 薄茶色の髪と瞳 中肉中背、線の細い体格

私生活には無頓着で、国支給の安物のローブを普段着のように愛用する

リタの魔術学の家庭教師という名目でレンテリア家にやって来たが、実態はリタの押しかけ弟子

現在では基礎的な無詠唱魔術を行使できるまでになった

ジョゼットと相思相愛の仲になるも、その後の戦への召集によって左腕を失った

近々、ジョゼットと結婚する予定



ジョゼット・モラン(19歳)


レンテリア伯爵家の客室メイドからリタ専用メイドとなる

170センチの長身とすらりとした均整のとれたスタイルだが、「父親似」の顔は決して美人とは言えない

短めに整えられた茶色の髪が美しく、笑うとえくぼが可愛らしい

出身はアルガニル郊外のモサリナ村 弟が二人、妹が三人いる農家の長女

どうやら貧乳らしく、メイド仲間曰く「まるで板のような胸」

近々ロレンツォと結婚する予定



ハサール王国 ラローチャ子爵家――――――――


マルセロ・ラローチャ(47歳)


ラローチャ子爵家の現当主 エメラルダの父

気は小さいが中々に狡猾な性格をしている

娘のエメラルダを溺愛する

亡きバルタサールとの約束により、「魔力持ち」の家から孫に婚約者を紹介されることになった

 


ジェセニア・ラローチャ(44歳)


ラローチャ子爵夫人 エメラルダの母

エメラルダとよく似た外見――つまり「元祖低身長童顔系ロリむち巨乳人妻」

ある意味、本物の「ロリババア」

優しくて柔らかい性格




ハサール王国 ムルシア侯爵家――――――――


バルタサール・ムルシア(享年63歳)


身長181センチ 体重130キロ

ハサール王国ムルシア侯爵家当主

レンテリア家、ラローチャ家が所属する貴族派閥の長

薄茶色の髪に茶色の瞳で、筋骨隆々の屈強な身体に厳つい顔つき

周りからは「脳筋」と思われているが、実際には相当な策士

セブリアンが放った暗殺者により、リタの巻き添えを食らって死亡

死の直前にリタの正体に気付く



オスカル・ムルシア(36歳)


身長183センチ 体重120キロ

バルタサールの長男 現ムルシア家当主

身体が大きい典型的な体育会系の「脳筋」で、場の空気を読むのが苦手

妻のシャルロッテに一目惚れをして、猛烈なアタックの末結婚した

惚れた弱みのせいで嫁の尻に敷かれて頭が上がらないが、持ち前の体育会系気質で気にもしていない様子

「第8次ハサール・カルデイア戦役」において、素手でぶん殴って敵将を討ち取るという斜め上のことをやってのけ、戦役以降生きた伝説としてその名を轟かすことになった

本人曰く「ふはははははっ、さすがは俺様だ!!」とのこと



シャルロッテ・ムルシア(28歳)


オスカルの妻にしてフレデリク、エミリエンヌの母

身長160センチ 神秘的な長い黒髪に黒い瞳 絶世の美女だが意外と身長は高くない 

かなりの巨乳(リタ曰く、エメには負けるらしい)

実家は王族の親戚筋、バルテリンク公爵家の三女

典型的な我が儘貴族令嬢で非常に気が強いが、夫のオスカルに溺愛されている

「ムルシアの女狐」とあだ名されるほど策略、計略を用いてリタの婚約者外しを企んだが、結局リタの術中にはまる

最終的にリタに惚れ込み、息子の婚約者として迎え入れることにした

「体育会系脳筋夫」のお守りのために、意外と苦労人



フレデリク・ムルシア(8歳)


オスカルの息子 バルタサールの孫 リタの婚約者

母親似の細面の美少年で、色白で手足も細くヒョロヒョロ

武家貴族筆頭のムルシア家を継ぐには優しくおとなしすぎる性格のため、本人も周囲も些か不安なご様子

しかし実は婚約者のリタが相当な武闘派であるという事実が発覚し、場合によっては彼女が女将軍にすればいいか……などと考えているのだろうか?

