『子孫』

「なぁ、モンターナ。ちょっと聞きたいんだけど――」


 この建物の謎を本格的に考察する前に、ちょっとだけ考えておきたいことがある。

 この建物の中に入ってから、ずっと気に掛かっていたことがあるのだ。


「――俺たちって、誰だ?」

「えっ」


 カノンの戸惑いの声に、議論の出発点をミスったことを確信する。

 くそ、俺はモンターナやりんねるみたいに計画的に話せないんだって!

 二人と相談しながら、うまいことまとまってくれることを祈ろう。


「それは……哲学的な意味で、かね?」

「いや、しごく物理的な話だ。

 俺は、俺を……この身体を、フーガだと思う。

 前作でも使っていた、フーガのアバターそのものだと思う。

 二人も、俺のことは最初からフーガだと分かってくれたよな。

 この世界で、さいしょに再会した時から」

「うむ」

「んっ」

「それは、俺の見た目が、前作と同じ、フーガのアバターだったからだよな?」

「まぁ、そうだね。ちがいない」

「うん。私の知ってる、フーガくん、だった」

「ついでに言えば、中の人についても、私の知っているフーガだったからね。

 見た目だけが同じ別人さんということもない。

 ゆえに君は、かつてと変わらずフーガのままだ。

 私は再会したときにそう確信したし、いまもしている。

 ……哲学的な話をしたいのでないなら、そこについては深く突っ込まなくても良いね?」

「ああ、別に哲学的ゾンビとか、そういう話をしたいわけじゃない。

 ようはこのアバターは、たしかに俺が前作で使ってたものだってことだ」


 『犬2』でのフーガは、前作のフーガそのままだ。

 4年前の『犬』のサービス終了時と今で、ちゃんとつながっているように見える。


「俺の外見って、前作の最後から、なんか変わってる?」

「……いや、たぶん……変わっていない、ように見えるが……」

「フーガくん、見た目は、変わってない、よ?」


 カノンのお墨付きを頂いた。

 じゃあたぶん変わってないんだな、ヨシ!


