06 白亜の都ノドンス

 神聖国ヌアザ、首都ノドンスの朝は早い。


 住民たちは夜明け前の鐘と共に起床し、一日の営みをはじめる。しかし、そんな流儀に旅人が準じることはまれだ。


 のんびりと起床したユウリスたちは、部屋で遅めの朝食をとっていた。


 小麦のパンと川魚の煮物、子羊の腸詰肉、野菜と果物の盛り合わせ――最高級の旅籠屋はたごやだけあり、料理も絶品だ。


 口いっぱいの料理を呑み込んだトリスが、カッと目を見開いた。


「メシ、うますぎ! 決めた。アタシ、ここに住む。二人とも、たまには遊びにこいよ!」


「トリス、馬鹿なことを言っていないで、お口を拭いてください。ああ、もう服にもいっぱいこぼして。ユウリス様は……意外ときれいに食べていますね」


「これでも公爵家で育ったからな。義母ははが食事の作法にうるさかった。それより俺は、君たちをどこへ連れて行けばいい?」


「もう目と鼻の先です。中央区にある、コールブランド大聖堂で手続きをします。あ、こら、トリス、それは私のです!」


「いいじゃん、ぜんぜん食べてねーし!」


「好きなものだから最後まで残しているんです!」


「二人とも、もう少し静かに食べられないのか?」


「だってライラが!」

「だってトリスが!」


 やれやれ、とユウリスは肩をすくめて、窓の外に視線を向けた。


 霞んだ空が、どこまでも青く広がっている。北方のミネルヴァ山脈から吹く風も穏やかで、肌寒さもない。どこからともなく、教会で焚かれた香の匂いが漂ってくる。心が落ち着く、すっきりとした花の気配だ。


 取っ組み合いの喧嘩けんかをはじめた少女たちさえ無視すれば、これほど優雅な朝はない。


「まあ、この騒がしさも今日で終わりか。二人とも、食べ終わったらさっさと教会へ行くぞ」


「ニイチャン、ライラがひっかいた!」


「ユウリス様、私のマルフェタ、トリスがぜんぶ食べちゃいました!」


「ああ、いい朝だ」


 それからユウリスは白い巡礼服に着替えると、顔をフードで覆い隠した。ダーナ神教の総本山で黒髪を晒せば、余計な火種になりかねない。


 相変わらず素性を隠そうとする彼に、トリスは不満げに頬をふくらませた。


「また顔、隠してんじゃん。あと、白が似合ってない」


「俺もダーナ神教の信徒だ。服装自体は間違っていない」


「ほら、トリス。しゃべっていないで、早く袖をとおして!」


 ライラに急かされたトリスも、嫌々ながら白い巡礼服に身を包んでいた。ノドンスでは、この装束がいちばん目立たない。ただ剣を背中に帯びるのだけは譲ろうとせず、また少女たちの言い争いがはじまった。


「トリス、巡礼服に剣なんて変です!」


「ニイチャンだって腰に剣、つけてるじゃん!」


「ユウリス様は言っても聞かない駄目な大人なんです!」


「あー、じゃあアタシもダメでいい、ニイチャンと同じダメな大人になる!」


「もう、トリスがこんなになったのは、ユウリス様のせいですよ」


「ニイチャン、トリスがうっさい」


「まあ、トリスったら、私のほうがお姉さんなのに!」


 こうした諍いの仲裁はユウリスの役目だが、しかし今回は駄目な大人呼ばわりされたので無視した。


「ほら、いつまで続けるつもりだ。置いていくぞ!」


「私を置いていったら、ユウリス様の依頼は果たされないのでは?」


「ニイチャン、今日もここに泊まりてーよ」


 こうして旅籠屋から出立した三人は、大通りに出るなりハッと目を見開いた。


 壮麗なる白亜の都――ノドンス。


 市の景観法で、建物の外壁は白一色に統一されている。建築素材は石、煉瓦、木材と様々だが、どれも特殊な塗料とりょうを使用しており、雨染みや黒ずみは少ない。屋根も地区ごとに色が決められているが、代わりに彫刻や看板は個性的な意匠が多いようだ。


