あなたの「匣」は何色ですか?

作品に応援いただいたご縁でこの物語に出会いました。更新分まで読み終えましたので、レビューさせていただきます。

人が心にしまっている「匣」に関連する物語。その中心にいるのは一人の男と一人の妖。彼らは失った記憶を取り戻す、という目的のために、今日も感情によって蓋をされてしまった依頼人の「匣」を開けていきます。
開いた「匣」によって、依頼人の今後が変わります。それは良くも、そして悪くも……。

基本的に一話完結型の物語構成をしているため、とても読みやすい作品です。その中で巻き起こる騒動も、ちょっとした気持ちのすれ違いや、いじめ。妬む心といった誰もが持ったことのあるような感情からくるお話ばかりで、しかも基本的には因果応報の結末。読んでいてスカッとすることもありました。

これからは「匣」を開けている彼らへと焦点が当たってくる展開になりそうで、それは物語の根幹に触れる部分となります。今後も目が離せません。

他の皆さまも是非読んでみてください。

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