第146話 王都・王様と再び

ええと・・・王妃様なのかな?



「大丈夫よ、とって食いはしないわよ?貴方の事は2人から聞いてるから心配しないで。」


そう言って此方を見つめる王妃様。


2人の母なだけあって・・・美女。もう一言で美女とでしか言いようがないのですよ。


王様あんたこんな美女と一緒に居て何してるんですか・・・・


「今まで何度か城へ行って、お会いした事が無いと思うのですが・・・・」


「それは仕方が無いのよ。父と母が行方知れずで、探してたのよ。貴方が見つけてくれて、今はサンペーと言う子供と一緒らしいじゃないの?だからね、城へ戻ってね・・・だけどあの城・・・・もう私が直したけれど。」


何かトンデモは事を言ってる気がするけど・・・・


ゲートを使おうかと聞いたら、馬車で旅したいからと、断られた。


あ、でもここ王都の拠点・・・・つまり馬車で揺られるのしてもそれほど時間がかからないんだった・・・・


そして・・・・


おお!城が元に戻ってる?


「前回来たときは・・・・」


「私のスキルで修復したのよ。あの阿呆は何しちゃってるんだかねえ?」


王妃様少し怖いです。



そして・・・・


目の前には王様が。



「改めまして、ルドメロです。本日は2人の王女、エウラリア姫とデイフィリア姫との婚儀を認めて頂きたく、参上いたしました。」


すると・・・・



「み・・・・認めんぞ!王である余の・・・・・余の前で・・・・射精なぞしおって!」


あーあれか・・・・サンペーの時だね・・・・


「お父様!何度も説明したでしょ!あの時のルドメロは、別の・・・・精霊が宿っていて、今はサンペーって名乗っていて、おじい様とおばあ様と行動していて、その人格がルドメロの身体を動かしてたの!今はもう本人が身体を動かせるから・・・・」


「だからと言って、あの時の身体だろう!何で余が人の精子を触らないといけないんだ!」


ああ、わかるわかる・・・・僕もきっと気絶しちゃうだろうな・・・・


「その折は失礼をいたしました。現在はこうして私が身体を動かしておりますので、もうあのような事は起こりません。それと、王様、自身の娘が誰と結婚をするか、その見極めはしっかりいたしておりますか?公人として今は接見していると存じます。その公人としての立場で物事をお考え下さい・・・・」


王様は黙った・・・・


流石に僕が何をできるか、王国に何をもたらせる事ができるかは知っているのだろう・・・・


「くっ!仕方がない・・・・認めようじゃないか・・・・」


こうして2人との婚儀は認められ・・・・


この日のうちに、大々的に発表となったのだった・・・・

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