そうなれば、将来は絶対にリタの尻に敷かれること確定

それでも意外とお似合いな二人だったりする



エミリエンヌ・ムルシア(5歳)


オスカル、シャルロッテの長女 フレデリクの妹

リタと同い年

黒い髪に茶色の瞳 まるでミニチュア版シャルロッテのような外見

気が強くお転婆で生意気で負けず嫌い

多くの部分で性格が似通にかようリタとの相性は最悪で、顔を合わせる度に叩き合いの喧嘩になる

将来の小姑(リタの方が義姉になる)で、リタの事を「お漏らし女」と呼んで馬鹿にする



プリモ・ロブレス(42歳)


ムルシア侯爵軍の参謀

バルタサール・ムルシアにその能力を買われた平民出身者

長年軍の参謀を務める古参だが、新米将軍オスカルのお守りに忙しい




ハサール王国 ハサール王室関係――――――


ベルトラン・ハサール(45歳)


ハサール王国国王

次期国王の息子が一人と娘が二人いる

部下の意見を聞き入れる度量を持つ、懐の深い名君

現在はカルデイア大公国と戦後交渉に大忙しで、多額の賠償金をもぎ取ろうと奮闘中



マルゴット・ハサール(40歳)


ベルトランの妻でハサール王国王妃

実家はアストゥリア帝国で現皇帝の長女

輝くような金色の髪が美しい美熟女



フェリシアノ・ハサール(18歳)


ハサール王国第一王子

真面目で実直、少々気が小さいのが悩み

現在は父の近くで実務の勉強中



アビゲイル・ハサール(15歳)


ハサール王国第一王女

明るく素直な性格で、見た目もなかなかに麗しい

姉妹仲は良好



ナディア・ハサール(12歳)


ハサール王国第二王女

まさに「天真爛漫」を絵に描いたような性格で、家族のみならず城中の者たちから愛されている。

特に父王に溺愛される



モデスト・エッカール(48歳)


ハサール王国宰相 国王の片腕

エッカール侯爵家当主

ベルトランとは歳が近く、幼少時からの友人でもある

臣下がいないところでは、国王と気安い会話をすることもある




ハサール王国 その他の人物――――――――


クルス(31歳)


身長190センチ 体重130キロ

パウラの夫 アニーの父

10年来の冒険者ペアのパウラと結婚し、娘を授かる

無精ひげの目立つ厳つい熊のような風貌 筋肉バカ

ハサール王国の冒険者ギルドに所属する男性冒険者で、職種は剣士だが、その見た目に反して実は剣闘は苦手

所謂いわゆる「脳筋」で、思慮が浅く失言癖とぼやき癖がある

パウラの出産時に産道を指差して「入口」と何度も言い間違えた

しかしその気持ちはわかる



パウラ(26歳)


クルスの妻 アニーの母

ハサール王国の冒険者ギルドに所属する女性冒険者(現在は育児に忙しく、半引退状態)

職種は密偵スカウトで、なかなか優秀らしい

身長150センチ、短く切りそろえた燃えるような赤毛と黒の瞳に色白の肌のなかなかの美人

その幼い見た目から、本作品の合法ロリ枠女性

夫のクルス曰く「貧乳デカ尻ロリばばあ」だが、本人の前では口が裂けても言えない。聞かれたらきっと殺される

10年来の冒険者仲間だったクルスと結婚し、娘を出産

妊娠中に乳毛が伸びていたところをクルスに指摘されて、思い切り殴り倒した



アニー(0歳)


冒険者ペア、クルスとパウラの一人娘

名前は命の恩人「アニエス」から一部を拝借

母親似の明るい赤毛と整った顔を持ち、父親に似て身体が大きい

将来は父親のように背が高く、母親に似た美人になると思われる



ヴォルフガング・ランベルト(39歳)


冒険者ギルド ハサール王国支部のギルド長

既婚 息子が二人いる(15歳17歳)

家庭と仕事と忙しく、かなりの苦労人



ハンネス・サルミネン(26歳)