 中央街に横たわるバルトロエル公園からは少年少女聖歌隊の合唱が響き渡り、散歩を楽しむ観光客や巡礼者の姿が見受けられる。


 目を輝かせたトリスが、肺いっぱいの空気を吐きだすように叫んだ。


「すっげー、なにここ、夜とぜんぜん違うじゃん!」


 特に彼女の目を引いたのは、都市の中央にある二つの巨大建築物だった。


「ニイチャン、あれなに? お城が二個もあるぜ!」


「西側はヌアザの王族が住むマハ宮殿。東側はダーナ神教の教皇が住むネメズ宮殿……だったな?」


 うろ覚えの単語を口にしたユウリスは、確認するようにライラへ視線を送った。助けを求められた少女が、おかしそうに「はい、合っています」とうなずく。


「ヌアザは王室と教会の二重行政を敷いています。内政は王室の宮庁、外政は教会の聖庁が仕切るという取り決めですが、どちらにも外務局はありますし、ほかの国の人にはわかりにくいかもしれませんね」


「うわあ、道端でもライラのオベンキョーがはじまったよ」


「トリスだって、これからノドンスで暮らすんですよ。ヌアザのことは覚えておかないと!」


「オベンキョーするくらいなら、山に帰りてーな」


 唇をとがらせるトリスを、ユウリスがやんわりとなぐさめた。


「まあ、神学校に通えば少しは変わるだろう。友達もたくさんできる」


「でもニイチャンとライラはいっしょじゃないんだろ?」


 ユウリスとライラは顔を見合わせて、困ったように眉尻を下げた。


 そんな二人の反応に「チェッ」とトリスがつまらなそうに舌打ちする。


「なんか、退屈そうだな」


「そんなこと言わないで、トリス。私とは、いつでも会えます。薄情なのはユウリス様だけです」


 当て馬にされたユウリスは、やれやれ、と肩をすくめた。ライラは久しぶりのノドンスがなつかしいようで、すん、と鼻を動かして独特の空気を楽しんでいる。


「すっきりした香の匂い。ノドンスに来たという感じがします」


 優雅な景観だが、露店が並ぶ市場も多い。


 ほかの都市部ほど雑多ではないが、宗教都市の名にふさわしい賑わいが窺える。


 そしてなんと言っても、礼拝堂が多い。そこかしこにダーナ神教の印が掲げられており、どの祈り場にも列が伸びている。


 その様子を不思議そうに眺めるユウリスに、ライラが頬笑んだ。


「あそこに並んでいる人たちの半分くらいは観光客です。でも残りの半分は、普通の市民なんですよ」


「ノドンスの市民も、普段から礼拝堂に並ぶのか?」


「ええ、困りごとを神父様に相談することもありますし、単なる願掛けも日常茶飯事です。夕飯のおかずをなににしようかということまで、ダヌ神にお伺いを立てる主婦も珍しくないと聞きました」


「さすがに冗談だろう?」


「え、カミサマの声が聞こえんの? アタシも並ぶ!」


「トリス、あとにしろ」


 好奇心の赴くままに礼拝堂の列に並ぼうとするトリスの襟首えりくびを、ユウリスはため息まじりに引っ張った。


「君に付き合っていたら、永遠にライラを送り届けられない気がする」


「えええええ、ちょっとくらいいいじゃん。なんだよ、ケチ。アタシも女神サマってのに話し聞きたいのにさ!」


「わからないことなら、私がなんでも教えてあげますから」


「ライラは最近、なんかエラそうだからイヤだ」


「まあ、トリスったら!」


「だいたい晩飯のオカズくらい、アタシが決めてやるのに!」


「よその人が驚くくらい、ノドンスの人たちは女神ダヌを頼りになさっているということです」


 やがて市場に辿り着くと、トリスの興味は露店に移った。


「ヤバ、うまそう!」


 装飾品や置物には目もくれず、トリスが飛びついたのは串焼きの屋台だ。一部の宗派を除き、ダーナ神教は肉食を禁じていない。店頭には、地元の川魚や近隣の牧場から出荷されてきたモームや羊の串焼きが並んでいる。


