第37話

「大人の隠れ家ワインバー Rifugio・リフージョ」


外観は一面暗めな色合いのアンティークレンガで、真ん中に石の枠組み、そこから1歩入って、重厚感のある分厚いこげ茶の木のドア。


ドアノブは黒の鉄製の棒状の物がついている。


石枠とドアの間の壁はガラス張りになっている。


入り口上からアンティークなスポットライトがついている。


店の看板は無く、棒状の金属を加工してRifugioとかたどったものがレンガの壁にさりげなくついているだけ。


中には大きく真っ赤なバーカウンター。


バーカウンターの奥の壁は黒で、ガラスの棚が取り付けられていて、そこにお酒やグラスが飾るように置かれている。


他の壁はレンガで、ソファのボックス席が二つ。


二人用のテーブル席が二つ。


入り口上の天井には大きなクリスタルのシャンデリア。


店内はいくつかの間接照明。


全体的に暗くしてある。



「どうです?」


「……んー…。悪くないんだけど……、あそこには合わないよね。」


「ですよね…。自分もそう思うんスけど…息子さんの依頼に沿ってやってたら、こうなってしまって…。」


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