ブルーに蕩ける

作者 秋冬遥夏

6

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★★★ Excellent!!!

「一度だけですべてを理解しきれない」

 読んだ時に抱いた率直な感想です。おそらくこれから読まれる方も多くはそうなるのではないかと思います。文章を理解するのではなく、そこから自分の思考に落とし込んで処理するのが難しい。もちろんとても印象的な描写でその美しさに蕩けることは可能ですが、それだけを楽しむのはナンセンスな気がします。


 個人的に世界で一番大きな青は「空」だと思っています。蒼穹ですね。「海」と結構接戦だとは思いますけれど。この作品の中では「海」が扱われていましたが、読んでいるとやはりどこか「空」が心に浮かぶような感覚がします。

 ※あくまで個人的にです。


 その両方に代表される通り、「青」にはどこか広さを感じさせる効果があるかなと、「思っていました」。しかし、ひとことレビューにも書かせていただいたのですが、この作品はどこか「病的」で息苦しさも感じさせます。言葉ではうまく表現しきれないんですけれど。
 確かに人生誰にでもある「青い春」は、未来が広がっていくような透き通った広さとともに、不安だったりだとか迷走のような息苦しさが付きまとってきます。作品を読んでる間に勝手にその感覚が付くのは、春の時代を生きる高校生の表現ゆえなのかなと思いました。

 同じ高校生として、「すげぇわこれ……」と言うほかないです。素晴らしい作品をありがとうございます。