ハサール王国魔術師協会所属の二級魔術師

「この戦が終わったら、俺結婚するんだ」などとフラグを立てる様な言葉を吐いた後、テンプレ通りに戦死した

形見のブレスレットをロレンツォが婚約者に届けた



ブリジット・フレモン(22歳)


ハサール王国魔術師協会所属の魔術師で、現在は王立魔術研究所の研究員。

攻撃、補助、治癒魔法など全ての分野にバランス良く優れた才能を発揮する。

アニエスに憧れて従軍魔術師の道を歩んだが、人を殺すことを相容れられずに断念し、以後研究職に就く

平均的な身長とくすんだ色の金髪、特徴のない顔

特に美人でもないが、かと言ってブサイクでもない、大きな黒縁の眼鏡をかける「地味眼鏡の隠れ巨乳」

地味で真面目な性格だが、意外とお茶目な部分もある

戦で仲間になったロレンツォに恋心を抱くが、ジョゼットとの関係を知って失恋。人目を憚らずに大泣きした

数少ないリタの正体を知る人物

意外と読者の人気が高いことが判明したため、今後の恋愛模様が気になる一人でもある



クンツ・ゲプハルト男爵(38歳)


オットー子爵領の庶務調査官

極度の肥満体で頭頂部の肌が見えるほどのハゲ

フェルを痛めつけたためレンテリア家の怒りを買う

後に処刑された



カンデ(7歳)


オルカホ村に住む少年

父親は猟師

責任感が強く、年下のリタの面倒を見ようとする



シーロ(6歳)


オルカホ村に住む少年

父親は鍛冶屋

大人しくて気のいい性格 カンデの弟分



ビビアナ(5歳)


オルカホ村に住む少女

父親は雑貨屋

異常に気が強いが実はビビり

カンデとシーロは彼女に頭があがらない




ブルゴー王国 ブルゴー王室――――――――



アレハンドロ・フル・ブルゴー(53歳)


ブルゴー王国第16代国王 

前半生の施政により歴史上は名君として評価されているが、晩年はかなり投げやりな状態になった(まぁ、無理もない)

亡き正妃――ローザリンデとの間に子供が三人いる(長男・次男・長女)はずだったが、実は長男のセブリアンが托卵児だったことが判明。あまりの衝撃に寝込みそうになる

その事実が王位継承に絡む他国を巻き込む陰謀に発展し、その後始末にも頭を悩ませた

正妃亡きあと、側妃との間に娘を一人もうける(第二王女で末娘のエルミニア)

嫁に出た末姫のエルミニアを未だに溺愛する



ローザリンデ・フル・ブルゴー(享年23歳)


アレハンドロの正妃でブルゴー王国王妃

隣国カルデイア大公国の第一公女で、政略結婚によりブルゴー王国へ嫁ぐも次男イサンドロを出産後に死亡

本作品の根底に流れる陰謀の原因を作り出した、諸悪の根源とも言える人物

実兄のオイゲンを愛し、嫁ぐ直前に肉体関係を持った

表面上はアレハンドロを愛するふりをしていたが、死ぬ直前まで実兄を愛し続けた

セブリアンが病的資質を持つ人物に育ったのも、ハサール王国が国家分裂の危機を招きそうになったのも全てこの人物が原因



セブリアン・フル・ブルゴー(28歳)


ブルゴー王国第一王子……だった

小柄な体格と小太りで病的に白い肌で、精神的に病んだ暗い顔をしている(近親相姦による何らかの遺伝性疾患の可能性あり)

国王アレハンドロの正妃ローザリンデと実兄オイゲンの不義の子である事実が判明し、王位継承権を剥奪された、ある意味不幸な人物

小物の悪党ではあるが、第一部のお話の根底には彼の王位継承に絡む陰謀があるため簡単に切り捨てられない人物でもある

第一部最終話で脱獄したため、第二部でのキーパーソンかもしれない



イサンドロ・フル・ブルゴー(25歳)