 渋々と財布さいふを取りだそうとするユウリスを、ライラがぴしゃりとたしなめた。


「甘やかしすぎです!」


「だが礼拝堂にも並ばせてやれなかったし、好きなものをご馳走するという約束もした」


「ニイチャンわかってる~!」


「さっき朝ごはんを食べたばかりじゃないですか!」


「ライラのケチ!」


 しかしトリスも、それ以上は駄々をこねなかった。


 屋台の肉料理は香草をふんだんに使用しており、素材を活かした味つけが多い。これまでの道中で濃いタレの味つけに慣れてしまった彼女にとって、それは少しだけ物足りなく思えたからだ。


「なんかもっとこう、ガツンって感じの臭いがほしいよな。ニイチャンも、そう思うだろ?」


「実際に食べてみないことにはなんとも言えないが、まあ薄味よりは濃いほうが好きだ」


 そこでライラが、ふと首をかしげた。


「ユウリス様は各地をまわっていらっしゃるのに、あまりノドンスには馴染みがなさそうですね?」


「そうだな、実際に詳しいかと言われると微妙だ。魔除けの壁があるノドンスでは、闇祓いの仕事が少ない」


 ユウリスはあごをくいっと動かし、都市を覆う外壁を示した――魔除まよけの壁と呼ばれており、すべてに魔力を宿した魔鉱石を用いているらしい。


 それらをゴリアス大渓谷の石切り場からゴーレムが運んできたという逸話の真偽はともかくとして、古の紋章が刻まれた白い壁には絶大な破邪の効果があった。


「あの壁がある限り、魔神バロールの力は及ばない。その眷属である怪物も、侵入は不可能だろう。例外的に壁の内側で《レイス》が発生したとしても、教会の勢力でどうとでもなるはずだ。だからノドンスに、≪ゲイザー≫は必要ない」


 そこでライラとトリスが、同時に「ああ」と納得したような声を上げた。


「だからクラウちゃんは途中でいなくなってしまったんですね」


「そういえばアタシ、クラウにお別れ言いそびれた。やっぱり戻ろうぜ?」


 クラウは、ユウリスの相棒である白い狼の名だ。


 しかし魔獣と呼ばれる種族で、世間的には怪物と似た扱いをされている。そのためノドンスの魔除けとは相性が悪く、都市部で連れ歩くことはできない。


「クラウには俺から言っておく」


「チェッ、アタシが自分で言いたかったのに――え?」


 そこでトリスが、ふいに足を止めた。まん丸くなった翡翠色が注がれるのは、雑踏の向こう側。


 異変に気づいたユウリスとライラが、同時に声をかけた。


「トリス、どうした?」

「トリス、どうしたの?」


 二人に声をかけられたトリスは、泣き笑うような表情で市場の向こうを指差した。その手は震えて、瞳も揺れている。


 普段の活発な雰囲気はなりをひそめたまま、彼女は呆然と紡いだ。


「いま、ジイチャンがいた」


 しかしトリスの祖父は、半月ほど前に亡くなっているはずだ。


 ユウリスは顔も知らないが、その死に目にも立ち会ったライラは「そんな!」と声を荒らげた。


「だってトリス、それはありえません。二人でいっしょに、おじいさんの最後を見届けたでしょう。最後は、その……」


「わかってる、ジイチャンは塵になった。ヒュドラーの毒にやられて、ジイチャンは死んだんだ。でも……」


 再び視線を巡らせるが、すでに市場のどこにも祖父の姿はない。見間違いだったのだろうか――意気消沈するトリスを見かねて、ライラはかたわらのユウリスに助けを求めた。


 黒髪の闇祓いが、曖昧あいまいに首を横に振る。


「死者はよみがえらない。肉体が残っていれば《レヴェナント》のようなアンデットとして起き上がる可能性もあるが、トリスの祖父はちりになったと聞いた。普通に考えれば、見間違いだ」


