第66話


 文化祭の代休なので学校はお休み。蛍が遊びに来ると言っていたので朝、早起きして掃除や勉強をして待つ。お昼前に呼び鈴が鳴り


 「……お、お邪魔します」


 「お、いらっしゃい。待ってたよ」


 「ま、待ってらっしゃいましたか!?すぐに準備した方が良いですか!?」


 「……準備?こちらの準備は万全だ、そうか、蛍も楽しみにしていたんだな?」


 「た、楽しみだなんてそんな……わ、私は……先輩がお望みならって……」


 「……そうだな、今日は思う存分可愛がってやるから……精々、足掻いてみな?」


 「あ、あぅぅ……先輩、優しくしてください……」


 「……ふふ、手加減なしだ。覚悟するんだな、蛍」


 「……は、はい……先輩」


 「……蛍。ツーコントローラーで良いか?」


 そう言ってファ○コンのスイッチを入れたら蛍が怒り出した。何故だ!?


 「……先輩は女心がわかってません!」


 「……えーと、はい、すみません」


 「……先輩なんかこてんぱんです!」


 何故だか凄い気合いだ。


 「……先輩、負けたら勝った方の言うことを何でも聞くルールで良いですね?」


 目が据わった蛍が提案してくる。


 「……俺は構わないが……ライトバージョンで?」


 「……ハードバージョンです」


 なんでだ?今日の蛍はどうしちゃったんだ?


 「ま、まぁ……勝てばいいんだ!勝てば!」


 そういう訳で『ボ○バーマン2』で対戦したのですが……こてんぱんでした。今日の蛍はスーパー蛍だったのだろうか?


 「……むふふ、先輩。罰ゲーム……ハァードヴァージョンです」


 「……蛍さん、お手柔らかに……ね?」


 「……先輩。手加減なしで可愛がってあげます、覚悟してください……」


 「は、はい?」


 「……罰ゲームは私が満足するまでチューします」


 そう宣言すると俺の頭を抱えるように蛍の方から唇を奪いにきた。


 あとは……まぁ、吸った揉んだがありました。

 


 

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