第百六話 善良性の気持ち悪さ
ルバートは橋から身を
「ごめんなさい……私……あまり
ビクニがそんなルバートに
――午後に
俺たちは
ルバートは、すっかり
その入り口
ビクニはそれを自分の
だからこそ声をかけつつも、ばつが
「そんなこと言わないでくれ。ビクニはよくやってくれたよ。君たちのおかげで彼らも少しは何か感じてくれたんじゃないかな」
声をかけられたルバートは、ビクニが
この男はどこまで
ライト王国に何故善人しかいないのかというのは、
だからこそビクニは、長い
だが、この海の国マリン·クルーシブルは違う。
人間族というだけで
中には、俺たちを中心街まで
俺は、たった一日しかこの国に
だが、そんな
ルバート·フォルッテシが持つ善良さは、まるで
それに、
「
「やっと追いついたよぉ」
俺がそんなことを考えていると、イルソーレとラルーナが
なんでも仕事が終わったそうで、
こいつらもかなり人が良いが、それは
「ちょうど良かった。実はこの後にやることがあってね。イルソーレとラルーナにビクニたちのことを
ルバートがそういうと、イルソーレが――。
「もちろん! そんな言い方は
と、自身の
「それにまたビクニたちと食事でもと思っていたのでぇ。こちらこそ行かせてくださいよぉ」
そして、ラルーナはペコリと
ルバートは二人の返事を聞くとスッと背を向け、手を振りながらその場を後にした。
その善良さ以上にブレないキザったらしさだ。
ルバートが
だが、ビクニはルバートは来ないのかと、
「ほら、ソニックも
ラルーナは俺にそう言うと、ビクニを
すると、俺の頭に乗っていたググが
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