「ああ。俺も変わっていないと思う。

 4年前に、サービス終了したときのまま、だと思う」

「……僕も、そう思うよ。僕の姿も、当時の姿そのままだ。

 アバターを引き継ぐって、そういうことだろ?」


 モンターナも、どうやら俺がメタな話をしようとしていることに気づいてくれたようだ。

 口調を素に戻して応じてくれる。


「ああ。そうなんだが……。

 ……実は俺のアバターって、前作ではちょいちょい変わってたんだよね」

「えっ、そうなのか?」

「ああ。髪型とか目の色とか、そういうのは変わってないけど……」

「……こまかい傷、増えてた、よね」


 ……カノンは、気づいていたのか。

 どこまで知られているのか、ちょっと怖いけど。


「ああ。イベントとかでミスって怪我した時の傷は、完治させないようにしてたんだ。

 テレポバグは問答無用で死に戻りだから、ぜんぶ治っちゃうけど。

 生還した場合は、洗浄室で治してたからな。

 そのときに、深い傷については、その傷痕を残すようにしてたんだ」

「……もしかして、フーガの鼻の傷って、ファッションじゃない感じ?」

「おお、これは記念すべき『犬』の初回イベントで俺の顔面を削りやがったファッキンアニモーとの思い出の傷だ。

 これが一番わかりやすいけど、その他にも身体のあちこちに傷がある」

「それはまた、……渋い趣味だね」

「だろ?」


 フーガの身体は、俺の『犬』の思い出ノートだ。

 動きに支障が出ない程度に、いい感じにいろいろ遺してあるのだ。

 綺麗に治せるのに残してあるのだから、趣味道楽と言って差し支えないだろう。


「……で、俺が今作で引き継いだ俺のアバターには、前作サービス終了当時の傷が、まるまる残ってるみたいなんだ」

「それは、いいじゃないか。嬉しかったんじゃない?」

「おう。思い出ノートを引き継いだようなもんだからな」


 キャラメイクのとき、俺は当時のアバターを引き継げると知って喜んだ。

 それは、そのアバターが、まさにだったからだ。


「引き継いだ俺の身体は、俺の知るフーガの姿、そのままだった。

 つけたはずの傷が治っていたりはしないし、新しい傷が増えてもいない。

 俺があの世界で最後につけた傷が、この身体にはちゃんと残っていた。

 だから俺は、あの世界が終わったその瞬間から、地続きで、再びフーガを始めることができた。

 そこには俺の知らない時間はひと時もない。

 俺が、俺でなかった時間なんて存在しない。

 ――だから、んだ」

「……うん?」


 そう、おかしいのだ。

 そもそも、この世界に対する俺たちの考察には甘いところがあった。

 明らかにおかしいものを、それっぽく誤魔化していた。

 それがいま、この建造物の随所に、違和感として現れてきている。

 もはや……看過など、できはしない。


「なぁ、モンターナ。

 俺の身体は、4年前、『犬』サービス終了したその瞬間で、止まっていた。

 止まっていたその身体が、この世界で俺がアバターを引き継いだ瞬間、動き出した。

 フーガは、かつてのフーガのままだ。

 その理解で――いいと思うか?」

「うん。まぁ――そうだね。

 極めてゲーム的な処理ではあるけれど。

 でも、ダイブアウトしている間の僕らの身体って、完全に止まってるみたいだしね。

 それと同じような理屈で、こっちの世界にシームレスに引き継がれたんじゃないかな。

 生態情報の数値的にはまったく変動してない状態で」


 モンターナも、そう考えているのか。

 じゃあ、モンターナにも気づけるはずだ。

 俺たちが犯していた、一つの看過に。


「じゃあさ、モンターナ。

 一つ、聞きたいんだけど……。

 『犬』がサービス終了したあと、この星の上にいた俺たちってんだ?」

「えっ……。

 ……たぶん、そのままこの星の上で暮らしてたんじゃない?

 そのあとどうなったのかは、わかんないけど」


 それは、いままで俺も考えていたことだ。

 『犬』のサービスが終了したときでさえ、母星アースからの救助船は来なかった。

 そのような結末は、プレイヤーには与えられなかった。

 ならば、俺たちがあのあとどうなったのかを考えれば、当然モンターナが言っているようなを思い描く。


 だけど――いま話したいのは、そういうことじゃないんだ。


「ちがう、そういう物語的な話じゃなくて、物理的な話だ。

 サービスが終了したその瞬間、その時俺たちはどうなったんだ?」

「えっ、そりゃ……。

 ……強制的にダイブアウトさせられた、んじゃない?

 現に僕らのアバターデータはサ終当時のまま残ってるわけだし、魂が抜けたようにこの星の上に放置されたとは思えない。

 僕らのアバター・データが保存された瞬間って、たぶんそのサ終のタイミングだろ?」

「……うん。俺もそう思う。

 でも、もしそうだとするなら、さ。

 俺たちのアバターは、『犬』がサービス終了した瞬間に、この星の上からはずだよな?

 アバターを操るプレイヤーが、一斉にダイブアウトしたから。

 その瞬間の状態のまま、アバター・データは保存されていたはずだから」

「……うん。

 ……。

 …………。

 ………………あれ?」


 なにかに気づいたように、首をかしげるモンターナ。


 ……うん、そこなんだ。

 そこがおかしいんだよ。


「……あれ、フーガ。

 もしかして……僕たち、なんかすごい勘違いしてる?」

「……ああ。たぶん、してた。

 しれっと思い込んじゃってたと思う」

「……どういう、こと?」


 カノンが訝しむのも無理はない。

 だって、そこに引っかかる方がおかしいのだ。

 人が、一斉にいなくなる。

 そんなこと、現実にはあり得ないのだから。


「なぁ、カノン。この建物って、いったい誰が作ったんだっけ」

「え、と。……モンターナさんの話だと、私たちの……『』?」

「あー……。

 あー……っ!?」


 なにやらモンターナが呻いているが……その気持ちはわかる。

 そのあたりの前提が崩れると、一気にいろいろとややこしくなるだろう。

 しばらくは、俺と同じ思考の迷路を彷徨うがいい。


「うん。モンターナはそう言った。

 俺も、そう考えてた。

 この建物はコンクリートの建物だ。

 その技術をこの星に持ち込んだのは、間違いなく俺たちだ。

 でも、俺たちはこんな大きな建物を建てることはなかった。

 ……じゃあ、この建物を作ったのは誰だ?