 普通に考えれば――だが亡くなった祖父は、死に際して塵と化したという。本来ならば命を終えた人間は、物言わぬ躯となるのが常だ。故にこそ遺体をとむらい、葬儀をする。


 ユウリスは少し考えたあと、トリスの肩に手を置いた。


「探すか、トリス?」


「それは……」


 逡巡しゅんじゅんしたトリスだったが、最後は首を横に振った。


「ううん、いいや。ジイチャンは、死んだ。アタシの目の前で。ちゃんとお別れも言ったし、だから大丈夫」


 気持ちを奮い立たせるように、トリスは自分の頬を両手で叩いた。なにか声をかけようとするライラを制するように、赤毛の少女がニカッと白い歯を覗かせる。


「よし、さっさと行こうぜ!」


 勇んで歩きだすトリスの背中を、ライラが心配そうに見つめる。ユウリスも思案気に目を細めるが、それ以上は言葉を重ねなかった。


「ライラ、ひとまずそっとしておこう」


「けれど、親類縁者の可能性も……」


「そうかもしれないが、逆巻きとうげ隠遁いんとんしていた理由がわからない以上、トリスが必ずしも歓迎されるとは限らない」


「では、このまま放っておけと?」


「二人とも、これからノドンスで新しい生活をはじめるんだ。調べる時間はいくらでもあるさ。もめごとになりそうなら、いつでも俺を呼んでくれて構わない。≪ウォッチャー≫の召喚方法は覚えているな?」


「はい、トリスに見つからないように練習するのは大変でしたが……というか、≪ウォッチャー≫は魔除けの壁を越えられるのですか?」


「そう言われると、どうだろうな。無理なら、ノドンスの外で試してくれ」


 ライラはノドンスまでの道中、ユウリスから≪ゲイザー≫の召喚方法を学んでいた。≪ウォッチャー≫という怪物を呼び寄せれば、どこにいようと闇祓いに声が届くという。


 そこに遠くから、トリスの大きな声が聞こえた。なかなか追いついてこない二人にしびれを切らし、赤毛の少女が大きく手を振っている。


「なにやってんだよ、早く早く!」


「もう、トリスったら、あんなに大声で……ユウリス様、行きましょうか」


「ああ、ノロマ扱いされる前にな」


 やがて道の先に、自然公園が現れる。


 芯のくっきりとした広葉樹が等間隔に並び、幹のあいだを駆け抜ける子どもの姿もあれば、談笑する婦人たちも多い。


 枝の上でまどろむ、長い尖り耳の獣はレネルだ。


 しっとりとした毛並みと目元のくまが特徴で、長い尻尾が渦を巻いているのはごきげんの証らしい。トリスが手を伸ばそうとすると、さっとすばやい身のこなしで隣の木に跳び移ってしまった。


「あーあ、逃げられた」


 残念そうに眉を下げるトリスを、ライラが指を振ってたしなめる。


「レネルは臆病おくびょうなんですから、驚かせたら可哀想ですよ」


「食ったらうまいかな……」


「絶対にやめてください!」


「おととい、ニイチャンにも言われた。ワオネルってうまそうなんだけどな」


「ワオネルまで食べようとしたんですか!?」


 絶望的な表情を浮かべるライラに、ユウリスも苦笑するしかない。


 ワオネルといえば人懐っこい小動物で、子どもたちにとっては良き隣人だ。七王国に住んでいる限り、まず食べようという発想はわかないだろう。


 しかし二人の反応に、トリスは不満げだ。


「モームとかメェヴはよくて、ワオネルはダメってイミワカンネー」


「それは、そうなんですけど――ユウリス様は、どう思われます?」


「むずかしいな。ワオネルも、可愛らしさや親しみやすさで身を守っているだけなのかもしれない。考えかたとしては、トリスのほうが正しいだろう。これから立派なシスターになるのなら、その答えはライラ自身で考えてみたらどうだ?」


