第百五十三話 禁忌を破った王子
そう言ったソニックは、とても
なに、なんなの?
ビクニが生まれつきのハーフヴァンパイアじゃなくて人間だったことがそんなに
「人間……ですと……ッ!? ソニック王子ッ!? まさか人間だとわかっていながら
そして、今までの
ぼくがヴァイブレの
「……
やっぱりビクニが人間だったということが問題だったみたい。
そんなのどうでもいいことじゃないか。
人間だろうが
それなのに、どうしてビクニが人間だったくらいでそんな顔をするんだよ。
「ああ……わかっている……」
ソニックはそんなヴァイブレに
ぼくはそんな二人に向かって
それを見たヴァイブレは、「ぼくにもちゃんと
吸血鬼族にとって人間はただの
それもあって人間は吸血鬼族を
そして二つの種族には、けして消えない
そういえば、ライト王国にいた
ビクニに聞いた話だと、彼女はソニックと初めて会ったときに、
もしビクニが人間のままヴァイブレに会っていたら、彼もラヴィと同じことをしたのかな?
「それまで……
長い
ソニックみたいな
ヴァイブレはさらに言葉を続けた。
それでもまだ
だけど、ソニックはビクニを吸血してもその
「なぜです……なぜなのですソニック王子……。たかが人間の
ヴァイブレはビクニのことを見てから、ずっと
今はまるで
そんな……
ビクニが元は人間だったってだけで、そんなに
いくらなんでもあんまりだ。
ぼくがそんなヴァイブレに鳴き
ヴァイブレを
ぼくには
そして彼は、それからゆっくりとヴァイブにいう。
「こいつは……ビクニは
ソニックはポツリとそう言うと、ヴァイブレの目を見つめながら静かに話を始めた。
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