 それは当然、サービス終了後もこの星の上で生き続けた俺たちの『』だろう。

 あるいは、俺たちの技術を継いだ、俺たちの『』だろう。

 ……そうやって、考えてた」

「……ちがう、の?」

「……ちがう、というか。

 ……おかしい、というべきかな」


 うん、思考の筋は通っている。

 一見通っているから、おかしいんだ。


「なぁ、カノン。さっきから聞いてばっかで悪いけど……。

 俺たちの『続き』って、なんだ?」

「えっ」

「俺たちの『子孫』って、なんだ?」

「……わたしたちの、こども?」

「俺たちって、子ども作ったっけ」

「……ぁ、ぅ……。

 ……つくって、ない」

「……? ……だよな。

 『犬』は全年齢ゲーだったし、そういう要素があるゲームじゃなかった。

 そもそも前作のアバターにも生殖器はなかったし、生殖行為なんて言うアクションもなかった」

「……ぁ。……そう、だね?」

「だから、あの世界には、血のつながりという意味での俺たちの『子孫』なんて存在しなかったはずなんだよ」

「……でも、いつかは、こども、生んでた、かも……」


 まだ、カノンの中ではしっくり来ていないのかもしれない。

 かつての俺たちのその後を、物語として想像してしまっている。

 だが――


「……それも、ないんだ。カノン。

 この世界で引き継いだカノンのアバターも、最後に見たままだったからな。

 体重が増えたり減ったり、変な傷がついてたりはしなかったろ?」

「……うん」

「俺たち前作プレイヤーはみんな、完璧に、当時の姿のままなんだ。

 子どもを作ってなんかいないし、なにか新たな傷を負ってもいない。

 筋力が増えたり衰えたりもしていない。手のひらにマメの一つも作っていない。

 俺たちは、4年前、サービスが終了した瞬間から、本当になにもしていないはずなんだ」


 サービス終了したその日でさえも、俺たちは、この星を脱出することはなかった。

 そのような結末を与えられなかった。


 ……だから、俺たちは勘違いしていたんだ。

 きっとサービス終了後も、しばらくの間、どれほど長く続いたかはわからないが、俺たちはこの星の上で暮らし続けていたのだろうと。

 そんな物語を、勝手に描き出してしまっていた。

 だが、それは単なる思い込みだった。


「俺たちは、なにもしていない。

 俺たちは、この星で栄え続けることも、子孫を残すこともしていない。

 俺たちは、ただ――ある日忽然と、消失しただけだ」



 *────



「……ま、待て。待ってくれ、フーガ。

 そうでない可能性も――あるんじゃないか?

 たとえば、僕たちのアバター・データにAIだけ入れて、この星の上でしばらくシミュレートさせ続けていた、とか。

 しばらくの間文明を継がせて、子どもとかも作れるようにして。

 その間に変化した数値については無視して、今作ではサービス終了時の数値を参照させた、とか」


 うん。モンターナの考えは、俺も考えた。

 その可能性もないわけではないと思っている。

 そう考えないと、説明がつかないことが多いから。

 だがそれは――かなり難しい、ぶっちゃけありえないのではないか、とも思っている。


「それについては、3つほど……ないんじゃないかと考える理由がある。

 あんま説得力ないのもあるけど、一つ一つ行こうか。

 まず1つ目。

 モンターナ、俺たちのアバターに子どもを作れるようにして、っていうけどさ。

 そんなこと、本当にできたのか?」

「できたのか、って?」

「当時の俺たちのアバターは、ゲームのために作られた、不完全な依り代だぞ。

 視覚と聴覚のリンクさえ完璧なら、あとはなんだってよかった。

 排泄器官もないし、生殖器官もない。触覚も嗅覚も味覚もない。

 ないない尽くしの、見た目だけは人間に見える骨肉の袋。

 その実は、常時演算されたバイタルデータの塊に、それっぽい人の皮を被せていただけだ」

「……。」

「俺たちのアバターは、今作でさえ、まともな生き物のつくりをしていないんだよ。

 だから、そんな俺たちに子どもを作らせるなんてできなかったはずだ。

 そんなことするくらいなら、一から人間っぽい生き物を作って放り込んだほうが早い。

 いいとこ、適当な個体同士の生態情報を混ぜた『仔』をゲーム的に生産するくらいだろう。

 ……なにやら冒涜的なことをやることになるが」

「それは……あんまり想像したくないね」


 仮にそれができたとしても、まだまだ課題は山積みだ。


「で、2つ目。

 そんな生き物として不完全な俺たちの身体にAIを入れたところで、まともに動くのか。

 なにせ、生殖器官とか排泄器官とかないんだぞ?

 味覚や嗅覚、触覚があったかも怪しい、それっぽいだけのデータの塊だぞ?

 そんな存在が、この星の上で生活することが――活きることができたのか?

 なにかを成すことができたのか?

 なにかを残すことができたのか?

 それは、あやしいんじゃないか」

「……でも、ほら。

 たとえば僕たちがアバターを操ってた時の、僕らの思考をAIに学習させて、それをいくらか参考にして、ってのはどうだ。

 僕らは僕らのアバターを、人間の身体のように思ってただろ?

