第106話 帰ってきた夏合宿

夏合宿〜皇后杯に向けて〜


・日程:7/28(土)〜8/3(金)

・場所:茨城県神栖市波崎マリンフィールド

・帯同:後藤・新谷・週刊蹴球部の水田さん

・練習試合:7/31 エンプレス(特別チーム)

関東トーナメントは9/1から始まります。勿論強くなるためには手を抜かないこと、それ以上に怪我をしないことが大切!有意義な1週間にしましょう!

関東トーナメント初戦:9/1 vs水戸大学

同2回戦:9/2 vsベルーガ横浜SC


舞台は昨年と同じ場所。2,3年生の中には懐かしさを味わう者も居た。

咲「うわぁ、懐かしい〜!」

仁美「ギラギラした太陽の下、潮風の心地よさ、去年を思い出すなぁ。」

後藤「はい、注目。荷物を下ろしたらバスで確認した各自の部屋に入って練習出来る格好で出てくるように。」

メンバーは練習場に各自で向かった。

後藤「今日からの練習はチーム全体で行う。つまり、普段あまり関わらない人とも関わるチャンスだからな。相性が特に良いところは試合などでも起用するかもしれないから頭に入れておくように。今日は取り敢えず100mを走ってもらって、スプリント50m20本かマラソン5kmの希望する方を個人個人で選んでもらう。」

昨年も行った100m走で今年のトップランナーはつばさの13.74。次点は千景の13:99と続き、昨年よりもタイムを縮めたメンバーが殆どであった。その後行われたスプリント50m50本は主にサイドプレイヤーやオフェンス組が選択し、マラソン5kmはセントラルプレイヤーやディフェンス組が選択した。スタメンに定着することの多いメンバーは余裕がありそうな顔をしていたが、Bチームやベンチ入りの多いメンバーの中には肩で息をしている者も居た。

後藤「水分補給をしながら聞いてほしい。この夏合宿の間、チーム内でのミニゲームは12人編成3チームでやる。チームはこちらで決めさせてもらった。そして、エンプレス戦は最も出来のよかったチームとさせてもらう。」

チーム表がボードに貼られると、メンバーはチーム編成が選抜メンバー、ベンチ入りメンバー、それ以外のメンバーに分かれているとすぐに気がついた。やはりミニゲームでも力の差は歴然。千景やつばさのいるAチームは雅や樹里のいるBチームに3-0で快勝し、メアリーのいるCチームには6-0で勝利した。BチームはCチームに3-2で勝利を収めた。なんだかんだでCチームは日頃、新谷の元で練習しているメンバーが殆どであるためチームに纏まりがある。

練習後、ホテルに戻って夕食を済ませると、後藤がメンバーの前に立った。

後藤「練習お疲れ様。今日から1週間、私と新谷先生と水田さんは101号室にいるから質問や困ったことが有れば構わず声をかけてくれ。ただ、訪問する時間だけは考えてな。夜中の3時とかに来られても何もできん。その辺を踏まえて今日は解散。」

部屋割り

101:後藤・新谷・水田

102:真希・柚月・佳代

103:樹里・悠香・沙江

104:花・伊織・珠紀

105:千景・雅・凛

106:愛子・美羽・メアリー

107:美春・梨子・つばさ

108:瑞希・咲・仁美

109:真帆・萌・雛

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