ブルゴー王国第二王子 独身

何処ぞの貴族令嬢に恋人がいるらしいが、その女性と結ばれることはない模様

外見はアレハンドロの若い頃にそっくりだと言われ、明るく人懐こい性格のために人望は厚い

第一部では名前だけの登場だったが、第二部ではしっかり登場する予定

兄セブリアンが失脚したため、棚ぼた的に王位継承一位になる

次期ブルゴー王国国王



スタニスラヴァ(27歳)


ブルゴー王国第一王女

すでに他国に嫁いでいるため名前だけの登場

母親のローザリンデにそっくりらしい



ジャクリーヌ・トレイユ(享年28歳)


エルミニアの母でトレイユ伯爵家の三女 

正妃ローザリンデの専属侍女だったが、正妃亡き後アレハンドロの側妃になった

25歳でエルミニアを出産して離宮で静かに暮らしていたが、ローザリンデとセブリアンの秘密を偶然知ってしまい、セブリアンにより毒殺される

彼女の死の真相が、アレハンドロがセブリアンを切り捨てる切っ掛けになった




ブルゴー王国 コンテスティ公爵家――――――――


ケビン・コンテスティ(21歳)

ブルゴー王国所属の勇者

勇者としての資質を見出され、幼少期よりアニエスに徹底的に鍛えられた平民出身の若者で、対魔王戦のリーサルウェポン

身長174センチ 中肉中背 浅黒い肌 黒髪 黒目

魔王討伐の恩賞で公爵位を授かり(コンテスティ公爵家の養子となった:次男)、後にブルゴー王国の第二王女エルミニアと相思相愛の末結婚

正義感に溢れた真面目で誠実な性格をしており、その人柄を当時第二王女だったエルミニアに一目惚れされる

三度の飯より嫁(と嫁の乳)が大好きで、毎晩(もしくは毎朝)のように子作りに励む。そのため、嫁の身体が心配されるところ

「勇者」という役職が名誉職のような扱いなので、誰もその実力を知るものはいなかったが、後に凄まじいまでの戦闘力を見せつけた

その常識外れの戦いぶりは、敵にして「化け物」と言わしめたほどで、圧倒的な剣術の他に基本的な無詠唱攻撃魔法まで使いこなす規格外の人物

それでもアニエスには敵わないらしい(本人談)



エルミニア・フル・コンテスティ(18歳)


ブルゴー王国第二王女

真っ白な肌 白に近い銀色の髪 透き通るような青い瞳

清楚で可憐な、まさに「お姫様」

国王アレハンドロの二女であり末子だが、正妃ではなく側妃の子のため、幼少時は母親とともに離宮での隔離生活を余儀なくされた

そのせいで、王族でありながらも非常に真っすぐな性格に育ち、その天真爛漫さにより父王に溺愛される

勇者ケビンに一目惚れし、自身から愛の告白をした

16歳で結婚して速攻で第一子(男児)を出産するも、続けて子作りに励んでいるご様子

なんだかんだ言いながら彼女の方から夫をベッドに誘うことも多く、その可憐で清楚な見た目に反し、ベッドの中での姿はすっかりケビンを虜にしているらしい



クリスティアン・コンテスティ(0歳)


ケビンとエルミニアの第一子(長男)

父親にそっくりの黒髪と浅黒い肌で、なかなかに精悍な顔つきをしている

両親に愛されてすくすくと成長中

両親の仲の良さを見る限り、来年には弟か妹が生まれると思われる



ブルゴー王国 その他の人物――――――――



カリスト・コンラート(50歳)


ブルゴー王国宰相であり、コンラート侯爵家の当主……だった

国王派と見せかけて実はセブリアン第一王子派で、セブリアンの生まれの秘密を知りながら隠していたために、国家反逆の罪に問われ処刑された

もちろん名門コンラート家はお家取り潰しのうえ、一族郎党が路頭に迷うことに



イェルド・ルンドマルク(44歳)


ブルゴー王国の宮廷魔術師……だった

行方不明のアニエスの代わりにその座に就いた第一王子派の魔法使い

魔術の実力ではなく、政治的手腕によってその地位を手に入れた小者で、セブリアン失脚に伴い更迭されて、後に行方不明



セシリオ(38歳)