 その辺を学習させれば、AIもそんな感じに動くんじゃないか」

「それもない。

 だって、『犬』は――フルダイブじゃなかったからな。

 脳波なんて計測されていないし、そもそも思考なんて学習されようがない」

「――っ」

「いいとこ、俺たちの振る舞いを模倣する程度だろう。

 でも……そんなんでこの星の上でまともに生き続けられたかは微妙だな。

 『ワスプ荒原』に行くまでもなく、その辺の森で先住種に殺されて終わりだろう。

 ……それが、2つ目の理由の核心だ。

 ひとっぽいデータの塊を操る、生きようとする意志のないAIが、この星の上で存続できたとは思えない」

「……。」


 これについては、俺の思惑も入っているから説得力は微妙なところだ。

 でも、俺たちのアバターに後付けで放り込まれたAI程度に、この過酷溢れる世界で生き抜く力はないと思う。


「……で、3つ目。たぶんこれが一番致命的。

 俺たちのアバター・データにAIを入れて文明を継がせるって言ったけどさ。

 それって、どんなAIなんだ?」

「どんな、って……」

「いったいどんなAIを入れたら、誰に教えられることもなく、目の前にある出来合いの技術をそのまま引き継げる?

 それを発展させ、新たなものを作り出すことができる?

 AI技術は日進月歩とはいえ、まだ21世紀だぞ?」

「……。」

「俺たちのアバター・データに後から放り込まれたAIが、この歪な身体を使って、存在する意味も分からないような――この歪な身体には必要のない技術を、継承できるのか?

 その技術を発展させ、新たな技術を生み出すなんてことができるのか?」

「……それは、……難しい、かも、ね」


 そうして、押し黙ってしまったモンターナを見る。

 モンターナの意見を勢い説き伏せるような形になってしまったが……このあたりの考察についてはそこそこの確信がある。

 俺たちのアバターに子孫を作らせた、ということは、まずない。

 俺たちのアバターにAIを入れて文明を引き継がせた、ということも、恐らくない。

 合っているかどうか断定はできないが、確信はある。

 それは極めて蓋然性が低く、まったく確からしくないのだ。


 それに――モンターナに言わなかった、4つ目の理由。

 俺たちのアバターを、あの世界が終わった後で勝手に動かしていたということ。

 それを、このゲームの公式が行ったとは、俺にはどうしても思えないのだ。

 なぜならそれは、このゲームで俺たち前作プレイヤーに行われた、アバター・データの引継ぎというファンサービスを穢すものでもあるからだ。

 自分のキャラクターがあの世界から続いているということが肝要なのに、ゲームが終わった後で好き勝手動かして、数値だけ戻しておきました、だから君は当時のままだよ、よかったね。

 ……なんて不義理なことを、このゲームの開発がやるだろうか。

 たぶん、やらない……と思う。

 これは俺の、勘だけれど。


「……俺たちが見落としていたのはそこだよ。モンターナ。

 『俺たちは、誰だ?』

 その答えは、こうだ。

 俺たちは、『犬』がサービス終了したその瞬間に停止し、この世界でアバターを引き継いだ瞬間に再開した、かつての自分と地続きな存在。

 そこに、時間的な断絶は存在しない。

 そこに、俺たちの知らない俺たちは存在しない。

 ゆえに、俺たちは、『犬』のサービス終了後にこの星の上で生き続けてなんかいない。

 『犬』のサービスが終了したあの日、俺たちは、この星から消失したんだ。

 そして、そのあとには――

 ……俺たちはこの星の上で『続く』ことなんかできないし。

 『子孫』なんてのも、残せなかったから」

「――っ!」

「俺たちが遺した痕跡だけが、そこに遺った。

 俺たちがこの星に刻んだ傷痕だけが、遺された。

 開拓した鉱山や、切り拓いた森、海に浮かべた小船。

 拠点としての居住区画、無数の脱出ポッド。

 そこに遺された日用雑貨や衣類、家具、道具。

 セメントやコンクリートといった科学技術。

 技術と言えば、大砲や拳銃、リボルバーとかもつくったよな。

 自動車もどきや戦車もどきも……誰かつくってたし。

 そして……ポータルも」


 ……そう、ポータルも、だ。

 だから、ポータルはここにある。


「……え、と。フーガくん?」

「うん」


 ここまで話を聞いていてくれたカノンが、不思議そうに首をかしげる。


 まぁ、そうだろう。

 当然疑問に思うはずだ。

 俺の仮説を受け入れると、ちょっとことになる。

 おかしなことになるからこそ、俺たちは知らぬ間に、おかしくならないような物語を思い描いていたのだから。


「それなら――この建物って、なに?」


 うん。

 そうだよな、カノン。


「この建物って、だれが、建てたの?」


 そこなんだ。

 それがおかしいんだ。


「だれが、わたしたちの、技術を継いだの?」


 それは、俺たちではないし。

 俺たちの『子孫』でもない。


「わたしたちのあと、この星を継いだのは――だれ?」


 ……そんな名前のSF小説があったな。

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