「好きだから付き合って」と「付き合えそうだから好き」(2017/11/23 11:12)
別に恋愛脳でも恋愛について語りたいわけでもないのだが、感じる部分があったので書いておく。
まぁ、あとは今はどうでもいいことで脳のリソースを消費して気を紛らわせたい気分でもある。
最初に書いておくが、このエントリはいくらでもケチをつける余地はあり、人によっては不満を覚えるかもしれない内容なので、どうか冷静にお願いしたい。でなければ戦争になる。
さて、事の発端はTwitterで一枚の画像がリツイートされて僕のタイムラインに流れてきたことによる。
「好きだから付き合って。じゃなくて、付き合えそうだから好き。なんでしょ?」
というセリフを女の子が男の子に言っている画像と共に僕のタイムラインに流れてきたのだが、僕はこれを見た瞬間ソッコーブロックした。
これっておかしくね? と僕の感覚が瞬時に判断したからだが、Twitterでそんな反論を書く根性はないので、この墓場でコソコソと不満の一つでも書いておこうというセコい考えだ。
まず、件の画像はいかにも男の卑しい心理を表現しているかのような描き方だったのだが(これは受け手の感覚次第だろうが少なくとも僕にはそう見えた)、これは恐らく男女に関係ない心理だろう。
そして、「付き合えそうだから好き」というのは卑しくもなんでもない、好きになる理由の一つとしては、ごく普通の理由だと僕は思うわけだ。
「優しいから好き」とか「家庭的な女がタイプのオレ一目惚れ」となんら変わらない理由ではないだろうか。
もし、君の友達が俳優やアイドルに本気で恋愛感情を抱いており、付き合いたいと言っていたら君はどう思うだろうか。
「すごい、純愛だね! 頑張って!」と応援するだろうか。
それとも「普通に考えて無理だろ。現実みろよ」と諭すだろうか。
恐らく大半は後者だろう。だって言葉通り、よっぽどのコネや偶然でもない限り合うことすら不可能なのだから、現実的に無理だと思うだろう。
つまり、手の届かない高根の花を追いかけるより、現実的に考えて付き合えそうな相手を好きなるのは別におかしいことではないと思うのだがどうだろう?
そして、
「好きだから付き合って。じゃなくて、付き合えそうだから好き。なんでしょ?」
というセリフには、相手の美醜をカテゴライズしている心理(それも無意識のうちに)が見え隠れして好きではない。
もちろん、自分の美的感覚に合わせて他人の美醜を判断するのは当然のことだ。
カッコいいと思うか、ブサイクだと思うか、それとも普通と思うかは個人の感覚次第だし、それを区別することが悪いことだとは思わない。
だが、それをわざわざ人前で口にする必要はないと思うわけだ。この言葉は間接的にそれを口にしているように思う。
この女の子がイケメンに告白されたのだとしたら、こんなセリフはきっと出てこないのだろう。要は相手の評価を自分と同等、あるいは下だとみなしているからこそ出てきた言葉なのだと思うわけだ。それも無自覚に。
自覚があり、相手が自分の美的感覚に沿わないのなら、「ごめん、タイプじゃない」の一言で終えるべきで、あたかもこの男の子の心理が卑しいかのように表現を置き換えている点に僕は嫌悪感を覚えたのである。
さて、ここからは僕の言い訳にはいる。
たった一枚の画像、一言のセリフに対して色々と書き綴ったが、あくまで個人的見解である。
情報が少ない分、読み取り方は人それぞれだろうし、色々な状況、心理、二人の関係性など奥行きを考慮すればいくらでも異論、反論はあるだろう。
例えば、男の子が手頃な遊び相手として女の子に告白しているのだとしたら、男の子にも十分に問題があると思うし、女の子の言葉が適切かどうかは別として怒りたくなる気持ちも分かる。
それはそれで理解しているつもりで、だからこそこんなところでひっそりと文章にしているので、もしこれを読んだ人がいて、不満を持ったとしても文句は勘弁してほしい。
もし不満を持った場合は、いい歳してロクに恋愛経験のない奴のクソみたいな発想だな(笑)。と心の中で思っておいてください。
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