第百三十六話 喧嘩中の二人
ソニックだ!
ソニックが助けに来てくれた!
ぼくが
そして彼は、そのままぼくのことを自分の
ふぅ、やっぱりここが一番おちつくなぁ。
よく見ると、ソニックのお父さんの
「ソニック王子。外のほうは
どうやらソニックとヴァイブレは、ぼくらをここまで連れてきた
「悪いがググ。さっきも言ったが、かなりの
ワルキューレの
ぼくが鳴いて返事をすると、体内にあった魔力がソニックの体へと
これをやられると後でヘトヘトになっちゃうんだけど。
ぼくはビクニを
「ふん。どうやら
「えッ!? ソニックがッ!?」
ワルキューレとビクニもお
ワルキューレはビクニを
「
こちらはぼくも入れて三人と一匹。
だけど、そうはいかないぞ。
ビクニとソニック――それにぼくもいればどんな相手にだって負けないんだ。
「おい、下がってろビクニ。あとは俺がやる」
ソニックがぼくから吸収した魔力の
でも、ビクニは何も答えない。
まだのソニックこと……
もうビクニったら、今は怒っている
みんなで力を合わせないと、目の前にいるワルキューレには勝てないよ。
「聞こえないのかビクニ!? 下がってろって言ってるだろう!」
「うるさいッ! ずっと人のことを
「今はそんなこと言っている場合じゃないだろうが!」
「“そんなこと”って……もういい……。もういいから私の
ソニックはなんとかビクニに言い聞かせようとしたけど。
ビクニはソニックの言葉を聞いて、さらに
ああっ!
一体どうすれば二人を
「ソニック王子! ワルキューレが来ますぞ!」
コウモリの
ヴァイブレが
だけど、二人は――。
「何するのよ! 早く
「バカッ!?
空中でもまだ言い
ぼくは
二人とも全然聞いてくれない。
この
今まで信じてきたソニックに
だけど……このままじゃワルキューレにやられちゃうよ。
「なんだ、
ワルキューレは空中で
それから彼女は持っていた武器――。
すると、剣から
「
この
ワルキューレの言う
ビクニなんか空中から落ちたショックと今のダメージで気を失っちゃってるし、ソニックも立てるのがやっとって感じだ。
かく言うぼくも、もう
「さて、止めを刺すとしようか」
かといってワルキューレが、ぼくらが動けるようになるまで待ってくれるはずもなく、ゆっくりとこちらへと近づいて来るのだった。
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