「たしかに、迷える者を導くのはシスターの役目でもありますが……」


 けっきょく、歩いているあいだに答えはでなかった。


 広大な敷地に横たわる庭園の奥には、周囲の建物よりもひときわ大きな礼拝堂が佇んでいる。そこが終着地点――コールブランド大聖堂だ。年季の入った建物で、建築様式もほかの施設より古い。


 ユウリスとトリスは同時に、肌をぴりっと刺激するような空気を感じ取った。


「霊力が、反応した?」


「ニイチャン、なんか変な感じする」


「ユウリス様、トリス、どうしたのです?」


 いや、とユウリスは声には出さずに首を横に振った。


 教会の敷地には、魔力を秘めた道具が保管されていると聞いたことがある。その波長を感じ取るというのは、けっして珍しいことではない。


 トリスも腕をさすったまま、不思議そうに首をかしげるばかりだ。


「なんか、よくわかんねー」


「俺も同じだ。教会に封じられた聖遺物せいいぶつにでも反応したんだろう。それよりもライラ、ここがそうか?」


 芝生を踏みしめながら、ライラはうなずいた。


「はい、フィンディアス市で修業を終えた修道女は、このコールブランド大聖堂を訪ねるのが決まりです」


 自然公園を抜けた三人は、目的地であるコールブランド大聖堂に辿り着いた。


 その扉は固く閉ざされており、周囲に人気はない。さきほど街で見かけた信徒たちも見当たらず、ユウリスが疑問を投げかけると、ライラは笑いながら戸の叩き金を鳴らした。


「コールブランド大聖堂は、特別な催しがあるときにしか開かれません。来週の降臨祭では一般公開されますから、そのときには賑わうと思いますよ。中には人がいますから、安心してください――ほら」


 ガチャリと音を立てて、扉の内側から施錠が解かれた。いまにも壊れそうな音を立て、扉が開く。


 三人を出迎えたのは、白い修道服のシスターだ。若くはないが、年寄りというほどでもない。


 ライラが修道女の作法にのっとり、恭しく礼をとる。


「フィンディアス修道院より参りました、ライラ・ウィットフォードです。ダヌ神の教えを学び、ティル・ナ・ノーグへの導き手にならんと……?」


 決められた口上を述べていたライラは、シスターの指先がわなわなと震えていることに気がついた。


「あの、シスター、どうかなさいましたか?」


「この女、ニイチャンの知り合いなんじゃねーの?」


 トリスが指摘した通り、彼女の視線はユウリスに向いていた。その瞳は涙で滲み、鼻水をすする音も聞こえる。フードを目深にかぶった闇祓いの青年に、シスターはおそるおそる手を伸ばした。


 水仕事で荒れた指が、彼の頬に触れる。


「ああ、そんな、まさか――」


 シスターの指先が、ユウリスのフードをそっとめくる。公園を巡る風に、彼の黒髪がはらりと揺れた。


 彼女の足元に、ぼたぼたと熱いしずくがこぼれ落ちる。


「やはり、貴方はユウリス・レインですね?」


 問われたユウリスも、すでにシスターの正体に気がついていた。多くの時間を共有したわけではないが、互いに善良な人間であると知っている。


 ライラとトリスが目を瞬かせる中で、二人は再会を喜び合った。


「お久しぶりです、シスター・ケーラ。こんなところで会えるとは思いませんでした」


「もう、ほんとうに、ああ、女神ダヌよ。この導きに感謝します!」

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