★★★ Excellent!!! 日常の中に潜む狂気を神は見逃さない 沖田ねてる ご縁があり、この物語を読ませていただきました。 更新分まで読み終えましたので、レビューさせていただきます。 話ごとの盛り上げ方が絶妙です。狂気に落ちた犯人もそうですし、特にいじめがテーマになった話での盛り上げるための溜め。そしてそこからの人間臭いやり返しや感情表現が、お見事の一言でした。 描写も丁寧で登場人物の身なりから周りの風景、そういった情景を感じながら読むことができました。 これを読まないなんてもったいないです。他の皆さまも是非読んでみてください。 レビューいいね! 1 2020年12月26日 17:33
★★★ Excellent!!! 現実と幻想が絡まり合う犯罪を裁く非現実的な存在 たまごやさん 控えめに飾った流麗な文体と人物の柔らかなやりとりが心地よいです。 その一方、行われている犯罪はグロテスク。 内容と文体の奇妙なねじれが本作品の魅力ではないでしょうか。 レビューいいね! 1 2020年11月15日 23:35
★★★ Excellent!!! 綺麗ごとではなく、 真実を見つめるような、正義 kao._. 皐月が目撃してしまった、恐ろしい出来事、 一つの事故から、忍び寄る恐ろしい事件は、 避けようとしても避けられない、 忍び寄る影のように、皐月に関係して行きます。 父親である和也の仕事。 そして、哲と健一。 通称、三美神と呼ばれる、 「特殊凶悪事件捜査及び刑務執行班」 個性的で、魅力ある三人の存在。 凄惨で、衝撃的な事件を追いながら、 凶悪犯罪者の処刑人である、彼らの、 事件と、犯人と、被害者と。 現実と向き合う姿に、目が離せません。 大人の魅力あふれる、三人の振る舞い、 感傷や正義に浸ることなく、 冷静な視線が、 感情を除くようで、そこに、 綺麗ごとではなく、 真実を見つめるような、正義を感じました。 特殊な仕事柄、また、自身の性格もあり、 生まれる世間との距離、 自身の親子関係。 時には、くすりと笑える場面に人間味を感じながら。 大変なこの仕事に、事件に向き合う、 三人の姿に、惹かれます。 老舗喫茶店「クラシカル」での様子、 事件を紐解く様子は、味わい深いです。 そして、新幹線で出会った少年。 事件を振り返る、哲と、少年の会話。 目を逸らしてはいけない、 深く、人間の心の奥を、 覗くようです。 レビューいいね! 1 2020年9月3日 13:42