ブルゴー王国騎士団 騎士団長

身長180センチ 体重110キロ

妻子あり

魔王討伐戦時の勇者パーティの一員で戦闘時のタンク役

出身は中堅伯爵家の次男坊



チェス・エストリン(20歳)


ブルゴー王国聖教会所属の女性神術僧侶

身長157センチ 貧乳 ぺたんこ 幼児体形 20歳なのにイカ腹

魔王討伐戦時の勇者パーティーの一員で、回復系魔法のエキスパート

生真面目な性格で同僚の彼氏欲しい発言を咎めているが、本音では恋人が欲しくてたまらない(もちろん神職の身なので実際には無理だが)

出身は「カルドナ」で、兄弟姉妹が七人もいる大家族貧乏男爵家の三女

四歳で「魔力持ち」の力を発現して聖教会に放り込まれた

懺悔室で貴族に愛の告白をされて狼狽える



デボラ(28歳)


ブルゴー王国 諜報・特殊工作隊所属の女隊員

身長168センチで細身

魔王討伐戦時の勇者パーティーの一員で偵察、暗殺任務のスペシャリスト 

いい加減な性格に見えるが、実はフェイク

生真面目なチェスをからかって遊ぶ



ヒルデベルト・シュタウヘンベルク(?歳)


ブルゴー王国の前宮廷魔術師

アニエスの育ての親にして魔法の師匠

幼少のアニエスの才能を見抜き、路上生活から拾い上げた恩人




カルデイア大公国 ―――――――――――



オイゲン・ライゼンハイマー(57歳)


カルデイア大公国 大公

ブルゴー王国の亡き正妃ローザリンデの実兄

兄妹で愛し合っていたが、政略結婚のために引き離された

妹が嫁ぐ直前に肉体関係を持ったため、ブルゴー王国の第一王子セブリアンは実の息子

第一部では直接出てこなかったが、第二部ではがっつり出てくる予定

この人物とローザリンデの「やらかし」が大勢の人間と国に迷惑をかけることに

その罰が当たったのか、自国には自身の血を引く子はいない模様

そのため(?)、第一部最終話にて実子セブリアンを救い出した



ダーヴィト・ヴァルネファー(36歳)


カルデイア大公国 ヴァルネファー伯爵家の次男

身長170センチと背は高くないが、鍛えられたガッシリとした体格

短く刈り込んだくすんだ金髪に青い瞳

妻エミーリアとの間に子が二人いる愛妻家

武勇に名だたる「脳筋」だが、第8次ハサール・カルデイア戦役にて敵将オスカルに素手でぶん殴られて討ち取られるという大失態を犯す

現在は人質兼捕虜として強制労働に従事中



ジークムント・ツァイラー(36歳)


カルデイア大公国 ツァイラー伯爵家の次男

スラリと背が高く、大きな鷲鼻が特徴の美丈夫

頭の回転が速く、狡猾でずる賢い

独身だが娼婦上がりの愛人がいる(身分違いのため結婚できない)

ダーヴィトの参謀兼お目付け役

「脳筋」のダーヴィトを上手に操っていたが、第8次ハサール・カルデイア戦役にてあまりに斜め上の出来事に翻弄された挙句に、自軍を壊滅させてしまった

その後行方不明になる



その他―――――――――――――


ティターニア(?)


悠久の時を生きる、妖精族の女王

ピクシー族はもとより、エルフやドワーフなどに代表される種族全般を統べる精霊界の存在で、半分神話の世界の住人

永らく実在を疑問視されていたが、約300年前に姿を現したことを切っ掛けにその存在が確認された

その外見は絶世の美女であり、立ち居振る舞いを含めて神々しいまでの存在だが、実は少々ポンコツなのではないかとリタに疑われている

自身が認める人間以外には決して姿を見せず、彼女に会えただけでもその価値はプライスレス

今回はリタに戦争をやめさせるように要求してきた

リタの願いを聞き入れて、ピピ美が里に帰れるように手配してくれた

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